【ニュース】山縣亮太が練習を公開
「挑戦者として代表権を取れるように」
スタート練習で技術を確認
男子100mで昨年の日本選手権を制し、日本歴代3位タイである10秒00の自己記録を持つ山縣亮太(セイコー)が6月9日、練習拠点にしている慶大日吉キャンパスで公開練習を行い、囲み取材に応じた。6月下旬の日本選手権に向けては「状況としては挑戦者になると思うので、世界選手権の代表権を取れるようにがんばりたい」と意気込みを語った。
午前10時に姿を現した山縣は軽いジョギングと動き作りの後、ミニハードルを16台+10台並べた芝生をダッシュ。それからスパイクに履き替え、スターティングブロックからのスタート練習を4本ほど行って練習を終了した。内容は「明日のスピード練習に向けての刺激と技術的な確認」だという。
日本選手権は先行できる展開に
今季は5月19日のセイコーゴールデングランプリ大阪(以下、GGP大阪/5位)でマークした10秒11(+1.7)が最高で、4月のアジア選手権は決勝を棄権するなど本来の走りが鳴りを潜めている。山縣自身は「スタートが出られていない。身体が浮いてしまう」と感じており、GGP大阪後には意識するポイントを変えた。「セイコー(GGP大阪)の時は上体の抑えが甘かったので、かぶせ方を変えました。30mから40mで身体が起き上がってくるように意識しています」と言う。
ただし、身体作りに重点を置いて迎えた今季は感覚的にも昨シーズンとは異なるようで、「(良い走りを)失ったという感覚も正直言ってある。10秒11の時も『(記録が)出すぎてるな』と思った。みなさんが考えている状態とはだいぶ違う」と話す。それでも、中盤以降の走りは及第点のようで、スタートを改善することで先行できる展開に持ち込めるように模索している。
<PR>
月刊陸上競技7月号は6月14日発売予定です
【ニュース】山縣亮太が練習を公開
「挑戦者として代表権を取れるように」
スタート練習で技術を確認
男子100mで昨年の日本選手権を制し、日本歴代3位タイである10秒00の自己記録を持つ山縣亮太(セイコー)が6月9日、練習拠点にしている慶大日吉キャンパスで公開練習を行い、囲み取材に応じた。6月下旬の日本選手権に向けては「状況としては挑戦者になると思うので、世界選手権の代表権を取れるようにがんばりたい」と意気込みを語った。 午前10時に姿を現した山縣は軽いジョギングと動き作りの後、ミニハードルを16台+10台並べた芝生をダッシュ。それからスパイクに履き替え、スターティングブロックからのスタート練習を4本ほど行って練習を終了した。内容は「明日のスピード練習に向けての刺激と技術的な確認」だという。 [caption id="attachment_3538" align="aligncenter" width="500"]
練習拠点の慶大で公開練習を行った山縣亮太(セイコー)[/caption]
日本選手権は先行できる展開に
今季は5月19日のセイコーゴールデングランプリ大阪(以下、GGP大阪/5位)でマークした10秒11(+1.7)が最高で、4月のアジア選手権は決勝を棄権するなど本来の走りが鳴りを潜めている。山縣自身は「スタートが出られていない。身体が浮いてしまう」と感じており、GGP大阪後には意識するポイントを変えた。「セイコー(GGP大阪)の時は上体の抑えが甘かったので、かぶせ方を変えました。30mから40mで身体が起き上がってくるように意識しています」と言う。 ただし、身体作りに重点を置いて迎えた今季は感覚的にも昨シーズンとは異なるようで、「(良い走りを)失ったという感覚も正直言ってある。10秒11の時も『(記録が)出すぎてるな』と思った。みなさんが考えている状態とはだいぶ違う」と話す。それでも、中盤以降の走りは及第点のようで、スタートを改善することで先行できる展開に持ち込めるように模索している。 [caption id="attachment_3539" align="aligncenter" width="500"]
練習では1本ごとに動画で自分の走りを慎重にチェックする[/caption]
6月7日にサニブラウン・アブデル・ハキーム(フロリダ大)が100m9秒97(+0.8)の日本新記録を樹立した全米学生選手権のレース映像はまだ見ていないといい、「日本記録を出されて悔しい気持ちもあるけど、まずは自分の状態を上げていきたい」と連覇のかかる日本選手権に照準を合わせた。
[caption id="attachment_3534" align="aligncenter" width="500"]
練習後は大勢の報道陣に囲まれた[/caption]
<PR>
月刊陸上競技7月号は6月14日発売予定です RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.03
明大主将に短距離・神戸毅裕が就任 「紫紺の矜持を重んじ、研鑽を重ねる」
2025.12.02
世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞
2025.12.02
サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」
-
2025.12.01
-
2025.12.01
-
2025.11.28
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.03
明大主将に短距離・神戸毅裕が就任 「紫紺の矜持を重んじ、研鑽を重ねる」
明大競走部は、チームのホームページで12月1日からスタートした新体制を発表し、主将には短距離ブロックの神戸毅裕が就任した。 神戸は東京・明星学園高出身。高校時代はインターハイ南関東大会4×100mリレーで優勝したほか、U […]
2025.12.02
世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞
9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]
2025.12.02
サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」
ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]
2025.12.02
東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」
東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025