HOME 国内、大学

2022.05.19

走幅跳・高良彩花 セカンドベストの6m38!涙の4連覇達成「これが最後なんだな」 /関東IC
走幅跳・高良彩花 セカンドベストの6m38!涙の4連覇達成「これが最後なんだな」 /関東IC


◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)1日目

関東インカレの初日、女子走幅跳が行われ、高良彩花(筑波大)が6m38(+0.2)で優勝した。この記録は自己ベスト6m44に次ぐセカンドベストで、大学ベストでもある。

今回の優勝で4連覇を達成した高良。この種目での4連覇は85~88年の磯貝美奈子(群馬大)以来、史上2人目の快挙となった。試合後には普段のクールな表情とは打って変わって目頭を熱くした。「これが最後なんだな、セカンド、大学ベストを出せたと思ったら涙が出てきました」と最後の関東インカレ走幅跳を涙の優勝で終えた。

広告の下にコンテンツが続きます

ただ1人すべての跳躍で6m台をマークした高良。3本目はファウルだったが、「いい踏み切りができた」と手応えをつかんだ。5本目からは6m30台を3本そろえるハイアベレージで、「やっと練習の成果が出せました」と笑顔を見せる。

6本目は「会場の一体感がほしかったのと、もしかしたら跳べるかも」という期待を込めて客席に手拍子を求めた。その6本目で優勝記録の6m38。仲間の手拍子が記録を伸ばす手助けとなった。

だが、記録は「自己ベストを狙っていたので」と納得はいかない様子。6本目も「(6m38を)跳べた感覚はなかった」と語った。「スプリントの力がついている」のは確実だが、「思ったより助走に生かし切れていない」という。「助走で考え過ぎてしまう」のも課題であったが、木南記念からセイコーゴールデングランプリ、今大会を経て「考えなくても自然とできるようになった」。

続く日本選手権では秦澄美鈴(シバタ工業)との対決が待っている。「秦さんに追いつきたい」と語り、「パリ五輪や25年の世界選手権にも出場したい」とまだまだ上を見据えている。

3日目の三段跳にも出場予定で、走幅跳との2冠が懸かる。「三段跳の練習はあまりできていないです」と言うが、「勢い」を大事に「筑波大勢3人入賞と自己ベストが出せたら」と意気込みも語った。

◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)1日目 関東インカレの初日、女子走幅跳が行われ、高良彩花(筑波大)が6m38(+0.2)で優勝した。この記録は自己ベスト6m44に次ぐセカンドベストで、大学ベストでもある。 今回の優勝で4連覇を達成した高良。この種目での4連覇は85~88年の磯貝美奈子(群馬大)以来、史上2人目の快挙となった。試合後には普段のクールな表情とは打って変わって目頭を熱くした。「これが最後なんだな、セカンド、大学ベストを出せたと思ったら涙が出てきました」と最後の関東インカレ走幅跳を涙の優勝で終えた。 ただ1人すべての跳躍で6m台をマークした高良。3本目はファウルだったが、「いい踏み切りができた」と手応えをつかんだ。5本目からは6m30台を3本そろえるハイアベレージで、「やっと練習の成果が出せました」と笑顔を見せる。 6本目は「会場の一体感がほしかったのと、もしかしたら跳べるかも」という期待を込めて客席に手拍子を求めた。その6本目で優勝記録の6m38。仲間の手拍子が記録を伸ばす手助けとなった。 だが、記録は「自己ベストを狙っていたので」と納得はいかない様子。6本目も「(6m38を)跳べた感覚はなかった」と語った。「スプリントの力がついている」のは確実だが、「思ったより助走に生かし切れていない」という。「助走で考え過ぎてしまう」のも課題であったが、木南記念からセイコーゴールデングランプリ、今大会を経て「考えなくても自然とできるようになった」。 続く日本選手権では秦澄美鈴(シバタ工業)との対決が待っている。「秦さんに追いつきたい」と語り、「パリ五輪や25年の世界選手権にも出場したい」とまだまだ上を見据えている。 3日目の三段跳にも出場予定で、走幅跳との2冠が懸かる。「三段跳の練習はあまりできていないです」と言うが、「勢い」を大事に「筑波大勢3人入賞と自己ベストが出せたら」と意気込みも語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.16

佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]

NEWS 高知男女V 高知農は県高校最高記録 山田が中盤独走 地区代表は宇和11年ぶり、女子の新居浜東は初の全国/四国高校駅伝

2025.11.16

高知男女V 高知農は県高校最高記録 山田が中盤独走 地区代表は宇和11年ぶり、女子の新居浜東は初の全国/四国高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表を懸けた四国高校駅伝は11月16日、徳島県鳴門市の鳴門・大塚スポーツパーク周辺長距離走路で行われ、男女ともに高知勢が2連覇した。男子(7区間42.195km)は高知農が2時間6分22秒と、県大会でマ […]

NEWS 学法石川高コンビ快走 増子陽太5000m高校歴代3位の13分27秒26 栗村凌が歴代8位13分34秒38/日体大長距離競技会

2025.11.16

学法石川高コンビ快走 増子陽太5000m高校歴代3位の13分27秒26 栗村凌が歴代8位13分34秒38/日体大長距離競技会

第324回日本体育大学長距離競技会兼第18回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)が11月16日、神奈川県横浜市の同大学で行われ、NCG男子5000mで増子陽太(学法石川高3福島)が高校歴代3位、U […]

NEWS 東大阪大敬愛 久保凛で反撃し初Vで都大路 男子は西脇工が新妻兄弟で大逆転2連覇 須磨学園が地区代表/近畿高校駅伝

2025.11.16

東大阪大敬愛 久保凛で反撃し初Vで都大路 男子は西脇工が新妻兄弟で大逆転2連覇 須磨学園が地区代表/近畿高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表出場権を懸けた近畿高校駅伝は11月16日、奈良県宇陀市近畿高校駅伝特設コースで行われ、男子(7区間42.195km)は西脇工(兵庫)が2時間6分41秒で2連覇、女子(5区間21.0975km)は東大 […]

NEWS 橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」

2025.11.16

橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」

男子走幅跳日本代表の橋岡優輝(富士通)の陸上教室「HASHIOKA RUNNING ACADEMY FOR KIDS」が11月16日に都内で開かれた。 小学生を対象に、「一番身近で強力な助っ人」(橋岡)として、男子棒高跳 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top