住友電工は、2022年4月入社予定の選手を発表。男子110mハードルの泉谷駿介(順大)、男子短距離の上山紘輝(近大)、同の安田圭吾(大東大)の3人が加入する。
110mハードルで13秒06の日本記録を持つ泉谷。今年の日本選手権で驚異的な日本記録を樹立し、ファイナルを目指した東京五輪では準決勝に進出した。そのレースでは脚をハードルにぶつけて失速した影響でわずかに決勝には届かなかったが、確かに近づいた瞬間でもあった。
神奈川・武相高時代は八種競技でインターハイ優勝。走幅跳(7m92)、三段跳(16m08)と各種目で好記録を持つマルチアスリートで、100mも10秒37の自己記録を持つ。順大では110mハードルの才能を開花。18年にU20世界選手権銅メダル、19年に13秒36の日本タイ記録(当時)、ドーハ世界選手権代表入り(欠場)、そして今年の日本選手権で13秒06の日本記録保持者となり、オリンピアンとなった。
住友電工には、同じく東京五輪に出場した短距離の小池祐貴、多田修平や、十種競技の丸山優真、女子短距離の御家瀬緑らが所属。同社は「新戦力として3選手を迎えることでチームの底上げを図るとともに、世界の舞台を目指して挑戦する選手の育成に力を注ぎます」とコメントしている。世界に誇るハードラーが、新たな環境で世界のファイナルを目指す。
上山は200mで20秒69のベストを持ち、今年の日本インカレ2位、日本選手権でも5位入賞。多田と練習拠点をともにしている安田はU20世界選手権代表の経験があり、200m20秒61がベスト。昨年の日本インカレでは3位に入っている。小池、多田らと組むことになる4×100mリレーでどんな記録が出るのかにも注目が集まる。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.09.13
-
2025.09.13
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
-
2025.09.11
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.13
混合マイル8位入賞 世界との力の差を痛感するも、「底上げができている。まだまだ成長段階」/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、男女混合4×400mR決勝で、日本は3分17秒53で8位に入った。 モーニングセッションで行われた予選で、出した日 […]
2025.09.13
初の決勝となった日本の男女混合4×400mR 8位入賞で歴史を作り、女子短距離に大きな足跡/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、男女混合4×400mR決勝で、日本は3分17秒53で8位。それでもこの種目初入賞を遂げた。 日本のオーダーは3分1 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/