HOME ニュース、国内

2022.04.17

園田世玲奈が初の日本代表へ 派遣設定突破の2時間45分48秒でV/日本選手権35km競歩
園田世玲奈が初の日本代表へ 派遣設定突破の2時間45分48秒でV/日本選手権35km競歩


第106回日本選手権35km競歩・第61回全日本競歩輪島大会は4月17日、石川県輪島市の道の駅輪島ふらっと訪夢前往復コースで行われ、女子35kmは実業団4年目の園田世玲奈(NTN)が2時間45分48秒でV。オレゴン世界選手権の派遣設定記録(2時間51分00秒)を突破して世界選手権代表に内定した

園田が終始、その強さを見せた。スタートから先頭に立ち、派遣設定記録よりも速いペース(1km4分53秒)で進む。5km24分08秒、10km48分03秒。ここから2位以降と大きく差を広げていき、15km(1時間11分43秒)では2位に1分00秒差をつけた。その後も20km1時間35分19秒、25km1時間58分48秒、30km2時間22分19秒と勢いは衰えない。そのまま単独歩で派遣設定記録から5分以上早くフィニッシュした。

広告の下にコンテンツが続きます

25歳の園田は滋賀県出身。草津東高から中京大を経て、19年にNTNに入社した。高校時代は14年インターハイ5000m競歩で9位と惜しくも入賞を逃している。大学時代は4年時の18年に10000m競歩で日本学生個人選手権優勝、日本インカレ2位の成績を残した。この年から50km競歩にも取り組み、全日本競歩高畠大会で優勝。この時のタイム(4時間29分45秒)が学生最高記録として残っている。これまで大会では上位に顔を出しているものの、日本代表の経験はない。

今シーズンは3月20日の全日本競歩能美大会20kmで1時間32分12秒で優勝。2年前に出した自己ベストを一気に3分09秒も更新するなど調子を上げていた。

初の世界選手権代表に内定した園田は「(今年から国際大会が)50kmから35kmに変更されて、このチャンスをつかみたいと思っていたので、本当にうれしい。ひとり旅で難しいレースだったけど、応援が力になりました」と言葉を弾ませた。

国内で初めて35kmが実施された今大会。最も良い記録は今後日本記録の可能性があるものの、すぐには日本記録にはならず、ルール上「日本最高記録」の扱いとなる。競技会規則では「新しい種目が加わった時、および記録の扱い方が変更になった場合には、その年に出されたもっともよい記録を日本記録として扱う」となっている。

■女子35km上位成績
園田世玲奈(NTN) 2.45.48 
河添 香織(自衛隊体育学校) 2.54.25 
矢来 舞香(千葉興業銀行) 2.55.55 
渕瀬真寿美(建装工業) 2.59.18 
立見 真央(田子重) 2.59.37 
熊谷 菜美(関彰商事) 3.02.44 
落合 早峰(中京大) 3.16.05 
吉住 友希(船橋整形外科) 3.18.57 

