短距離のアリソン・フェリックスが今季限りで引退 五輪メダル11個は女子陸上選手最多
写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
女子短距離のアリソン・フェリックス(米国)が4月13日、自身のインスタグラムを通じて今シーズン限りでの引退を発表した。
現在36歳のフェリックスは、五輪でリレーを含む計11個のメダルを獲得し、陸上女子選手では最多。また、米国陸上選手でもカール・ルイスの10個を上回り最も多い。そのうち7つが金メダルで、個人では200mでは12年ロンドン大会を制している。04年アテネ大会、08年北京大会はいずれも銀メダルだった。400mにも取り組み、16年リオ大会では銀、昨年の東京大会では銅メダルを手にした。リレーは4×100m、4×400mの両方で活躍し、ロンドン、リオと2大会連続で両リレー制覇に貢献している。
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世界選手権では200mで3連覇(05年、07年、09年)など、リレーを含めて計18のメダルを獲得した。
今後は4月30日に米国で実施されるペンリレーの300mに出場することが発表されており、これが東京五輪後初のレースとなる。フェリックスは7月のオレゴン世界選手権について明言していない。世界選手権に出場するためには、6月に開催される全米選手権で代表に選ばれる必要がある。
フェリックスは、自身のインスタグラムに「今シーズンはタイムではなく、ただ喜びのためのもの。トラックでお目にかかることができれば、その時々の瞬間、思い出、そして私からの感謝の気持ちをあなたと分かち合いたい」と綴っている。
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