【月陸NEWS】日本インカレの見どころチェック!DAY3&4

【月陸NEWS】

日本インカレ9月12日開幕! デイリー見どころチェック

●DAY3&4編
9月12日に開幕する第88回日本インカレが行われる。
岐阜メモリアル長良川競技場が舞台となる日本学生日本一決定戦に注目だ。
DAY3&DAY4の注目種目・選手たちを紹介する。(DAY1&DAY2はこちら
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男女スプリントハードルはハイレベル。男子は泉谷、女子は田中佑美が中心になりそう

DAY3/9月14日(土)

男女スプリントハードル
泉谷、田中らに好記録の予感
 シニア同様、男子110mハードルが〝アツイ〟。中心になるのは昨年王者の泉谷だ。

 今季は13秒36の日本タイ記録(当時)で日本選手権2位、ユニバーシアード銅メダル、5月には追い風参考でも13秒26(+2.9)と衝撃的なレースを展開してきた。シーズンが進むにつれて記録は少し落ち着いたが、100mで10秒37とさらにスピードがついたことで刻む技術がさらに必要となっているようだ。

 日本インカレでも走幅跳、三段跳含めて3種目に挑戦予定だが、世界選手権代表入りが濃厚な110mハードルでどのような結果を残すのだろうか。

 泉谷が頭1つ抜け出しているものの、学生陣の選手層は厚い。石田トーマス東(国武大4年)が好調で、日本選手権直前に脚を痛めたものの、7月には13秒64をマーク。また、東海大3年の河嶋亮太、法大2年の樋口陸人ら13秒7~8台に複数おり、準決勝から大会記録(13秒67/01年・内藤真人、13年・矢澤航)以上が期待されそうな熱い展開は見逃せない。

 女子100mハードルも活況。筆頭は田中佑美(立命大3年)で、今季は自己ベスト連発している。8月には13秒18(学生歴代2位)をマークし、「13秒0台も見えてきました」と学生記録(13秒15/12年)も視界に入ってきた。

 また、4年生の藤森菜那(明大)、佐々木天(筑波大)、鎌田咲季(福岡大)も好調で、藤森が8月の東海選手権で13秒32など、3人とも今季自己ベストを更新している。

 他にも昨年インターハイ路線をにぎわせた小林歩未(筑波大)と芝田愛花(環太平洋大)ら1年生も初の日本インカレでどんな走りをするのか注目だ。もちろん、昨年優勝の田中陽夏莉(山梨学大)も持ち味のスピードが爆発すれば絡んできそう。

男子400mH豊田と高田の法大コンビ(左)と世界選手権代表候補の山下潤(筑波大)

DAY4/9月15日(日)

男子400mH&男子200m
世界に挑む日本代表選手たちが登場
 男子400mハードルには、関東インカレでドーハ世界選手権の参加標準記録を突破した豊田将樹(法大4年)が出場。スピードがついたことに加え、ウエイトトーニングなどでパワーもついた。学生史上7人目の49秒切りで初優勝を狙う。

 豊田のチームメイト高田一就も、実業団・学生対抗で高3以来のベストを皮切りに、49秒58までベストを短縮。昨年優勝の山本竜大(日大)は前半のケガがあったがどこまで復調してくるか。4年生世代の学生最後のライバル対決の結末はいかに。

 女子400mハードルでは、昨年女王で関東インカレ3連覇中の小山佳奈(3年)を筆頭に、関本萌香(2年)、村上夏美(2年)と早大勢が日本インカレでも上位独占を狙う。

 行く手を阻むのが、日本選手権優勝の伊藤明子(筑波大院2)。伊藤は七種競技を後輩たちに譲って400mハードル1本のみ。最後のインカレで伊藤らしく文字通り完全燃焼しそう。また、札幌国際大3年のイブラヒム愛紗は今季58秒09をマークし、日本選手権でも決勝に進んでいる注目株だ。

 男子200mには、世界選手権代表入りが期待される山下潤(筑波大4年)が出場。今季は100m、200mと自己ベストを更新しており、ダイヤモンドアスリート修了生がいよいよ本格化してきた。
筑波大の主将として、連覇を飾れるだろうか。

 ライバルになりそうなのは中大の染谷、大東大2年の安田圭吾、順大3年の木下裕貴あたりか。春に20秒76、100mでは10秒25の自己新をマークしている犬塚渉(順大4年)も出場見込み。大器の復活なるか。

 女子200mは日本選手権者の兒玉芽生(福岡大2年)が優勝候補筆頭だったが、調子を落としてしまい厳しい状況。一方、U20日本記録(23秒45)を持つ齋藤愛美(大阪成蹊大2年)が復調傾向。久しぶりの快走が見られるかもしれない。

地元・岐阜出身選手たちの活躍に期待h3>

市岐阜商高出身の山下が円盤投、稲福が砲丸投に出場予定


 地元・岐阜に凱旋する選手たちを何人か紹介したい。

 昨年、男子砲丸投&円盤投で市岐阜商高コンビとして名を馳せた山下航生(九州共立大)と稲福颯(中京大)が学生となって長良川に返ってくる。山下は円盤投に稲福は砲丸投に出場。長良川は県大会だけでなく、昨年はともに出場したアジア・ジュニア選手権の舞台でもある。男子投てき種目で1年目から結果を残すのは容易ではないが、地元開催でU20日本歴代に食い込むような投てきが見られるか。

 同じく女子400mハードルでアジア・ジュニアに優勝した吉田佳純(駿河台大3年)も一時の不調から少しずつ調子を上げている。また、県岐阜商高の同級生、伊藤有那(青学大)は4×100mリレーにエントリーされている。

 地元・岐阜協立大(昨年度まで岐阜経大)からは14人が個人で出場予定。また、岐阜大院2年の赤松諒一は岐阜・加納高出身で、15、17年日本インカレ優勝。今季は15年に跳んだ自己ベスト2m25に迫る2m24を跳んでおり、東海選手権、富士北麓ワールドトライアルと連勝中で勢いに乗って地元で最後のインカレに臨む。

文/向永拓史