第106回日本選手権35km競歩・第61回全日本競歩輪島大会は4月17日、石川県輪島市の道の駅輪島ふらっと訪夢前往復コースで行われ、女子35kmは実業団4年目の園田世玲奈(NTN)が2時間45分48秒でV。オレゴン世界選手権の派遣設定記録(2時間51分00秒)を突破して世界選手権代表に内定した 園田が終始、その強さを見せた。スタートから先頭に立ち、派遣設定記録よりも速いペース(1km4分53秒)で進む。5km24分08秒、10km48分03秒。ここから2位以降と大きく差を広げていき、15km(1時間11分43秒)では2位に1分00秒差をつけた。その後も20km1時間35分19秒、25km1時間58分48秒、30km2時間22分19秒と勢いは衰えない。そのまま単独歩で派遣設定記録から5分以上早くフィニッシュした。 25歳の園田は滋賀県出身。草津東高から中京大を経て、19年にNTNに入社した。高校時代は14年インターハイ5000m競歩で9位と惜しくも入賞を逃している。大学時代は4年時の18年に10000m競歩で日本学生個人選手権優勝、日本インカレ2位の成績を残した。この年から50km競歩にも取り組み、全日本競歩高畠大会で優勝。この時のタイム(4時間29分45秒)が学生最高記録として残っている。これまで大会では上位に顔を出しているものの、日本代表の経験はない。 今シーズンは3月20日の全日本競歩能美大会20kmで1時間32分12秒で優勝。2年前に出した自己ベストを一気に3分09秒も更新するなど調子を上げていた。 初の世界選手権代表に内定した園田は「(今年から国際大会が)50kmから35kmに変更されて、このチャンスをつかみたいと思っていたので、本当にうれしい。ひとり旅で難しいレースだったけど、応援が力になりました」と言葉を弾ませた。 国内で初めて35kmが実施された今大会。最も良い記録は今後日本記録の可能性があるものの、すぐには日本記録にはならず、ルール上「日本最高記録」の扱いとなる。競技会規則では「新しい種目が加わった時、および記録の扱い方が変更になった場合には、その年に出されたもっともよい記録を日本記録として扱う」となっている。 ■女子35km上位成績 園田世玲奈(NTN) 2.45.48  河添 香織(自衛隊体育学校) 2.54.25  矢来 舞香(千葉興業銀行) 2.55.55  渕瀬真寿美(建装工業) 2.59.18  立見 真央(田子重) 2.59.37  熊谷 菜美(関彰商事) 3.02.44  落合 早峰(中京大) 3.16.05  吉住 友希(船橋整形外科) 3.18.57 

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2026.01.23

編集部コラム「年末年始」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 中島佑気ジョセフに立川市市民栄誉表彰「地道に一歩ずつ頑張ることが大事」母校凱旋に熱烈歓迎、卒業文集に書いた夢明かす

2026.01.23

中島佑気ジョセフに立川市市民栄誉表彰「地道に一歩ずつ頑張ることが大事」母校凱旋に熱烈歓迎、卒業文集に書いた夢明かす

男子400m日本記録保持者の中島佑気ジョセフ(富士通)が、地元の立川市から市民栄誉表彰が授与された。 昨年の東京世界選手権では、予選で44秒44の日本新を出すと、準決勝では組2着に入って1991年東京大会の高野進以来とな […]

NEWS 招待選手が抱負!上杉真穂「全力を出し切る」西村美月「これからにつなげる」伊澤菜々花「心を燃やして」前回の雪辱へ/大阪国際女子マラソン

2026.01.23

招待選手が抱負!上杉真穂「全力を出し切る」西村美月「これからにつなげる」伊澤菜々花「心を燃やして」前回の雪辱へ/大阪国際女子マラソン

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズG1の大阪国際女子マラソンを2日後に控え、有力選手が前々日会見に登壇した。 22年にこの大会で2位に入るなど国内では実績と経験のある上杉真穂(東京メトロ)は、「練習も順 […]

NEWS 東京五輪マラソン銀・コスゲイ ケニアからトルコへ国籍変更! ロス五輪の出場目指し、複数のケニア人ランナーも同調

2026.01.23

東京五輪マラソン銀・コスゲイ ケニアからトルコへ国籍変更! ロス五輪の出場目指し、複数のケニア人ランナーも同調

女子マラソンの東京五輪銀メダリストB.コスゲイら複数のケニア人選手が、国籍をトルコに変更することが明らかになった。 現在32歳のコスゲイは、19年に2時間14分04秒の世界記録(当時)を樹立。21年東京五輪以来ケニア代表 […]

NEWS 2004年五輪短距離入賞のララヴァ・コリオが禁止薬物で暫定資格停止処分 21年ニューヨークマラソンVのコリルも

2026.01.23

2004年五輪短距離入賞のララヴァ・コリオが禁止薬物で暫定資格停止処分 21年ニューヨークマラソンVのコリルも

世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は1月23日までに、女子短距離のI.ララヴァ・コリオ(ブルガリア)ら複数の選手に対し資格停止処分または暫定資格停止処分を科すことを発表し […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年2月号 (1月14日発売)

2026年2月号 (1月14日発売)

EKIDEN Review
第102回箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
全国高校駅伝
全国中学校駅伝
富士山女子駅伝

page top