2022.04.25
4月後半を迎え、全国各地でトップアスリートのエンジンがかかってきた。
4月23~24日に行われた出雲陸上は、2日目に日本グランプリシリーズを兼ねた男女100mと300mを実施。男子100mは桐生祥秀(日本生命)が予選で追い風参考ながら10秒12(+2.1)をマークすると、決勝も10秒18(+1.5)で快勝して国内初戦を飾った。昨年の日本選手権王者・多田修平(日本生命)は10秒27で2位、本郷汰樹(名大)が自己新の10秒30で3位に続き、東京五輪4×100mリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)は10秒50で8位だった。
男女300mでも好記録が生まれ、タイムレース決勝で行われた男子300mは最終3組を日本歴代6位の32秒56で制した川端魁人(中京大クラブ)が制し、同組2着だった佐藤拳太郎(富士通)も歴代7位タイの32秒59で続いた。ともに昨年の東京五輪4×400mリレーに出場し、昨年の日本選手権でも川端が初優勝、佐藤が2位と日本ロングスプリントを牽引する存在。1週間後の木南記念では、アジア大会選考レースとなる400mで熱戦を繰り広げそうだ。
女子300mは久保山晴菜(今村病院)が日本歴代3位の37秒54で優勝し、松本奈菜子(東邦銀行)が37秒82で2位、昨年の日本選手権400m覇者・小林茉由(J.VIC)は37秒92で3位だった。
女子100mは大学3年の三浦愛華(園田学園女大)が11秒76(+0.2)で、東京五輪4×100mリレーのアンカー・鶴田玲美(南九州ファミリーマート)を0.01秒抑えて優勝。予選で全体トップの11秒73(+0.7)を出していた髙橋明日香(バリュエンス)が11秒80で3位に入った。
3年ぶり開催となった高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンは、男子は上位3人が大会初の59分台をマークする熱戦となり、アレクサンダー・ムティソ(NDソフト)が59分56秒で2度目の優勝。日本勢は37歳・中村高洋(京セラ鹿児島)の10位(1時間2分21秒)が最高で、1秒差で佐藤悠基(SGホールディングス)と作田直也(JR東日本)が11位、12位に続いた。
女子はオマレ・ ドルフィン・ニャボケ(ユー・エス・イー)が1時間8分13秒で初優勝。2月中旬の全日本実業団ハーフを1時間7分56秒で制した実力を発揮した。45歳のシニード・ダイヴァー(豪州)が1時間9分00秒で2位に入り、自己ベストを2分30秒以上更新する1時間9分50秒をマークした山口遥(AC・KITA)が3位に食い込んだ。日本勢2、3番手は1時間10分43秒で5位の岩出玲亜(千葉陸橋)、1時間12分19秒で7位の下門美春(埼玉医科大グループ)だった。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.07
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.13
箱根駅伝V奪還狙う駒大 藤田敦史監督「100回大会の悔しさ晴らしたい」選手層に課題も手応えあり
第101回箱根駅伝に出場する駒大がオンラインで記者会見を開き、藤田敦史監督、大八木弘明総監督、選手が登壇、報道陣の取材に応じた。 藤田監督は「前回は出雲駅伝、全日本大学駅伝を制した状態で迎え、青山学院に負けて準優勝でした […]
2024.12.13
國學院大エースの平林清澄「どの区間でもエースとしての走りをする」最後の箱根駅伝「監督を大号泣させたい」
第101回箱根駅伝に出場する國學院大が12月13日、東京の渋谷キャンパスで壮行会が開かれ、前田康弘監督と選手たちが登壇。壮行会後に主将の平林清澄(4年)が報道陣の合同取材に応じた。 2冠を獲得しているだけに、壮行会にはフ […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会