HOME 駅伝

2021.10.01

全日本大学女子駅伝の出場校選出方法が来年から見直しへ 新たに「アディショナル枠」を導入
全日本大学女子駅伝の出場校選出方法が来年から見直しへ 新たに「アディショナル枠」を導入

日本学生陸上競技連盟(以下、日本学連)は9月30日、来年の第40回全日本大学女子駅伝における出場校選出方法を変更すると発表した。

上位8チームに与えられる「シード枠」、9位~17位に入ったチームの所属する地区に与えられる「成績枠」は変更なし。残り8枠は従来であれば「基本枠」として全8地区に1枠ずつ振り分けられていたが、新方式では成績枠で出場権を確保できなかった地区にまず1枠が分配され、残りは5000m6名の合計タイム(当該年度内のタイム)で決定する「アディショナル枠」が設けられることとなった。

広告の下にコンテンツが続きます

選出方法の変更に至った理由としては、日本学連は以下の3点を挙げている。

・シード枠および成績枠で複数校が出場する地区学連において、基本枠で出場する大学の競技力が極端に劣る傾向がみられる。
・地区によっては、出場枠数と予選会出場校がほぼ同じ場合がある。
・宮城県警から、繰り上げスタートとなる大学数を減らすことを強く求められている。

アディショナル枠で選出されるには、各地区で設けられた予選会に出場することが義務づけられている。各地区学連の出場枠は最大で15(シード枠・基本枠・成績枠の合計)とされ、仮に出場枠が規定数を超えた地区学連は、超過分の成績枠を18位チームの所属する地区学連に譲ることとなる。

従来の方式では、本大会で17位以内に入れば、翌年は「成績枠」と「基本枠」で最低でも地区代表を2枠確保できた。しかし、新方式では17位以内で「成績枠」を確保したとしても、必ず2枠目を押さえられる保証はない。非シード校は例年よりも5000mの記録強化が必要になっていく。

日本学生陸上競技連盟(以下、日本学連)は9月30日、来年の第40回全日本大学女子駅伝における出場校選出方法を変更すると発表した。 上位8チームに与えられる「シード枠」、9位~17位に入ったチームの所属する地区に与えられる「成績枠」は変更なし。残り8枠は従来であれば「基本枠」として全8地区に1枠ずつ振り分けられていたが、新方式では成績枠で出場権を確保できなかった地区にまず1枠が分配され、残りは5000m6名の合計タイム(当該年度内のタイム)で決定する「アディショナル枠」が設けられることとなった。 選出方法の変更に至った理由としては、日本学連は以下の3点を挙げている。 ・シード枠および成績枠で複数校が出場する地区学連において、基本枠で出場する大学の競技力が極端に劣る傾向がみられる。 ・地区によっては、出場枠数と予選会出場校がほぼ同じ場合がある。 ・宮城県警から、繰り上げスタートとなる大学数を減らすことを強く求められている。 アディショナル枠で選出されるには、各地区で設けられた予選会に出場することが義務づけられている。各地区学連の出場枠は最大で15(シード枠・基本枠・成績枠の合計)とされ、仮に出場枠が規定数を超えた地区学連は、超過分の成績枠を18位チームの所属する地区学連に譲ることとなる。 従来の方式では、本大会で17位以内に入れば、翌年は「成績枠」と「基本枠」で最低でも地区代表を2枠確保できた。しかし、新方式では17位以内で「成績枠」を確保したとしても、必ず2枠目を押さえられる保証はない。非シード校は例年よりも5000mの記録強化が必要になっていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.31

那覇西が2区で逆転して2年連続の都大路へ 男子は北山が首位譲らず7連覇!/沖縄県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた沖縄県高校駅伝が10月31日、今帰仁村の総合運動公園付帯マラソンコースで行われた。雨が降るあいにくのコンディションのなか、女子(5区間21.0975km)は那覇西が1時間17分42秒で2年連続 […]

NEWS 編集部コラム「2025年に生まれた新記録」

2025.10.31

編集部コラム「2025年に生まれた新記録」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 北口榛花、サニブラウンに続いて世界へ羽ばたけ!第12期ダイヤモンドアスリートの募集がスタート

2025.10.31

北口榛花、サニブラウンに続いて世界へ羽ばたけ!第12期ダイヤモンドアスリートの募集がスタート

日本陸連は第12期ダイヤモンドアスリートおよびダイヤモンドアスリートNextageの募集を開始した。 2014年にスタートした日本陸連の「ダイヤモンドアスリート」は、「は陸上競技を通じて豊かな人間性を持つ国際人となり、今 […]

NEWS 連覇狙う國學院大、駒大、青学大、中大、創価大を軸に力拮抗! 早大、城西大も有力/全日本大学駅伝

2025.10.31

連覇狙う國學院大、駒大、青学大、中大、創価大を軸に力拮抗! 早大、城西大も有力/全日本大学駅伝

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 第57回全日本大学駅伝は11月2日、愛知・熱田神宮西門前から三重・伊勢神宮内宮宇治橋前をつなぐ8区間106.8kmで行われる。 […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子円盤投・東琉空(稲生高3)インターハイ&国スポ2冠 今季高校生相手に無敗のスロワー

2025.10.31

【高校生FOCUS】男子円盤投・東琉空(稲生高3)インターハイ&国スポ2冠 今季高校生相手に無敗のスロワー

FOCUS! 高校生INTERVIEW 東 琉空 Azuma Ruku 稲生3三重 2025年の屋外シーズンも最終盤を迎えました。今回は今季活躍した高校アスリートの中で男子円盤投の東琉空選手(稲生3三重)にフォーカスしま […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top