HOME 駅伝、箱根駅伝

2021.12.09

関東学連が箱根出場校に向けたコロナ対策を公表 今回も「コース沿道近隣でのいかなる活動を一切禁止」
関東学連が箱根出場校に向けたコロナ対策を公表 今回も「コース沿道近隣でのいかなる活動を一切禁止」


関東学連は12月9日、第98回箱根駅伝(2022年1月2日、3日)の出場校に向けた新型コロナウイルスの感染防止対策についての指針を通達した。

これまで行われている競技会同様に大会前2週間の体調管理チェックシートの提出を義務づけるほか、ウォーミングアップや競技中以外は常時マスクを着用する。使用したマスクは自宅で破棄するように呼びかけている。

広告の下にコンテンツが続きます

万が一チームから感染者が出た場合の出場可否も細かく明記。12月12日以降に関係者に感染者が出た場合は該当者の出場および会場への出入りは認めない。濃厚接触者と判断された者については、12月12日から18日であれば14日間にわたり健康状態を観察する期間を経過し、症状が出ない場合はチーム・個人問わず出場できる。ただし、大会2週間前となる12月19日以降に濃厚接触者として認定された場合は、該当者の出場・会場への出入りは認めないとした。

12月12日以降に感染疑い症状(発熱、咳、咽頭痛、息切れ、全身倦怠感、下痢、味覚
障害など)があった者については、各種感染症リスクも考慮し、原則として該当者の出場および会場への立ち入りを認めないとした。ただし、「発症後から少なくとも8日以上が経過していること」「薬剤を服用していない状態で解熱後および症状消失後、少なくとも3日以上経過していること」の2つの要件を両方満たしている場合は出場および会場への立ち入りが認められている。

また、大会当日は、サーモグラフィーなどを使って検温を実施。スタート、フィニッシュ地点でのチーム同士の声かけ、円陣は禁止され、中継地点におけるタスキリレー時の次走者への声かけも禁じられる。ただし、前回大会は禁止されていた「胴上げ」については注意事項から外れている。

付き添いなど来場を認める人数も前回同様に制限。給水時にはビブス、マスク、ゴーグル、使い捨て手袋の着用を義務づける。一般のファンへの観戦を控えるようお願いしていることからも、OB会や応援団などに対して「コース沿道近隣でのいかなる活動を一切禁止することを周知してほしい」とした。

広告の下にコンテンツが続きます

このほか、宿泊については1人部屋を推奨、大会まで感染リスクが高まる懇親会やカラオケ、アルバイトなど「3密を避ける行動を心掛けてください」と明記されている。

前回大会もコロナ禍で開催され、沿道での観戦者数は前年比85%減の約18万人という結果に。新しい様式での大会運営を模索し、開催にこぎつけようとした関係者の努力が数字となって表れた。

