
写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
6月25日、オレゴン世界選手権の選考会を兼ねた全米選手権3日目が、オレゴン州ヘイワードフィールドで行われ、女子400mハードルでは東京五輪金メダリストのシドニー・マクラフリンが自身の持つ世界記録を0.05秒更新する51秒41で優勝を飾った。
22歳のマクラフリンは今季初戦となった今月5日の競技会でパフォーマンス世界歴代3位の51秒61をマーク。昨日の準決勝では2着以下を大きく引き離す52秒90で決勝に駒を進めていた。決勝ではスタートから圧倒的なスピードでリードを奪い、残り100mの直線に入ってもライバルをさらに引き離してフィニッシュ。昨年の東京五輪で打ち立てた世界記録を再び塗り替えた。
この他、男子400mでは東京五輪5位で43秒45のベストを持つM.ノーマンが43秒56の今季世界最高で快勝。地元世界選手権への弾みとした。女子100mハードルでも東京五輪銀のK.ハリソンが今季トップタイムの12秒34(+1.4)をマークして、優勝を飾っている。男子棒高跳は実力者のC.ニルセンが5m70でV。女子三段跳のK.オルジはスタジアムレコードの14m79(+1.8)で全米6連覇を果たした。
また、女子400mは大学生の新星・T.ディックスが50秒22で優勝。女子陸上選手最多の11個のメダルを獲得しているA.フェリックスは51秒24で6位にとどまり、この種目での世界選手権出場を逃した。
男子200mは予選が行われ、東京五輪銅のN.ライルズが19秒95(+1.1)でトップ通過。U20世界記録保持者の18歳・E.ナイトンは20秒08(+1.1)をマークし、翌日の準決勝進出を決めている。
■女子400mH世界歴代10傑
51.41 S.マクラフリン(米国) 2022. 6.25
51.58 D.ムハンマド(米国) 2021. 8. 4
52.03 F.ボル(オランダ) 2021. 8. 4
52.34 Y.ペチョンキナ(ロシア) 2003. 8. 8
52.39 S.リトル(米国) 2021. 7. 4
52.42 M.ウォーカー(ジャマイカ) 2009. 8.20
52.47 L.ディーマス(米国) 2011. 9. 1
52.61 K.バッテン(米国) 1995. 8.11
52.62 T.ビュフォード(米国) 1995. 8.11
52.70 N.アンチュフ(ロシア) 2012. 8. 8
写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
6月25日、オレゴン世界選手権の選考会を兼ねた全米選手権3日目が、オレゴン州ヘイワードフィールドで行われ、女子400mハードルでは東京五輪金メダリストのシドニー・マクラフリンが自身の持つ世界記録を0.05秒更新する51秒41で優勝を飾った。
22歳のマクラフリンは今季初戦となった今月5日の競技会でパフォーマンス世界歴代3位の51秒61をマーク。昨日の準決勝では2着以下を大きく引き離す52秒90で決勝に駒を進めていた。決勝ではスタートから圧倒的なスピードでリードを奪い、残り100mの直線に入ってもライバルをさらに引き離してフィニッシュ。昨年の東京五輪で打ち立てた世界記録を再び塗り替えた。
この他、男子400mでは東京五輪5位で43秒45のベストを持つM.ノーマンが43秒56の今季世界最高で快勝。地元世界選手権への弾みとした。女子100mハードルでも東京五輪銀のK.ハリソンが今季トップタイムの12秒34(+1.4)をマークして、優勝を飾っている。男子棒高跳は実力者のC.ニルセンが5m70でV。女子三段跳のK.オルジはスタジアムレコードの14m79(+1.8)で全米6連覇を果たした。
また、女子400mは大学生の新星・T.ディックスが50秒22で優勝。女子陸上選手最多の11個のメダルを獲得しているA.フェリックスは51秒24で6位にとどまり、この種目での世界選手権出場を逃した。
男子200mは予選が行われ、東京五輪銅のN.ライルズが19秒95(+1.1)でトップ通過。U20世界記録保持者の18歳・E.ナイトンは20秒08(+1.1)をマークし、翌日の準決勝進出を決めている。
■女子400mH世界歴代10傑
51.41 S.マクラフリン(米国) 2022. 6.25
51.58 D.ムハンマド(米国) 2021. 8. 4
52.03 F.ボル(オランダ) 2021. 8. 4
52.34 Y.ペチョンキナ(ロシア) 2003. 8. 8
52.39 S.リトル(米国) 2021. 7. 4
52.42 M.ウォーカー(ジャマイカ) 2009. 8.20
52.47 L.ディーマス(米国) 2011. 9. 1
52.61 K.バッテン(米国) 1995. 8.11
52.62 T.ビュフォード(米国) 1995. 8.11
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