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Playback2021日本記録/三浦龍司、3000m障害で3度更新 圧巻は転倒した日本選手権


2021年は21個もの日本記録(タイ記録含む)が誕生した。東京五輪イヤーという特別な1年に樹立された日本記録を振り返っていく。

転んでも日本新

21個の日本記録のうちの3つが、一人の大学生によって更新された。男子3000m障害の三浦龍司(順大)だ。

学生ルーキーだった昨年、コロナ禍でシーズンインが大幅に遅れたものの7月のホクレンディスタンスで日本歴代2位の8分19秒37をマークした三浦。記録更新は目前だった。

1度目は5月のREADY STEADY TOKYO。国立競技場で行われた東京五輪テストイベントで、8分17秒46といとも簡単に日本記録を更新し、東京五輪の参加標準記録を突破した。

さらに6月の日本選手権では、さらに驚愕のパフォーマンスを見せる。悠々とトップをひた走る三浦は、ラスト1周を前にした水濠でまさかの転倒。だが、「電光掲示板を見て前と差があまり開いていない」と冷静に対応し、一気にスピードを上げる。

何事もなかったかのように1周回り、トップでフィニッシュ。タイマーは衝撃の8分15秒99と、転倒してもなお自身の日本記録を2秒ほど縮めた。

だが「三浦旋風」はここで止まらない。東京五輪では日本代表の先陣を切って登場。予選で海外勢と互角に渡り合い、8分09秒92で2着通過を果たした。日本人初の8分10秒切り、日本勢決勝進出は1972年ミュンヘン五輪の小山隆治以来、49年ぶりだった。

迎えた決勝で、その若き才能は世界へと羽ばたく。序盤は先頭に立つ場面を作り、ペースが上がってからも上位でレースを進める。そして残り1周で10番目だった三浦は持ち味のスパートで入賞ラインへと顔を出す。

最後は8分16秒90で7位。同種目で日本人初の入賞という大快挙を成し遂げた。

「サンショーは自分の個性を出せる唯一の種目。自分の持っている力を出し切るまで向き合っていきたい」

正月の箱根駅伝を終えた後、再び世界へと向けて突き進んでいく。

■男子3000m障害 日本歴代10傑
8.09.92 三浦 龍司(順大2) 2021. 7.30
8.18.93 岩水 嘉孝(トヨタ自動車) 2003. 8.23
8.19.52 新宅 雅也(ヱスビー食品) 1980. 7. 8
8.19.96 山口 浩勢(愛三工業) 2021. 6.26
8.20.70 青木 涼真(Honda) 2021. 6.26
8.21.6 小山 隆治(クラレ) 1974. 2021. 6.22
8.23.93 阪口 竜平(SGHスグループ) 2021.5.9
8.25.49 潰滝 大記(富士通) 2021. 6.26
8.26.48 内冨 恭則(中国電力) 1997.10.29
8.27.15 山田 和人(日産自動車) 1990. 8.17

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