関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)が今年、第100回を迎えることを記念して、「関東インカレ100回記念シンポジウム」が5月7日に行われ、リモートでライブ配信された。
「関東インカレ―栄光の歴史と未来の展望」というテーマのもと、関東学連の有吉正博会長のあいさつで開演。第1部で「関東インカレ100回の歴史」をトークテーマに、関東学連強化委員長の安井年文氏(青学大)が大会を振り返った。第2部には安井氏をコーディネーターに、パネリストとして関東インカレ出場歴を持つ“レジェンド”である高野進氏(東海大監督)、山崎一彦氏(順大監督)、森長正樹氏(日大コーチ)、谷川聡氏(筑波大副部長)に加え、現役選手とから女子やり投の桑添友花(筑波大OG、現・日本栄養給食協会)が登壇した。
第2部は1時間半以上にわたってさまざまなテーマでトークが繰り広げられた。関東インカレの醍醐味や見どころについて高野氏は「団体戦というのが見どころで、100mの選手がマイルリレーに出る」など、普段は見られない選手の姿を紹介。山崎氏は「順大は駅伝を走る選手もトラック&フィールドとして戦うのが伝統」とインカレに懸ける思いを語る。
100回記念大会の注目選手には多くのパネリストから「順大・泉谷駿介」が挙がった。また、森長氏は自身と同じ走幅跳で高校記録を持って東洋大に進んだ藤原孝輝に注目したいと語った。
「関東インカレのこれから」というテーマについては、「OB、OGに懐かしいと思ってもらいながら、学生が見て新しいと思ってもらえるような大会にしていってほしい」と高野氏。山崎氏は「関東がオリンピックへの登竜門だととらえてほしい」と学生たちへ期待を込めた。
最後にはパネリスト同士や視聴者からの質問などに答えるコーナーも。2時間ほどにわたって行われたシンポジウム。最後、安井氏は「我々も関東インカレに向けて準備していますが、早く来てほしいような、もう少し時間がほしいような」と、5月20日から23日に予定されている間近に第100回の関東インカレに向けて思いを語った。

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