◇名古屋ウィメンズマラソン2022(3月13日/バンテリンドームナゴヤ発着)
ルース・チェプンゲティチ(ケニア)が2時間17分18秒の大会新で優勝。安藤友香(ワコール)が2時間22分22秒で日本人トップの3位に入り、7月のオレゴン世界選手権の派遣設定記録(2時間23分18秒)を突破した。また、鈴木優花(大東大)が学生新記録の2時間25分02秒で5位をマークした。
パリ五輪代表選考レースのマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権では、日本人6番手の9位(2時間26分23秒)に入った竹本香奈子(ダイハツ)までがこの大会で獲得。11位の岩出玲亜(千葉陸協)、13位の川内理江(大塚製薬)も2レース平均で規定の2時間28分00秒以内を満たし、MGC出場権を得た。
チェプンゲティチが6km過ぎにペースメーカーを振り切ってハイペースで飛び出す中、安藤も粘りのレースを見せた。序盤は5kmごとに16分35秒、16分33秒、16分52秒と15kmまで進んでいったが、20kmまでの5kmは、ロナ・チェムタイ・サルペーター(イスラエル)とともに16分16秒までペースアップ。20km過ぎにサルペーターに置いていかれたものの、25kmまでを16分14秒でカバーした。
そこからの5kmごとは16分57秒、17分27秒、17分42秒とペースダウンしたが、後半はほぼ単独走ながら自己ベスト(2時間21分36秒/17年)に次ぐ自己2番目のタイムでフィニッシュした。
17年のロンドン世界選手権代表だったが、昨年の東京五輪はマラソンで代表を得られず、10000mで出場。今回は再びマラソンで世界を目指そうと挑戦した。
安藤は「思ったより早く前に出られて、世界との差を感じました。強い選手についていけずに悔しいです。ただ最後まで粘れたので、その悔しさをつなげていきたいです」と話していた。
■名古屋ウィメンズマラソン2022
15位まで成績(2時間30分切り)
2.17.18 ルース・チェプンゲティッチ(ケニア)
2.18.45 ロナチェムタイ・サルピーター(イスラエル)
2.22.22 安藤 友香(ワコール)
2.24.26 細田 あい(エディオン)
2.25.02 鈴木 優花(大東大)
2.25.10 エロイーズ・ウェリングズ(豪州)
2.25.15 福良 郁美(大塚製薬)
2.25.56 太田 琴菜(日本郵政グループ)
2.26.23 竹本香奈子(ダイハツ)
2.26.50 池田 千晴(日立)
2.27.03 岩出 玲亜(千葉陸協)
2.27.16 和久 夢来(ユニバーサルエンターテインメント)
2.27.52 川内 理江(大塚製薬)
2.28.28 足立 由真(京セラ)
2.28.56 大西ひかり(日本郵政グループ)
■名古屋ウィメンズでのMGC獲得者
◇日本人1~3位で2時間28分00秒以内
2.22.22 安藤 友香(ワコール)
2.24.26 細田 あい(エディオン)
2.25.02 鈴木 優花(大東大)
◇日本人4~6位で2時間27分00秒以内
2.25.15 福良 郁美(大塚製薬)
2.25.56 太田 琴菜(日本郵政グループ)
2.26.23 竹本香奈子(ダイハツ)
◇対象大会2レース平均2時間28分00秒以内
2.27.03 岩出 玲亜(千葉陸協)22年大阪国際で2時間27分14秒
2.27.52 川内 理江(大塚製薬)22年大阪国際で2時間25分35秒

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.04
いざ、出陣!日本代表壮行会 村竹ラシッド「一緒に盛り上げていきましょう!」/東京世界陸上
-
2025.09.03
-
2025.09.03
-
2025.09.03
-
2025.09.03
-
2025.09.03
-
2025.09.03
-
2025.09.03
2025.09.03
開幕迫る東京世界陸上!聖地・国立競技場の大会装飾も公開 準備も最終段階
-
2025.08.31
-
2025.09.02
-
2025.08.31
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.27
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.04
ニューバランスから東京を象徴する銀杏をモチーフにデザインされた限定コレクション「Ginkyo Collection」が登場!
ニューバランスジャパンは、今秋に新たなコレクション「Ginkyo Collection」を発売することを発表した。 「Ginkyo Collection」は日本のクラフトマンシップの精神と美しさを体現し、東京を象徴する樹 […]
2025.09.03
東京世界陸上まであと10日!東京スカイツリーが「サンライズレッド」に 91年レジェンドも集結
東京世界選手権の開幕まであと10日に迫る9月3日、日本陸連は「日本代表応援東京スカイツリーライティングセレモニー」を開催した。 日本陸連が今年100周年を迎える節目であり、34年ぶりに東京で世界選手権が開催。日本代表への […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99