HOME 国内

2021.09.11

中大OB碓井哲雄さんが79歳で死去 箱根駅伝TV解説長く務める

東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で昭和30年代に総合6連覇(1959~64年)を果たした中大の主力として活躍し、近年は同駅伝のテレビ解説を長く務めている神奈川工科大陸上競技部監督・碓井哲雄さんが9月11日、死去した。79歳。6月から体調を崩して入院していたという。

碓井さんは1941年10月生まれ。東京・中大杉並高(現・中大附高)2年時の57年全国高校駅伝4区で区間賞を獲得した。60年に東急入社し、61年には東急の所属のまま、中大に入学。この年の日本選手権5000mと10000mでいずれも2位に入った。

広告の下にコンテンツが続きます

翌62年に東急を退社して中大陸上部に入部。箱根駅伝の総合6連覇のうち、2年時の5連覇ではアンカー、3年時の6連覇では2区を務めた。4年時も2区を走ったが、チームは総合2位だった。

65年の卒業後は名鉄で競技を続け、現役を引退。83年度から本田技研(現・Honda)で監督として指揮を執り、1992年バルセロナ五輪10000m代表の浦田春生氏らを育てた。一方で81年~94年まで母校・中大でコーチを歴任。低迷していた母校を復活させ、96年の箱根総合制覇への礎を築いた。その後は神奈川工科大で監督を務めていた。

箱根駅伝では日本テレビの生中継の解説を務め、95年から2003年まで移動中継車(1号車)、04年からは放送センターを担当。今年も復路の解説として、豊富な経験や知識を元に学生駅伝の後輩たちにエールを送っていた。

東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で昭和30年代に総合6連覇(1959~64年)を果たした中大の主力として活躍し、近年は同駅伝のテレビ解説を長く務めている神奈川工科大陸上競技部監督・碓井哲雄さんが9月11日、死去した。79歳。6月から体調を崩して入院していたという。 碓井さんは1941年10月生まれ。東京・中大杉並高(現・中大附高)2年時の57年全国高校駅伝4区で区間賞を獲得した。60年に東急入社し、61年には東急の所属のまま、中大に入学。この年の日本選手権5000mと10000mでいずれも2位に入った。 翌62年に東急を退社して中大陸上部に入部。箱根駅伝の総合6連覇のうち、2年時の5連覇ではアンカー、3年時の6連覇では2区を務めた。4年時も2区を走ったが、チームは総合2位だった。 65年の卒業後は名鉄で競技を続け、現役を引退。83年度から本田技研(現・Honda)で監督として指揮を執り、1992年バルセロナ五輪10000m代表の浦田春生氏らを育てた。一方で81年~94年まで母校・中大でコーチを歴任。低迷していた母校を復活させ、96年の箱根総合制覇への礎を築いた。その後は神奈川工科大で監督を務めていた。 箱根駅伝では日本テレビの生中継の解説を務め、95年から2003年まで移動中継車(1号車)、04年からは放送センターを担当。今年も復路の解説として、豊富な経験や知識を元に学生駅伝の後輩たちにエールを送っていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.28

2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施

愛知陸協は、26年2月21日に名古屋市で第15回愛知競歩競技会を行うと発表した。 愛知競歩競技会は、これまでパロマ瑞穂北陸上競技場や知多運動公園陸上競技場(Bフードサイエンス1969知多スタジアム)などトラックで実施され […]

NEWS 箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 トップ選手が集まる駒大で代名詞が 駒大・伊藤蒼唯(4年)の代名詞は「 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「花の2区」で2度の爆走 箱根駅伝で、黒田朝日(4年)は、「花の2区 […]

NEWS トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

2025.12.28

トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(1月1日/群馬県庁前発着・7区間100km) 第70回の節目を迎える全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝inぐんま)は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100 […]

NEWS ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

2025.12.28

ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

男子ハンマー投のA.ボンダルチュク氏(ソ連/ウクライナ)が亡くなった。85歳だった。 ボンダルチュク氏は1972年のミュンヘン五輪の金メダリスト。1969年に当時の世界記録75m48を投げ、史上初めて75m台を記録した選 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top