HOME ニュース、国内

2021.06.01

女子やり投・上田百寧が初大台!日本歴代7位の60m38でV/木南記念
女子やり投・上田百寧が初大台!日本歴代7位の60m38でV/木南記念


◇木南記念(6月1日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

サトウ食品日本グランプリシリーズの木南記念、女子やり投で上田百寧(福岡大)が60m38で優勝した。

福岡大4年のホープが5投目にビッグスローを見せた。持ち味であるスピード豊かな助走から放たれたやりは、60mを超えた場所に突き刺さった。日本人7人目、日本歴代7位となる60m超え、学生での大台突破は斉藤真理菜(国士大、現・スズキ)、北口榛花(日大、現・JAL)に続く3人目となる。「ずっと60mを目指してやってきたので、ワンランクアップできた」と笑顔を見せる。

広告の下にコンテンツが続きます

1回目に54m00、2回目に55m45。3、4回目は52~53mと記録を伸ばせなかったが、指導する野口忠安監督から「いろいろ考え過ぎだから今までやってきたことを信じて思いきっていけ」と発破をかけられた。上田も「前半は技術ばかり意識してしまった」と、最後は「思いっきり振り切るだけ」を意識して5回目につなげた。元々ドッジボールをしていたことや、短距離が専門だったことでスピードと肩の強さを備える若手のホープ。大学2年時に57m02を投げ、昨年は58m25とさらに記録を伸ばした。今季は5月9日の東京五輪テストイベントで58m93の自己新と成長著しい。

東京五輪の参加標準記録は64m00。「(6月の)日本選手権では60mを投げないと優勝できないし、次は64mを目指して、60mを安定させたい。助走を最初から上げていって思いきって振り切りたいです」と意気込みを語った。

2位の武本紗栄(大体大)も自己新、学生歴代7位の58m98を投げるなど学生勢の躍進が光った。

広告の下にコンテンツが続きます

■女子やり投学生歴代10傑
66.00 北口 榛花(日大4) 2019.10.27
62.37 斉藤真理菜(国士大4) 2017. 8.25
60.38 上田 百寧(福岡大4) 2021. 6. 1
59.94 山下実花子(九州共立大2) 2017.10. 8
59.22 佐藤 友佳(東大阪大2) 2012. 5.13
58.98 久世 生宝(筑波大1) 2013. 6. 7
58.98 武本 紗栄(大体大3) 2021. 6.1

◇木南記念(6月1日/大阪・ヤンマースタジアム長居) サトウ食品日本グランプリシリーズの木南記念、女子やり投で上田百寧(福岡大)が60m38で優勝した。 福岡大4年のホープが5投目にビッグスローを見せた。持ち味であるスピード豊かな助走から放たれたやりは、60mを超えた場所に突き刺さった。日本人7人目、日本歴代7位となる60m超え、学生での大台突破は斉藤真理菜(国士大、現・スズキ)、北口榛花(日大、現・JAL)に続く3人目となる。「ずっと60mを目指してやってきたので、ワンランクアップできた」と笑顔を見せる。 1回目に54m00、2回目に55m45。3、4回目は52~53mと記録を伸ばせなかったが、指導する野口忠安監督から「いろいろ考え過ぎだから今までやってきたことを信じて思いきっていけ」と発破をかけられた。上田も「前半は技術ばかり意識してしまった」と、最後は「思いっきり振り切るだけ」を意識して5回目につなげた。元々ドッジボールをしていたことや、短距離が専門だったことでスピードと肩の強さを備える若手のホープ。大学2年時に57m02を投げ、昨年は58m25とさらに記録を伸ばした。今季は5月9日の東京五輪テストイベントで58m93の自己新と成長著しい。 東京五輪の参加標準記録は64m00。「(6月の)日本選手権では60mを投げないと優勝できないし、次は64mを目指して、60mを安定させたい。助走を最初から上げていって思いきって振り切りたいです」と意気込みを語った。 2位の武本紗栄(大体大)も自己新、学生歴代7位の58m98を投げるなど学生勢の躍進が光った。 ■女子やり投学生歴代10傑 66.00 北口 榛花(日大4) 2019.10.27 62.37 斉藤真理菜(国士大4) 2017. 8.25 60.38 上田 百寧(福岡大4) 2021. 6. 1 59.94 山下実花子(九州共立大2) 2017.10. 8 59.22 佐藤 友佳(東大阪大2) 2012. 5.13 58.98 久世 生宝(筑波大1) 2013. 6. 7 58.98 武本 紗栄(大体大3) 2021. 6.1

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.14

初日は勝木隼人35km競歩で銅メダル 廣中璃梨佳10000m6位 混合4×400mR初入賞 三浦龍司決勝進出/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目が行われ、大会のオープニング種目となったモーニングセッションの男子35km競歩で勝木隼人(自衛隊体育学校)が2時間29分16秒で銅メダルを獲得し、 […]

NEWS 10000m・廣中璃梨佳が前向きな心で連続入賞「25周が楽しかったと心から思えた」/東京世界陸上

2025.09.14

10000m・廣中璃梨佳が前向きな心で連続入賞「25周が楽しかったと心から思えた」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、女子10000mの廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が31分09秒62で自身最高となる6位に入賞。7位だった前回のブダ […]

NEWS 田中希実は1500m3大会連続の予選突破はならず 「あきらめることな走り切れた」 5000mへ続くチャレンジ/東京世界陸上

2025.09.14

田中希実は1500m3大会連続の予選突破はならず 「あきらめることな走り切れた」 5000mへ続くチャレンジ/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上初日のイブニングセッションが行われ、女子1500m予選1組に出場した田中希実(New Balance)は4分07秒34の10着で準決勝進出を逃した。3大 […]

NEWS DAY1入場者は延べ8万9000人余 チケット販売は50万枚突破/東京世界陸上

2025.09.14

DAY1入場者は延べ8万9000人余 チケット販売は50万枚突破/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京2025世界陸上財団は9月13日、東京世界陸上初日だったDAY1のモーニングセッションとイブニングセッションの入場者数(13日21日時点の速報値)を発表した。 […]

NEWS 【テキスト速報】女子マラソン/東京世界陸上

2025.09.14

【テキスト速報】女子マラソン/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目 女子マラソン ※タイム、距離地点は速報値 ▼スタート

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top