HOME ニュース、国内

2022.06.30

アディダス契約アスリート4人がイベントに登場 浦野は「冬にマラソンを1本走りたい」
アディダス契約アスリート4人がイベントに登場 浦野は「冬にマラソンを1本走りたい」


左から塩澤稀夕(富士通)、浦野雄平(富士通)、上杉真穂(スターツ)、林奎介(GMOインターネットグループ)

「adidas Running/アディゼロ新商品発表会2022」が6月29日に都内で開かれ、ゲストとしてマラソンランナーの浦野雄平(富士通)、林奎介(GMOインターネットグループ)、上杉真穂(スターツ)、男子長距離の塩澤稀夕(富士通)が登壇した。

2024年パリ五輪代表選考会であるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得している浦野と上杉は「マラソンでパリ五輪に出場したい」と意気込み、塩澤は「5000mでパリ五輪に出場したい」、林は「パリ五輪のマラソン代表になるために、MGCの出場権を獲得したい」と、それぞれの目標を語った。

広告の下にコンテンツが続きます

今年2月の大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会で初マラソンながら3位(2時間7分52秒)と健闘した浦野は、「次は秋の海外マラソンに出ることも考えましたが、福嶋(正)総監督とも相談して『一度土台を作る期間を設けよう』ということになったので、冬にマラソンを1本走れたらと思っています」と、2023年秋のMGCを見据えて国内でのマラソンを予定していることを明かした。

富士通のチームメイトである日本記録保持者の鈴木健吾、東京五輪代表の中村匠吾からも刺激を受けており、「相談にも乗っていただきますし、マラソン練習は2人のメニューをベースに組み立てました。練習への姿勢や、普段の生活も見て学んでいます」と充実ぶりを口にする。また、國學院大時代の同期でMGCの出場権を獲得している土方英和(Honda)については「彼は大学時代から『長い距離で生きていく』と決めていて、力はあると思っていたので(活躍について)驚きはありませんでした。でも、『彼ができるなら僕もできる』と思っていますし、今は記録で劣っていますけど、これからは超えていきたいです」とライバル意識をのぞかせた。

浦野とは同じ富士通で1年後輩になる塩澤は「大学時代からトラックをメインにやってきて、それはブレていません」と話す。東海大4年時の2021年箱根駅伝では1区2位など長い距離にも対応してきたが、ターゲットはあくまでも5000m。東京五輪の5000mに出場した松枝博輝や坂東悠汰はチームメイトで、練習から切磋琢磨できる環境にある。「チーム全体の練習メニューがあるので、普段はそれをこなしています。自己ベストは13分31秒31ですが、もっと上を目指せる手応えはあります。来年は13分10秒台を出して参加標準記録を切りたい」とさらなる飛躍を誓っていた。

左から塩澤稀夕(富士通)、浦野雄平(富士通)、上杉真穂(スターツ)、林奎介(GMOインターネットグループ) 「adidas Running/アディゼロ新商品発表会2022」が6月29日に都内で開かれ、ゲストとしてマラソンランナーの浦野雄平(富士通)、林奎介(GMOインターネットグループ)、上杉真穂(スターツ)、男子長距離の塩澤稀夕(富士通)が登壇した。 2024年パリ五輪代表選考会であるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得している浦野と上杉は「マラソンでパリ五輪に出場したい」と意気込み、塩澤は「5000mでパリ五輪に出場したい」、林は「パリ五輪のマラソン代表になるために、MGCの出場権を獲得したい」と、それぞれの目標を語った。 今年2月の大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会で初マラソンながら3位(2時間7分52秒)と健闘した浦野は、「次は秋の海外マラソンに出ることも考えましたが、福嶋(正)総監督とも相談して『一度土台を作る期間を設けよう』ということになったので、冬にマラソンを1本走れたらと思っています」と、2023年秋のMGCを見据えて国内でのマラソンを予定していることを明かした。 富士通のチームメイトである日本記録保持者の鈴木健吾、東京五輪代表の中村匠吾からも刺激を受けており、「相談にも乗っていただきますし、マラソン練習は2人のメニューをベースに組み立てました。練習への姿勢や、普段の生活も見て学んでいます」と充実ぶりを口にする。また、國學院大時代の同期でMGCの出場権を獲得している土方英和(Honda)については「彼は大学時代から『長い距離で生きていく』と決めていて、力はあると思っていたので(活躍について)驚きはありませんでした。でも、『彼ができるなら僕もできる』と思っていますし、今は記録で劣っていますけど、これからは超えていきたいです」とライバル意識をのぞかせた。 浦野とは同じ富士通で1年後輩になる塩澤は「大学時代からトラックをメインにやってきて、それはブレていません」と話す。東海大4年時の2021年箱根駅伝では1区2位など長い距離にも対応してきたが、ターゲットはあくまでも5000m。東京五輪の5000mに出場した松枝博輝や坂東悠汰はチームメイトで、練習から切磋琢磨できる環境にある。「チーム全体の練習メニューがあるので、普段はそれをこなしています。自己ベストは13分31秒31ですが、もっと上を目指せる手応えはあります。来年は13分10秒台を出して参加標準記録を切りたい」とさらなる飛躍を誓っていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.28

中国陸連にWA加盟連盟賞 世界室内、ダイヤモンドリーグなど開催 競技会、ロードレースには600万人が参加

世界陸連(WA)は11月28日、ワールド・アスレティックス・アワード2025の加盟連盟賞に中国陸連を選出したと発表した。 加盟連盟賞は、年間を通して顕著な功績を挙げ、陸上競技の発展や知名度向上に大きく貢献した加盟連盟を表 […]

NEWS 青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

2025.11.28

青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]

NEWS デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

2025.11.28

デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

4年に一度、聴覚障者のための世界規模の総合スポーツ競技大会「デフリンピック」が11月26日に閉幕した。創設100周年の節目で初の日本開催だった今回、日本代表は過去最多となる51個のメダルを獲得した。各会場も盛り上がりを見 […]

NEWS 22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

2025.11.28

22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]

NEWS プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

2025.11.27

プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top