23日、神奈川・相模原ギオンスタジアムで関東学連主催の10000m記録挑戦競技会が行われ、箱根駅伝出場校のエースたちが競い合った。
同競技会は出場選手の目標タイムによって組分けされ、設定タイムがもっとも高かった9組目では明大の児玉真輝(2年)が28分32秒71でトップ。自己記録(28分22秒27)には届かなかったが、「今日は記録を狙うというよりは28分30~40秒くらいを狙い、レースの流れに乗って組トップになれたらと思っていました」と充実の表情を浮かべた。
児玉は今年5月の関東インカレ前に肺気胸を患い、前半シーズンを棒に振ったが見事に復活。来年1月の箱根駅伝に向けては「(優勝候補の)駒大は自分と同じ2年生世代に強い選手がそろっている。彼らには負けたくない」と強い対抗心を示した。
同組2着は今年の箱根駅伝で関東学生連合チームの6区を走った大川歩夢(東経大3)で28分33秒02。10月の出雲駅伝2区で区間賞を獲得した木付琳(國學院大4)が28分37秒76で3着だった。
箱根駅伝予選会で敗退したチームの選手で構成される関東学生連合チームの選手も複数名出場し、日本薬科大の中山雄太(3年)が9組5着(28分39秒64)と好走。「28分40秒を目標にしていたので、クリアすることができました。高いレベルで競技をしていきたいので、箱根駅伝では大迫(傑)選手が走っていた1区や、相澤(晃/旭化成)選手が走ってきた2区を走りたい。箱根は小学生の時からの夢なので、絶対に走りたい」と意気込んだ。
今年の箱根駅伝王者で11月の全日本大学駅伝でも2連覇を果たした駒大勢も出場し、唐澤拓海(2年)が28分43秒83で全体7位。ケガで全日本大学駅伝を欠場してから初のトラックレースとなったが、「今日は28分30秒くらいを狙っていたので、ちょっとダメでしたね。痛みはもうないので、箱根駅伝ではとにかくチームに貢献する走りがしたい」と話した。


RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.21
100mH今村好花「全国でどうしても出したかった」圧巻の中学新記録で連覇達成!/沖縄全中
2025.08.21
100mH清山ちさと日本歴代3位の12秒77!100mは小池がV/トワイライト・ゲームス
-
2025.08.20
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.19
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.07.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.21
100mH今村好花「全国でどうしても出したかった」圧巻の中学新記録で連覇達成!/沖縄全中
◇沖縄全中(8月17日~20日/沖縄・沖縄県総合運動公園陸上競技場)4日目 第52回全日本中学校選手権(全中)の女子100mハードルは、7月に13秒28の中学記録を樹立している今村好花(太宰府東3福岡)が自身の記録を0. […]
2025.08.21
100mH清山ちさと日本歴代3位の12秒77!100mは小池がV/トワイライト・ゲームス
◇第20回トワイライト・ゲームス(8月20日/神奈川・日産スタジアム) 関東学連主催のトワイライト・ゲームスが行われた。女子100mハードルは清山ちさと(いちご)が日本歴代3位の12秒77(-0.1)で優勝した。今季4度 […]
2025.08.21
ケガから復帰戦の北口榛花 50m93の10位にとどまるもファイナル出場権獲得/DLローザンヌ
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第13戦ローザンヌ大会(スイス)となるアスレティッシマが8月20日に行われ、女子やり投の北口榛花(JAL)は2投目の50m93の10位だった。 大会は開始前から強い雨が降り続 […]
2025.08.20
女子4継・青学大が44秒40の大会新V 主将・倉橋のラスト 後輩は「美穂さんのために」/トワイライト・ゲームス
◇第20回トワイライト・ゲームス(8月20日/神奈川・日産スタジアム) トワイライト・ゲームスが行われ、女子4×100mリレーは青学大が44秒40の大会新で優勝した。別オーダーとはいえ、日本インカレで出した44秒39の関 […]
2025.08.20
【大会結果】トワイライト・ゲームス(2025年8月20日)
【大会結果】第20回トワイライト・ゲームス(8月20日/神奈川・日産スタジアム) ●男子 100m 小池祐貴(住友電工) 10秒15(-0.3) 200m 濱椋太郎(法大) 20秒70(-0.2) 400m 中島佑気ジョ […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99