◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 1日目
東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子400m予選で注目のフロレス・アリエ(日体大)は53秒48で1組2着、松本奈菜子(東邦銀行)は54秒14で1着通過で明日の決勝進出を決めた。
フロレスは6月上旬の日本インカレ中にサブトラックで接触があり、右手人差し指の骨にヒビが入るアクシデントがあったという。「1週間ぐらい練習ができなかった」と明かす。
8レーンで「外側の選手がいなくて、前半はちょっと抑え過ぎた」と4番手あたりでラストの直線へ入ったが、「自信がある」という後半で2着まで巻き返した。
6月18日に日本国籍を取得し、これが初めての日本選手権出場。難しい調整を強いられた中だが、「楽しく終われればと思っています」と決勝でさらにギアを上げていく。
松本も、金メダルを獲得した5月末のアジア選手権以降のトレーニングで右太腿に違和感が出たという。「イーブンペースで行こうと思っていた」なかで、前半は後手に回る展開。後半に「スピードを上げ切れないと感じた」と言うものの、きっちりと抜け出して1着でフィニッシュした。
決勝は「52秒台は出したい」と松本、日本記録を上回る51秒71を持つフロレスとの対決について、「私は良きライバルと思っています。意識はしますし、そういう中でも自分が勝ちたいという気持ち」と決勝への思いを口にした。
全体トップは1組を1着で通過した寺本葵(天理大)で、53秒30の自己新。「トップ通過できてうれしい。決勝で52秒台を目指して自分らしいレースがしたい」と力強く話した。
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