HOME 東京五輪、日本代表、五輪
マラソン73位・服部勇馬は熱中症「マラソンとともに生きていきたい」
マラソン73位・服部勇馬は熱中症「マラソンとともに生きていきたい」


◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技10日目

陸上競技10日目モーニングセッション、札幌市で行われた陸上競技最後の種目となる男子マラソンに出場し、2時間30分08秒で73位となった服部勇馬(トヨタ自動車)が、日本陸連を通じてコメントを発表した。

脚を引きずるようにフィニッシュし、倒れ込んで車いすで運ばれた服部。「深部体温が40℃以上に上昇した熱中症の重い症状だったため医務室で迅速に冷却処置を行った」(陸連発表)という。

広告の下にコンテンツが続きます

序盤は「入賞を目指していたため、先頭集団についてレースをしたいという思いがあった」と、覚悟を決めて走った。身体の状態に異変が起きてからは「何度も棄権ということも頭をよぎった」というが、「支えてくださった方や、ここまで戦ってきたライバルの思いを踏みにじるようなことは絶対にしたくない」と、フィニッシュまでたどり着いた。

初の五輪は苦い経験となったが、「この悔しい経験を忘れずに、次のパリ五輪で勝負したい」と服部。「ここから先、またマラソンとともに生きていきたい。強さのある選手になってオリンピックに帰ってこられるように」と、服部らしく前を向いた。

◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技10日目 陸上競技10日目モーニングセッション、札幌市で行われた陸上競技最後の種目となる男子マラソンに出場し、2時間30分08秒で73位となった服部勇馬(トヨタ自動車)が、日本陸連を通じてコメントを発表した。 脚を引きずるようにフィニッシュし、倒れ込んで車いすで運ばれた服部。「深部体温が40℃以上に上昇した熱中症の重い症状だったため医務室で迅速に冷却処置を行った」(陸連発表)という。 序盤は「入賞を目指していたため、先頭集団についてレースをしたいという思いがあった」と、覚悟を決めて走った。身体の状態に異変が起きてからは「何度も棄権ということも頭をよぎった」というが、「支えてくださった方や、ここまで戦ってきたライバルの思いを踏みにじるようなことは絶対にしたくない」と、フィニッシュまでたどり着いた。 初の五輪は苦い経験となったが、「この悔しい経験を忘れずに、次のパリ五輪で勝負したい」と服部。「ここから先、またマラソンとともに生きていきたい。強さのある選手になってオリンピックに帰ってこられるように」と、服部らしく前を向いた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.15

仙台育英高・長森結愛が3000m高1歴代2位の9分04秒77! 米澤奈々香 4年ぶり自己新の5000m15分26秒64/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG女子3000mでは高校1年生の長森結愛(仙台育英高・宮城)が留 […]

NEWS 好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

2025.11.15

好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG男子10000mでは楠岡由浩(帝京大)が27分52秒09の自己 […]

NEWS 男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

2025.11.15

男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

全九州高校駅伝が11月15日、福岡県嘉麻市の嘉穂総合運動公園周辺コースで開催され、男子(7区間42.195km)は宮崎日大(宮崎)が2時間6分02秒で初優勝を飾った。女子(5区間21.0975km)は神村学園(鹿児島)が […]

NEWS レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

2025.11.15

レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

11月15日、日本陸連はRIKUJOフェスティバル(11月29日/東京・国立競技場)で実施する「RIKUJOスクール(子ども向け陸上教室)」の講師に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)とともに、 […]

NEWS 関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

2025.11.15

関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

◇丹後大学駅伝/第87回関西学生駅伝(11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも競技場着8区間74.7km) 11月15日、関西学生駅伝が行われ、関大が3時間45分55秒で56年ぶり12回目の優勝を飾った。 関大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top