HOME 国内、大学

2022.04.17

400mH東京五輪代表の黒川和樹が49秒40の大会新V「良いシーズンイン」/学生個人
400mH東京五輪代表の黒川和樹が49秒40の大会新V「良いシーズンイン」/学生個人


◇日本学生個人選手権(4月15~17日/神奈川・平塚)3日目

ワールドユニバーシティゲームズの選考会を兼ねた日本学生個人選手権。最終日に行われた男子400mハードルは、東京五輪代表の黒川和樹(法大)が49秒40の大会新で優勝した。

「前半から48秒台を意識して行きました」と黒川らしい積極的なレースを展開。後半も「しっかり走り切れたと思います」と言う。それだけに、「48秒に入ったかなと思ったので、記録にはアレ?という感じ」と苦笑いした。それでも、「昨年に比べれば良いシーズンインになっています」と成長を感じている。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年は飛躍の1年に。記録も48秒68まで短縮し、日本選手権初優勝、東京五輪出場と、瞬く間に世界が変わった。だが、五輪後は「自分の走り」を見失い、後半シーズンは49秒中盤あたりにとどまっていた。

この冬はスピード持久力をテーマに取り組んだ黒川。「これが走りに結びついていけば」と手応えはある。課題は400mのスピード。目標とする47秒、そして大学の先輩でもある為末大の47秒89の日本記録は「条件が合えば、とは思いますが、やっぱり47秒台は難しいし、為末さんはすごい」と成長すればするほど、その偉大さを実感する。

東京五輪で見せられなかった積極的な走り。今夏のオレゴン世界選手権こそ、持ち前の加速で「ファイナル進出」を目指す。今後は木南記念、静岡国際、セイコーゴールデングランプリ、関東インカレと続くが、「木南か、国立競技場である関東インカレで記録を狙いたい。調子は悪くないです」と、自己ベスト更新でオレゴン世界選手権の参加標準記録(48秒90)の突破を目指す。

広告の下にコンテンツが続きます
◇日本学生個人選手権(4月15~17日/神奈川・平塚)3日目 ワールドユニバーシティゲームズの選考会を兼ねた日本学生個人選手権。最終日に行われた男子400mハードルは、東京五輪代表の黒川和樹(法大)が49秒40の大会新で優勝した。 「前半から48秒台を意識して行きました」と黒川らしい積極的なレースを展開。後半も「しっかり走り切れたと思います」と言う。それだけに、「48秒に入ったかなと思ったので、記録にはアレ?という感じ」と苦笑いした。それでも、「昨年に比べれば良いシーズンインになっています」と成長を感じている。 昨年は飛躍の1年に。記録も48秒68まで短縮し、日本選手権初優勝、東京五輪出場と、瞬く間に世界が変わった。だが、五輪後は「自分の走り」を見失い、後半シーズンは49秒中盤あたりにとどまっていた。 この冬はスピード持久力をテーマに取り組んだ黒川。「これが走りに結びついていけば」と手応えはある。課題は400mのスピード。目標とする47秒、そして大学の先輩でもある為末大の47秒89の日本記録は「条件が合えば、とは思いますが、やっぱり47秒台は難しいし、為末さんはすごい」と成長すればするほど、その偉大さを実感する。 東京五輪で見せられなかった積極的な走り。今夏のオレゴン世界選手権こそ、持ち前の加速で「ファイナル進出」を目指す。今後は木南記念、静岡国際、セイコーゴールデングランプリ、関東インカレと続くが、「木南か、国立競技場である関東インカレで記録を狙いたい。調子は悪くないです」と、自己ベスト更新でオレゴン世界選手権の参加標準記録(48秒90)の突破を目指す。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.17

女子1500m・キピエゴンが先頭譲らず史上初の3連覇! ハンマー投・カツバーグが84m70でV2/世界陸上Day4

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、女子1500m決勝ではフェイス・キピエゴン(ケニア)が3分52秒15で同種目史上初の3連覇を果たした。 これぞ女王 […]

NEWS 110mH5位の村竹ラシッド 人生懸けて過ごした1年「何が足りなかったんだろう」/東京世界陸上

2025.09.17

110mH5位の村竹ラシッド 人生懸けて過ごした1年「何が足りなかったんだろう」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。昨年のパリ五輪(5位) […]

NEWS 入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上

2025.09.17

入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京2025世界陸上財団は9月16日、東京世界陸上の4日目(DAY4)までの総入場者数が30万人を突破したことを発表した。 世界陸上は大会初日、2日目とイブニングセ […]

NEWS 足の痛みに耐えた赤松諒一 2大会連続8位タイも「2m28は絶対に跳べると思っていた」/東京世界陸上

2025.09.17

足の痛みに耐えた赤松諒一 2大会連続8位タイも「2m28は絶対に跳べると思っていた」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m24を跳び、8位入賞を果たした。 前回のブダペス […]

NEWS 走高跳・瀬古優斗10位 初出場で入賞逃す悔しさを感じつつ「夢の舞台を経験して最高」/東京世界陸上

2025.09.17

走高跳・瀬古優斗10位 初出場で入賞逃す悔しさを感じつつ「夢の舞台を経験して最高」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した瀬古優斗(FAAS)が2m20で10位だった。 入賞を逃し、満足はしていない。だが、世界 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top