HOME 国内、大学

2025.07.04

初日本選手権のフロレスは2着通過!日本インカレでのアクシデント明かす 松本奈菜子は組1着通過/日本選手権
初日本選手権のフロレスは2着通過!日本インカレでのアクシデント明かす 松本奈菜子は組1着通過/日本選手権

25年日本選手権女子400m予選に出場した松本奈菜子、フロレス・アリエ

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 1日目

東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子400m予選で注目のフロレス・アリエ(日体大)は53秒48で1組2着、松本奈菜子(東邦銀行)は54秒14で1着通過で明日の決勝進出を決めた。

フロレスは6月上旬の日本インカレ中にサブトラックで接触があり、右手人差し指の骨にヒビが入るアクシデントがあったという。「1週間ぐらい練習ができなかった」と明かす。

広告の下にコンテンツが続きます

8レーンで「外側の選手がいなくて、前半はちょっと抑え過ぎた」と4番手あたりでラストの直線へ入ったが、「自信がある」という後半で2着まで巻き返した。

6月18日に日本国籍を取得し、これが初めての日本選手権出場。難しい調整を強いられた中だが、「楽しく終われればと思っています」と決勝でさらにギアを上げていく。

松本も、金メダルを獲得した5月末のアジア選手権以降のトレーニングで右太腿に違和感が出たという。「イーブンペースで行こうと思っていた」なかで、前半は後手に回る展開。後半に「スピードを上げ切れないと感じた」と言うものの、きっちりと抜け出して1着でフィニッシュした。

広告の下にコンテンツが続きます

決勝は「52秒台は出したい」と松本、日本記録を上回る51秒71を持つフロレスとの対決について、「私は良きライバルと思っています。意識はしますし、そういう中でも自分が勝ちたいという気持ち」と決勝への思いを口にした。

全体トップは1組を1着で通過した寺本葵(天理大)で、53秒30の自己新。「トップ通過できてうれしい。決勝で52秒台を目指して自分らしいレースがしたい」と力強く話した。

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 1日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子400m予選で注目のフロレス・アリエ(日体大)は53秒48で1組2着、松本奈菜子(東邦銀行)は54秒14で1着通過で明日の決勝進出を決めた。 フロレスは6月上旬の日本インカレ中にサブトラックで接触があり、右手人差し指の骨にヒビが入るアクシデントがあったという。「1週間ぐらい練習ができなかった」と明かす。 8レーンで「外側の選手がいなくて、前半はちょっと抑え過ぎた」と4番手あたりでラストの直線へ入ったが、「自信がある」という後半で2着まで巻き返した。 6月18日に日本国籍を取得し、これが初めての日本選手権出場。難しい調整を強いられた中だが、「楽しく終われればと思っています」と決勝でさらにギアを上げていく。 松本も、金メダルを獲得した5月末のアジア選手権以降のトレーニングで右太腿に違和感が出たという。「イーブンペースで行こうと思っていた」なかで、前半は後手に回る展開。後半に「スピードを上げ切れないと感じた」と言うものの、きっちりと抜け出して1着でフィニッシュした。 決勝は「52秒台は出したい」と松本、日本記録を上回る51秒71を持つフロレスとの対決について、「私は良きライバルと思っています。意識はしますし、そういう中でも自分が勝ちたいという気持ち」と決勝への思いを口にした。 全体トップは1組を1着で通過した寺本葵(天理大)で、53秒30の自己新。「トップ通過できてうれしい。決勝で52秒台を目指して自分らしいレースがしたい」と力強く話した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.10

スピードある中大と青学大、前回優勝・國學院大、駒大、早大などの争いか!? 区間エントリーと最新データで全チーム分析/出雲駅伝展望

学生三大駅伝の開幕を告げる第37回出雲全日本大学選抜駅伝(出雲駅伝)は10月13日、出雲大社正面鳥居前をスタートし、出雲ドーム前にフィニッシュする6区間45.1kmで行われる。大会3日前の10月10日には各チームのオーダ […]

NEWS 【編集部コラム】「いくつになっても自分超え」

2025.10.10

【編集部コラム】「いくつになっても自分超え」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 出雲駅伝の区間発表! 青学大・黒田朝日、國學院大・上原琉翔、駒大・山川拓馬、早大・工藤慎作がアンカー対決!

2025.10.10

出雲駅伝の区間発表! 青学大・黒田朝日、國學院大・上原琉翔、駒大・山川拓馬、早大・工藤慎作がアンカー対決!

10月10日、第37回出雲全日本大学選抜駅伝が13日に行われるのを前に、大会主催者が各チームの区間エントリーを発表した。 1月の箱根駅伝を制した青学大は1区に小河原陽琉(2年)を起用。4年生の宇田川瞬矢を2区、塩出翔太を […]

NEWS 2026年開催世界大会の参加資格発表! 日本は男子4×100mR、混合4×400mRの世界リレー出場権確定

2025.10.10

2026年開催世界大会の参加資格発表! 日本は男子4×100mR、混合4×400mRの世界リレー出場権確定

10月8日、世界陸連は2026年に主催する世界室内選手権、世界リレー、U20世界選手権の出場資格要件を発表した。 このうち、5月2日と3日にボツワナ・ハボローネで開催される世界リレーでは男子・女子・混合の4×100mリレ […]

NEWS 城西大学男子駅伝部がスポーツテック製品を開発するCOROSとパートナーシップ契約を締結

2025.10.10

城西大学男子駅伝部がスポーツテック製品を開発するCOROSとパートナーシップ契約を締結

スポーツテック製品を開発するCOROS(カロス)は10月10日、城西大学男子駅伝部とパートナーシップ契約を締結したと発表した。 同社は、ハイグレードなハードウェアと革新的なテクノロジーを組み合わせ、世界で最も過酷な環境下 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top