写真/時事
東京五輪・陸上競技の全日程が終了した。日本は金メダルこそなかったが、男子20km競歩で池田向希(旭化成)が銀メダル、山西利和(愛知製鋼)が銅メダルを獲得。この種目では五輪初メダルで、同一種目で複数メダル獲得は、1936年ベルリン五輪(マラソン、棒高跳、三段跳)以来、85年ぶりの快挙となる。
6位入賞には、男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)、同50km競歩の川野将虎(旭化成)、そして最終日のマラソンの大迫傑(Nike)。走幅跳は1984年の臼井淳一(7位)以来、37年ぶりの入賞だった。
男子3000m障害の三浦龍司(順大)、女子10000mの廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が7位、女子1500の田中希実(豊田自動織機TC)、同マラソンの一山麻緒(ワコール)が8位。三浦と田中はこの種目初の入賞で、女子入賞は2004年アテネ五輪以来4大会ぶり。大迫傑(30歳)を除いて全員が25歳以下と特に若い世代の活躍が目立った。
今大会はメダル2を含む入賞9となり、前回リオ五輪(4)を大きく上回り、1992年バルセロナ、2004年アテネの「8」を抜いて戦後最多の入賞数となった。なお、過去最多は1932年ベルリン五輪の17(※当時は6位まで入賞)。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.18
-
2025.07.17
-
2025.07.17
-
2025.07.13
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.18
富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!
日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]
2025.07.18
【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.07.18
100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ
学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]
2025.07.18
チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性
世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会