HOME ニュース、国内

2022.06.26

飯塚翔太31歳のバースデーラン20秒57の3位「まだベスト出せる」理想追求し試行錯誤/布勢スプリント
飯塚翔太31歳のバースデーラン20秒57の3位「まだベスト出せる」理想追求し試行錯誤/布勢スプリント

◇布勢スプリント2022(6月25、26日/鳥取・ヤマタスポーツパーク)1日目

日本グランプリシリーズ鳥取大会の「布勢スプリント2022」が行われた。

広告の下にコンテンツが続きます

男子200mには東京五輪代表の飯塚翔太(ミズノ)が出場。この日が31歳の誕生日だった飯塚は20秒57(+1.2)をマークして3位だった。

オレゴン世界選手権代表選考会だった日本選手権は20秒84(+1.7)で7位。参加標準記録(20秒24)とワールドランキングのアップを狙ったが「あとは(代表圏内に入るか)待ちます」と語った。

5月の静岡国際で20秒34をマーク。「前半は維持して後半頑張る」走りをして好結果だったが、日本選手権では「同じパターン」で臨んで厳しい結果に。今回は「前半から上げていって後半(失速を)抑える」意識で走ったという。

「試行錯誤ですね」。オリンピックは12年ロンドン、16年リオ、21年東京と3度出場してきた。自己ベスト20秒11は日本歴代3位。リオでは4×100mリレー銀メダル獲得と、日本スプリント界を牽引してきた。それでも、「毎年、理想の走りが違う」。昨年良かった走りが、今年良いかと言えば違う。自分のフィジカルと、調子と、感覚。研ぎ澄ませれば研ぎ澄ませるほど繊細で、難しい。それが楽しくもある。

「練習でもベストが出るなど数字も出ているので、自己ベストは更新できると思っています」と飯塚。まだまだ立ち止まるつもりはない。

長く一線で活躍する秘訣には「陸上と同じくらい没頭する趣味を持つこと」と飯塚。自身はゲームに夢中になる時間を作るようで「オンラインで僕のことを知らない人とゲームをする。陸上のことは考えません。そういった時間を持つことが大事じゃないですかね」と語った。

一方で、ともに走り続け、公私ともに交流のある桐生祥秀(日本生命)の休養宣言に理解を示す。「高校生の時から(注目されてきた)ですから」と慮り、「休んでいいと思うし、またパワーを蓄えて戻ってきますよ」と“兄貴分”らしくエールを送った。

◇布勢スプリント2022(6月25、26日/鳥取・ヤマタスポーツパーク)1日目 日本グランプリシリーズ鳥取大会の「布勢スプリント2022」が行われた。 男子200mには東京五輪代表の飯塚翔太(ミズノ)が出場。この日が31歳の誕生日だった飯塚は20秒57(+1.2)をマークして3位だった。 オレゴン世界選手権代表選考会だった日本選手権は20秒84(+1.7)で7位。参加標準記録(20秒24)とワールドランキングのアップを狙ったが「あとは(代表圏内に入るか)待ちます」と語った。 5月の静岡国際で20秒34をマーク。「前半は維持して後半頑張る」走りをして好結果だったが、日本選手権では「同じパターン」で臨んで厳しい結果に。今回は「前半から上げていって後半(失速を)抑える」意識で走ったという。 「試行錯誤ですね」。オリンピックは12年ロンドン、16年リオ、21年東京と3度出場してきた。自己ベスト20秒11は日本歴代3位。リオでは4×100mリレー銀メダル獲得と、日本スプリント界を牽引してきた。それでも、「毎年、理想の走りが違う」。昨年良かった走りが、今年良いかと言えば違う。自分のフィジカルと、調子と、感覚。研ぎ澄ませれば研ぎ澄ませるほど繊細で、難しい。それが楽しくもある。 「練習でもベストが出るなど数字も出ているので、自己ベストは更新できると思っています」と飯塚。まだまだ立ち止まるつもりはない。 長く一線で活躍する秘訣には「陸上と同じくらい没頭する趣味を持つこと」と飯塚。自身はゲームに夢中になる時間を作るようで「オンラインで僕のことを知らない人とゲームをする。陸上のことは考えません。そういった時間を持つことが大事じゃないですかね」と語った。 一方で、ともに走り続け、公私ともに交流のある桐生祥秀(日本生命)の休養宣言に理解を示す。「高校生の時から(注目されてきた)ですから」と慮り、「休んでいいと思うし、またパワーを蓄えて戻ってきますよ」と“兄貴分”らしくエールを送った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.13

ロス五輪のスケジュールが発表! 初日に女子100m決勝を実施 6日目午前に男子3000m障害決勝と女子やり投予選 フィナーレは男子マラソン

11月12日、2028年ロサンゼルス五輪の実行委員会は、全競技の実施日程を発表し、陸上競技についても各種目のラウンドスケジュールが明らかになった。 ロサンゼルス大会では、陸上競技を開幕週に実施することがすでに昨年の時点で […]

NEWS 月刊陸上競技2025年12月号

2025.11.12

月刊陸上競技2025年12月号

Contents EKIDEN REVIEW 全日本大学駅伝 駒大 最多V17! 王者の帰還。 追跡 藤田敦史監督が語る「勝つべくして勝った試合」 中大、青学大がトップスリー 学生駅伝Close-up 國學院大 出雲V2 […]

NEWS 日本陸連アスレティックスアワード 新人賞に古賀ジェレミー、清水空跳、坂ちはる、小林香菜の4人が選出

2025.11.12

日本陸連アスレティックスアワード 新人賞に古賀ジェレミー、清水空跳、坂ちはる、小林香菜の4人が選出

日本陸連は年間表彰式となるアスレティックス・アワード2025の受賞者一覧を発表した。 「2025年の活躍が顕著であり、将来が期待される競技者」に与えられる新人賞には日本陸連、東京運動記者クラブからそれぞれ男女1名ずつ、計 […]

NEWS 日本陸連アワード優秀選手賞に勝木隼人、藤井菜々子、村竹ラシッド、山西利和がノミネート!11/29にMVP発表

2025.11.12

日本陸連アワード優秀選手賞に勝木隼人、藤井菜々子、村竹ラシッド、山西利和がノミネート!11/29にMVP発表

日本陸連は年間表彰式となるアスレティックス・アワード2025の受賞者一覧を発表した。 「2025年において優秀な成績を収めた競技者」を表彰する優秀選手賞にノミネートしたのは、男子35km競歩の勝木隼人(自衛隊体育学校)、 […]

NEWS ホノルルマラソンに堀尾謙介、神野大地がエントリー ソウル五輪代表・浅井えり子さんも出場

2025.11.12

ホノルルマラソンに堀尾謙介、神野大地がエントリー ソウル五輪代表・浅井えり子さんも出場

11月12日、ホノルルマラソンの事務局は、12月14に日に開催される「JALホノルルマラソン2025」に堀尾謙介と神野大地(ともにM&Aベストパートナーズ)がエントリーしたことを発表した。 堀尾は22年の東京で […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top