◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技10日目
陸上競技10日目モーニングセッション、札幌市で行われた陸上競技最後の種目となる男子マラソンに出場した中村匠吾(富士通)は、2時間22分23秒で62位でフィニッシュした。「前半、スローペースになると思っていたが想定以上に速かった」こともあり、自分のペースを守ることに集中。だが、故障もありレースから遠ざかっていた中村は終始後方でのレースとなった。「思っていた以上に身体が動かなくてつらい42kmでした」と振り返る。
マラソングランドチャピオンシップ(MGC)で暑さに強さを見せて優勝。五輪代表をつかんだが、コロナ禍で1年延期し、心身の調整はなかなかうまくいかなかった。「ここまでつらい2年間でしたが、いろんな人の支えでスタートラインに立てました」と話し、感情が溢れた中村。「また戻ってきて強い姿を見せられるようにしたい」と前を向いた。
服部勇馬(トヨタ自動車)は2時間30分08秒で73位。中盤までは上位グループ後方で粘ったが、その後は失速した。最後は脚を引きずりながら痛みをこらえて意地の完走。フィニッシュ後は車いすで運ばれた。


|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.01
SUBARUにケニア人のイエゴン・エマニエルが新加入 「チームのために精一杯頑張りたい」
2025.07.01
【女子400m】藤旗桜菜(高農クラブ・中2)56秒11=中学歴代2位、中2歴代最高
2025.07.01
九電工に山口綾が新加入 昨年度まで天満屋所属 クイーンズ駅伝にも出場
-
2025.06.17
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.01
SUBARUにケニア人のイエゴン・エマニエルが新加入 「チームのために精一杯頑張りたい」
SUBARUは7月1日、同日付でケニア人のイエゴン・エマニエルが新たに加入したことを発表した。 エマニエルは2006年12月生まれの18歳。昨年のケニア選手権には1500mに出場し、3分44秒88で9位の実績を持つ。今年 […]
2025.07.01
【女子400m】藤旗桜菜(高農クラブ・中2)56秒11=中学歴代2位、中2歴代最高
6月28日、JFE晴れの国スタジアムで開催された岡山県選手権女子400mで、藤旗桜菜(高農クラブ・中2)が中学歴代2位、中2歴代最高となる56秒11で優勝した。 今大会が自身初の400mのレースとなった藤旗。予選を59秒 […]
2025.07.01
九電工に山口綾が新加入 昨年度まで天満屋所属 クイーンズ駅伝にも出場
7月1日、九電工は女子長距離の山口綾が同日付で加入したことを発表した。 山口は2006年生まれの19歳。佐賀・白石高では2年時に全国高校駅伝に出場し、3年時にはインターハイ県大会で800mと3000mの2種目を制した。 […]
2025.06.30
【高校生FOCUS】男子棒高跳・井上直哉(阿南光高)「全国3冠取りたい」と意気込むボウルターは柔道黒帯
FOCUS! 高校生INTERVIEW 井上直哉 Inoue Naoya 阿南光高3徳島 注目の高校アスリートに焦点を当てる高校生FOCUS。今回はインターハイ徳島県大会男子棒高跳で5m21の県高校新記録をマークし、続く […]
2025.06.30
【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」
学生長距離Close-upインタビュー 大濱逞真 Ohama Takuma 大東大2年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。49回目は、大東大の大 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会