女子短距離のF.オフィリ(ナイジェリア)が、加盟団体をトルコに変更することがこのほどわかった。自身のSNSを通じて発表している。
オフィリは200mでパリ五輪6位の22歳。19年ドーハ世界選手権では当時16歳にして400mで準決勝に進出するなど活躍し、米国・ルイジアナ大学から奨学金のオファーを受け進学した。23年からはアディダスと契約してプロとして活動している。
移籍の理由についてオフィリは、21年東京五輪前にナイジェリア陸連がドーピングの競技会検査の実施を行わなかったことで、同五輪に出場できなかったこと、またパリ五輪ではナイジェリア陸連の事務不備で100mに参加資格があったにもかかわらず出場できなかったことから、連盟への失望でSNSを通じて移籍に至ったと説明している。
移籍へのオファーは50万ドル(約7200万円)と報じられている。東京世界選手権にオフィリは出場しない。今後、五輪・世界選手権等にトルコ代表として競技会に出場するためには世界陸連(WA)への許可申請から3年間の待機期間が必要となる。
ナイジェリアからは女子100mハードルの世界記録保持者T.アムサンや女子走幅跳オレゴン世界選手権銀メダルのE.ブリュメら15人が代表に選出されている。
トルコへの“移籍”情報は、6月にジャマイカのフィールド選手について報じられており、パリ五輪男子円盤投で金メダルを獲得したストーナや、同男子砲丸投銅メダリスト・R.キャンベル、男子走幅跳でパリ五輪・ブダペスト世界選手権両大会の銀メダルのW.ピノックらが加盟団体をトルコに変更するとしている。
この時は、米国の有名エージェントによる主導であるとされ、50万ドル(約7200万円)の契約金と月収のほか、メジャー大会でメダル獲得の場合は報奨金が出されるという。
トルコへの移籍を表明したオフィリのSNSをチェック!
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