ミズノは9月13日に開幕する東京世界選手権の代表に内定した所属選手の男子200mの飯塚翔太、男子400mの佐藤風雅、男子やり投のディーン元気がオンラインで会見に登壇した。
3大会連続代表入りの佐藤。日本選手権では1着入線したものの、レーン侵害と判定されて一度は失格が言い渡された。しかし、判定の過程などについてチームが意見書を提出して審議された結果、一転して失格が取り消されて優勝が確定。「日本選手権以降はさまざまな感情がありました」と明かすが、すぐに「気持ちを切り替えて参加標準記録(44秒85)を狙って」国内外のレースを転戦していた。ターゲットナンバー(出場枠)から外れてしまっていたが、日本選手権のポイントが影響してランキングも再浮上。「代表が決まって一安心です」と胸をなで下ろす。
試行錯誤の1年だった。23年のブダペスト世界選手権では日本人3人目の44秒台に突入。だが、昨年のパリ五輪は「前半で行き過ぎて後半失速してしまった」と反省するレースに。そうしたことで、今季に向けて「まずは一定のリズムで400mを走れるように、100mを同じペースで何本も走るような追い込む練習をした」。
これにより、「後半に余力を残す展開になって安定感はあった」一方で「一発が出なかった」。過去のレースを分析しても「100mの通過が11秒前半」の時が記録につながっていると再認識。日本選手権では久しぶりに「自分らしいレースができた」と語っていたように、「スピードアップから逃げず、作ってきたリズムの展開と、力を入れてきた前半」を組み合わせて状態が上がってきた。
個人で目指すのはファイナル。「予選から44秒台を出し、準決勝は日本記録(44秒77)でも通過できないかもしれない。準決勝で44秒を切って決勝に残りたい」と力を込める。また、4×400mリレーの中心選手として、「パリではアジア記録でも6位。まだ4人全員の力が世界に及んでいない。2分57秒切ってメダルを獲得したい」。
過去3度の世界大会は満員のスタンドに「熱量を感じた」と振り返り、「良い結果が出ると地鳴りを感じます。自分の競技結果で、自国でそれができたらどれだけ気持ちいいんだろうと思って1年間やってきました」と、自らの走りで観衆を沸かせるつもりだ。
東京世界選手権は9月13日から21日まで、国立競技場をメイン会場に行われる。
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