2025.07.06

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 3日目
東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子100mハードルは田中佑美(富士通)が12秒86(-0.4)で初優勝を飾った。
中島ひとみ(長谷川体育施設)が続き、12秒69の日本記録を持つ福部は12秒93の3位。準決勝で東京世界選手権の参加標準記録(12秒73)に迫る12秒75(±0)をマークしていたが、「欲が出てしまいました」。
久しぶりの実戦ということもあり、「ダメージが出てしまいました」。決勝の日は元々痛めていた左膝に痛みが走り、ウォーミングアップで「違和感が出た」。スターティングブロックも蹴られない状況だったという。
それでも、「寺田(明日香)さんと清山(ちさと)さんが最後の日本選手権というのを聞いていたので、何が何でも決勝の舞台で戦いたかった」。さらに、東京世界選手権を見据え、「(期限の)8月中に標準記録を狙って、ここは8番以内に入る」と今大会に臨んだ。
昨年、パリ五輪後に高熱に悩まされる菊池病を患い、今年もセイコーゴールデングランプリの後に体調不良があってアジア選手権を欠場。加えて膝の痛みのため3週間も走練習をストップしたこともあったという。
それでも「力がついたのは確認できました。標準突破は問題ないです」と福部。決勝は最後に身体を突き出した際にグッと踏み込んだ際に、膝を痛め、取材エリアにも車イスとなったが、まずはしっかり治して、8月の3試合で記録を狙う。
フィニッシュ後、背中を追いかけてきた寺田、清山の姿を見ると「涙が止まらなかった」。病気やケガなど、何度アクシデントがあっても、福部は立ち止まらない。「準決勝の走りで12秒5中盤まで見えました」。再び強く、速い姿を見せるつもりだ。
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