女子円盤投で五輪2連覇を果たしているヴァレリー・オールマン(米国)が9月7日、都内で練習を公開し、本誌の単独取材に応じた。
五輪連覇の偉業を果たし、ダイヤモンドリーグでも圧倒的な強さを見せているオールマン。だが、意外にも世界選手権は未だ勝ちがない。
今年4月には世界歴代5位となる73m52を投げるなど、絶好調。歴代表に並ぶのはほとんどが1980年代のもので、オールマンがどれだけ突出しているか物語る。
「東京に戻ってこられてうれしいですし、ここ数ヵ月、いえ、数年間、とても楽しみにしていました」
この日はフォームを丁寧に確認しながら投げ込んだあと、ステップやジャンプトレーニングを行った。「まず、身体に十分なパワーがあるか、プライオメトリクス系のトレーニングをしました。フライトもあったので、身体をまっすぐに整える狙いもあります」。
普段のトレーニングでは「最高の自分になるんだ、という気持ちを持ち続けること」を大切にしていると言い、「努力を重ね、メンタルも含めて試合への準備ができているか確認するのです。試合で自分のスキルを発揮できると自信を持てるまでトレーニングしなければいけません」。
暑さについては「私のいるテキサスも似たような気候です」と気にせず。この日はたくさんのギャラリーも見学に訪れ、「どれだけの人が来てくれたでしょうか。みなさんのエネルギーは特別なもので、あの時に欠けていたものです」と感謝した。
あの時、とは21年、初めて世界一となった東京五輪のことだ。「今回、観客の熱狂を肌で感じられる。特別な経験になるでしょう」。当時はコロナ禍で観光もできなかったが、「素晴らしい場所ですし、文化も食事も楽しみです」。さらに、大会後には京都観光する予定とも明かし「もちろん、今は競技に集中していますよ!」とにっこり。
今季、ビッグスローを見せているが、世界記録までは「まだ遠いです」と首を振る。1988年にG.ラインシュ(東ドイツ)が出した世界記録は76m80というアンタッチャブルなものだ。
「世界記録を出すためにはかなり強い風の助けが必要ですね。そう、男子のように。(あなたが破ると思っている、に)ありがとう!私もそう願っています」
これまで、まだ届いていない『世界チャンピオン』の称号を狙う。
「ここまで、何度か惜しいチャンスがありました。その私の仕事にはもちろん誇りに思っています。とにかく目標は勝つこと。金メダルを目指します。世界記録は難しいですが、大会記録の更新は可能だと思っていますよ」と、1987年にM.ヘルマン(東ドイツ)が出した71m62の大会記録の38年ぶり更新を見据えていた。
東京世界選手権は9月13日から21日まで、国立競技場をメイン会場に開催される。オールマンが出場する女子円盤投は、初日の午前に予選、2日目の午後に決勝が行われる。
【動画】オールマンのステップワークをチェック!
オールマンのステップワーク pic.twitter.com/HOLRsOx8wH
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) September 7, 2025
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