キャッチコピーは「応援したいから、応援に行かない。」

今回も主催する関東学連の学生たち、そして選手たちの努力が報われる大会となるよう、箱根駅伝に携わる全関係者の協力が求められる。

※文中に誤りがあったため修正しました

関東学連は12月9日、第98回箱根駅伝(2022年1月2日、3日)の出場校に向けた新型コロナウイルスの感染防止対策についての指針を通達した。 これまで行われている競技会同様に大会前2週間の体調管理チェックシートの提出を義務づけるほか、ウォーミングアップや競技中以外は常時マスクを着用する。使用したマスクは自宅で破棄するように呼びかけている。 万が一チームから感染者が出た場合の出場可否も細かく明記。12月12日以降に関係者に感染者が出た場合は該当者の出場および会場への出入りは認めない。濃厚接触者と判断された者については、12月12日から18日であれば14日間にわたり健康状態を観察する期間を経過し、症状が出ない場合はチーム・個人問わず出場できる。ただし、大会2週間前となる12月19日以降に濃厚接触者として認定された場合は、該当者の出場・会場への出入りは認めないとした。 12月12日以降に感染疑い症状(発熱、咳、咽頭痛、息切れ、全身倦怠感、下痢、味覚 障害など)があった者については、各種感染症リスクも考慮し、原則として該当者の出場および会場への立ち入りを認めないとした。ただし、「発症後から少なくとも8日以上が経過していること」「薬剤を服用していない状態で解熱後および症状消失後、少なくとも3日以上経過していること」の2つの要件を両方満たしている場合は出場および会場への立ち入りが認められている。 また、大会当日は、サーモグラフィーなどを使って検温を実施。スタート、フィニッシュ地点でのチーム同士の声かけ、円陣は禁止され、中継地点におけるタスキリレー時の次走者への声かけも禁じられる。ただし、前回大会は禁止されていた「胴上げ」については注意事項から外れている。 付き添いなど来場を認める人数も前回同様に制限。給水時にはビブス、マスク、ゴーグル、使い捨て手袋の着用を義務づける。一般のファンへの観戦を控えるようお願いしていることからも、OB会や応援団などに対して「コース沿道近隣でのいかなる活動を一切禁止することを周知してほしい」とした。 このほか、宿泊については1人部屋を推奨、大会まで感染リスクが高まる懇親会やカラオケ、アルバイトなど「3密を避ける行動を心掛けてください」と明記されている。 前回大会もコロナ禍で開催され、沿道での観戦者数は前年比85%減の約18万人という結果に。新しい様式での大会運営を模索し、開催にこぎつけようとした関係者の努力が数字となって表れた。 キャッチコピーは「応援したいから、応援に行かない。」 今回も主催する関東学連の学生たち、そして選手たちの努力が報われる大会となるよう、箱根駅伝に携わる全関係者の協力が求められる。 ※文中に誤りがあったため修正しました

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.16

800m昨年全国8位の菊池晴太が1分50秒03の大会新V「収穫と悔しさがある」400mH長谷川桜介が51秒19、三段跳の菅野穂乃は大会新/IH東北

◇インターハイ東北地区大会(6月13~16日/青森・カクヒログループアスレチックスタジアム)3日目 広島インターハイを懸けた東北地区大会の3日目が行われ、男子800mは菊池晴太(盛岡第四3岩手)が1分50秒03の大会新で […]

NEWS 東大阪大敬愛が女子総合V2 広島IHへ、久保凛「笑顔で締めくくりたい」 男子は洛南が10連覇 /IH近畿

2025.06.16

東大阪大敬愛が女子総合V2 広島IHへ、久保凛「笑顔で締めくくりたい」 男子は洛南が10連覇 /IH近畿

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)最終日 広島インターハイを懸けた近畿地区大会の最終日が行われ、前日までと同様、各種目でし烈な戦いが繰り広げられた。 広告の下にコンテンツが続き […]

NEWS 走幅跳IH2位の成澤柚日が自己新6m11で3連覇!柴田弥聖が2年連続ロングスプリント2冠/IH北関東

2025.06.16

走幅跳IH2位の成澤柚日が自己新6m11で3連覇!柴田弥聖が2年連続ロングスプリント2冠/IH北関東

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/栃木県宇都宮市・県総合運動公園カンセキスタジアム) 広島インターハイを懸けた北関東地区大会の2日目が行われ、女子走幅跳で成澤柚日(共愛学園3群馬)が自己新の6m11(+1. […]

NEWS 円盤投・松元美春が最終投てきで大逆転連覇&3年連続IHへ!走幅跳・木浦が自己新連発7m20、大混戦800mは田中が2年生V/IH南九州

2025.06.16

円盤投・松元美春が最終投てきで大逆転連覇&3年連続IHへ!走幅跳・木浦が自己新連発7m20、大混戦800mは田中が2年生V/IH南九州

◇インターハイ南九州地区大会(6月13~16日/熊本市・えがお健康スタジアム)3日目 広島インターハイを懸けた南九州地区大会の3日目が行われ、女子円盤投は松元美春(出水3鹿児島)が39m42で2連覇を達成した。 広告の下 […]

NEWS 中村学園女3種目V 小松美咲800m2分05秒63の大会新で2連覇&2冠 走幅跳とハンマー投も制す 大塚涼也がやり投65m51/IH北九州

2025.06.16

中村学園女3種目V 小松美咲800m2分05秒63の大会新で2連覇&2冠 走幅跳とハンマー投も制す 大塚涼也がやり投65m51/IH北九州

◇インターハイ北九州地区大会(6月13日~16日/佐賀・SAGAスタジアム) 広島インターハイをかけた北九州地区大会の3日目が行われ、中村学園女(福岡)が女子3種目で制した。 広告の下にコンテンツが続きます なかでも80 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top