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3000m障害・三浦龍司が2大会連続入賞 女子は齋藤みうが日本新 マラソン・近藤亮太は11位/世界陸上Day3
3000m障害・三浦龍司が2大会連続入賞 女子は齋藤みうが日本新 マラソン・近藤亮太は11位/世界陸上Day3

男子3000mSCで8位入賞の三浦龍司(25年世界陸上)

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目

東京世界陸上3日目が行われ、イブニングセッションの男子3000m障害では三浦龍司(SUBARU)が8分35秒90で8位に入った。23年ブダペスト大会に続く、2大会連続の入賞となる。

三浦は5番手付近でレースを進め集団は1000mを3分04秒47で通過。中盤以降はペースが上がるも集団は大きく崩れることなく、2000mは6分01秒38と大きくペースは上がらない。8番手付近で残り1周に入ると、残り200m付近から3番手まで位置を上げて、最後の直線へ。3、4番手で最終障害を越えたが、その後順位を落とした。

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三浦は「絶対にメダルを獲得していける。そんな自信もあったのですが、本当に最後の最後、惜しいところでみなさんの期待と応援に応えることができなくて、すごく悔しいです」と話した。

男子110mハードル予選では、5組の村竹ラシッド(JAL)が13秒22(-0.3)で2着に入り、準決勝に進出。隣のレースだった3連覇中のG.ホロウェイ(米国)を終盤で抑えた。3組の野本周成(愛媛競技力本部)は13秒29(-0.6)で4着で通過した一方で、1組の泉谷駿介(住友電工)は13秒52(-0.6)の5着で敗退となった。

日本勢2人が出場した女子100mハードル準決勝は、日本記録(12秒69)保持者・福部真子(日本建設工業)が13秒06(-0.5)で1組7着。中島ひとみ(長谷川体育施設)が13秒02(-0.2)で2組7着となり、ともに決勝へは届かなかった。

男子マラソンは過酷なコンディションの中で、序盤からスローペースで展開。先頭集団の人数が削られていく展開。近藤亮太(三菱重工)が2時間10分53秒で日本勢トップの11位に入った。小山直城(Honda)は2時間13分42秒の23位、吉田祐也(GMOインターネットグループ)は2時間16分58秒の34位だった。

女子3000m障害予選3組で齋藤みう(パナソニック)がアジア歴代9位、日本新記録の9分24秒72の日本新記録をマークした。「自分の力が出せれば記録は出せると思っていました。約10秒更新できて、すごくうれしいです」と笑顔を見せた。

男子400mハードル予選では、井之上駿太(富士通)は49秒73の1組8着、小川大輝(東洋大)は50秒08の2組6着、豊田兼(トヨタ自動車)は51秒80で5組8着といずれも予選敗退となっている。

男子走幅跳は予選B組の橋岡優輝(富士通)は7m95(+0.4)で全体13番手となり、上位12人が進む決勝へわずか3cm届かず。A組に出場した伊藤陸(スズキ)は全体27位の7m68(+0.7)、津波響樹(大塚製薬)は7m42(+0.1)のB組17位、全体36位でともに決勝進出はならなかった

女子棒高跳予選で日本記録保持者の諸田実咲(アットホーム)が、日本代表として16年ぶりの出場。5月のアジア選手権で負った両手首骨折を経て、この日は4m25をマークした。

日本勢として6大会ぶり、史上4人目の出場となった男子ハンマー投予選B組に出場した福田翔大(住友電工)は2投目に72m71をマークして15位、全体では26位だった。

大会4日目はイブニングセッションのみで、村竹と野本が進出した男子110mハードル準決勝、そして決勝、日本記録保持者の落合晃(駒大)が出場する男子800m予選、赤松諒一(SEIBU PRINCE)と瀬古優斗(FAAS)が挑む男子走高跳決勝などが行われる。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上3日目が行われ、イブニングセッションの男子3000m障害では三浦龍司(SUBARU)が8分35秒90で8位に入った。23年ブダペスト大会に続く、2大会連続の入賞となる。 三浦は5番手付近でレースを進め集団は1000mを3分04秒47で通過。中盤以降はペースが上がるも集団は大きく崩れることなく、2000mは6分01秒38と大きくペースは上がらない。8番手付近で残り1周に入ると、残り200m付近から3番手まで位置を上げて、最後の直線へ。3、4番手で最終障害を越えたが、その後順位を落とした。 三浦は「絶対にメダルを獲得していける。そんな自信もあったのですが、本当に最後の最後、惜しいところでみなさんの期待と応援に応えることができなくて、すごく悔しいです」と話した。 男子110mハードル予選では、5組の村竹ラシッド(JAL)が13秒22(-0.3)で2着に入り、準決勝に進出。隣のレースだった3連覇中のG.ホロウェイ(米国)を終盤で抑えた。3組の野本周成(愛媛競技力本部)は13秒29(-0.6)で4着で通過した一方で、1組の泉谷駿介(住友電工)は13秒52(-0.6)の5着で敗退となった。 日本勢2人が出場した女子100mハードル準決勝は、日本記録(12秒69)保持者・福部真子(日本建設工業)が13秒06(-0.5)で1組7着。中島ひとみ(長谷川体育施設)が13秒02(-0.2)で2組7着となり、ともに決勝へは届かなかった。 男子マラソンは過酷なコンディションの中で、序盤からスローペースで展開。先頭集団の人数が削られていく展開。近藤亮太(三菱重工)が2時間10分53秒で日本勢トップの11位に入った。小山直城(Honda)は2時間13分42秒の23位、吉田祐也(GMOインターネットグループ)は2時間16分58秒の34位だった。 女子3000m障害予選3組で齋藤みう(パナソニック)がアジア歴代9位、日本新記録の9分24秒72の日本新記録をマークした。「自分の力が出せれば記録は出せると思っていました。約10秒更新できて、すごくうれしいです」と笑顔を見せた。 男子400mハードル予選では、井之上駿太(富士通)は49秒73の1組8着、小川大輝(東洋大)は50秒08の2組6着、豊田兼(トヨタ自動車)は51秒80で5組8着といずれも予選敗退となっている。 男子走幅跳は予選B組の橋岡優輝(富士通)は7m95(+0.4)で全体13番手となり、上位12人が進む決勝へわずか3cm届かず。A組に出場した伊藤陸(スズキ)は全体27位の7m68(+0.7)、津波響樹(大塚製薬)は7m42(+0.1)のB組17位、全体36位でともに決勝進出はならなかった 女子棒高跳予選で日本記録保持者の諸田実咲(アットホーム)が、日本代表として16年ぶりの出場。5月のアジア選手権で負った両手首骨折を経て、この日は4m25をマークした。 日本勢として6大会ぶり、史上4人目の出場となった男子ハンマー投予選B組に出場した福田翔大(住友電工)は2投目に72m71をマークして15位、全体では26位だった。 大会4日目はイブニングセッションのみで、村竹と野本が進出した男子110mハードル準決勝、そして決勝、日本記録保持者の落合晃(駒大)が出場する男子800m予選、赤松諒一(SEIBU PRINCE)と瀬古優斗(FAAS)が挑む男子走高跳決勝などが行われる。

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