セイコーゴールデングランプリを明日に控えて、トップ選手たちが前日会見に登壇した。
会見2部には男子100mに出場する、19年世界選手権王者のクリスチャン・コールマン(米国)に、小池祐貴(住友電工)、多田修平(同)、デーデー・ブルーノ(セイコー)という東京五輪代表勢が出席した。
コールマンはドーピング検査違反のため昨年は試合に出場せず。室内は60mを転戦して200mに出場しているが、これがドーハ世界選手権決勝以来の100mとなる。それでも、「室内でもいい状態で、練習の感覚もいい。不安はない」と語る。昨年の東京五輪には出場できず、これが初来日。国立競技場に「圧倒された。高速トラックなので楽しみ」だと話す。世界選手権へとつながる大事な初戦。「インドアで培ってきたものを出して、高いレベルのパフォーマンスでいいスタートを切りたい」と意気込んでいる。
織田記念を制した小池は、静岡国際の200mを含めて「試合勘が戻ってきた。あとは出力を上げるのに集中するだけ」と気合十分。コールマンとは19年に一度対戦済み。「映像ではなく肌で感じられるのは貴重な経験。経験値として生かしたい」と、世界王者との対戦を楽しみに待つ。明日は「(オレゴン世界選手権の参加標準記録10秒05を出したい」と照準を合わせている。
日本王者の多田は今季「いい結果を残せていない」が、セイコーゴールデングランプリに向けて「緊張感もあって、いい刺激があります」とスイッチが入った様子。東京五輪では100m予選敗退、4×100mリレーでバトンパスミスがあり「いい思い出がない」からこそ、それを塗り替える走りをするつもりだ。「記録よりも勝負にこだわって、楽しむところを意識したいです」と語った。
初めて所属先の冠大会に挑むデーデーは「2試合重ねてきて自分に足りなかったところを直しているので、成果を出したい」と言い、しっかりシーズンベストを出した上で「勝負したい」と語った。

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