2025.06.16
◇インターハイ南九州地区大会(6月13~16日/熊本市・えがお健康スタジアム)3日目
広島インターハイを懸けた南九州地区大会の3日目が行われ、女子円盤投は松元美春(出水3鹿児島)が39m42で2連覇を達成した。
出場選手中ただ1人の40mスロワー(40m22)として臨んだが、5回目を終えて1投目の35m74で5位にとどまっていた。だが、最終投てきで40mに迫る好投を見せ、37m04でトップだった黒木晴霞(都城商2宮崎)を逆転。2連覇と、3年連続のインターハイ出場を決めた。
昨年のインターハイは予選を突破し、決勝は14位。U18大会でも14位だった松本。最終学年に念願の全国入賞を目指し、夏に向けて突き進む。
男子走幅跳でも逆転劇。木浦覇琥(鹿児島南3)が5回目に自己新の7m11(+1.0)でトップに立つと、その直後に2位に後退して迎えた最終跳躍で7m20(+1.3)とさらに記録を伸ばす。再逆転のジャンプで、2位の中村公亮(熊本中央2)を3cm差(7m17/+1.8)、3位の兼本広士郎(普天間3沖縄)を8cm差(7m12/+2.4)で抑えた。
男子800mは1秒差以内に7人がフィニッシュラインに飛び込む大熱戦に。田中琉心(鹿児島城西2)が1分55秒39で制し、0.24秒差で2位に吉原穂高、さらに0.01秒差で3位に南陽太と鹿児島南3年生コンビが続き、そこからさらに0.01秒差で4位に黒木新太(延岡3宮崎)が入った。
女子800mは池島輝華(熊本商3熊本)が2分13秒34で優勝。男子ハンマー投は高津悠斗(熊本国府3熊本)が56m45の自己新で制した。女子5000m競歩は岡村清良(小林3宮崎)が24分41秒50、同棒高跳は下地南子(名護2沖縄)が3m40でそれぞれ制している。
全国インターハイは7月25日から29日に広島・ホットスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
インターハイ南九州大会優勝者一覧をチェック!
●男子 100m 安田夢雄生(明桜館2鹿児島) 10秒50(+0.6)=大会新 400m 大城直也(宮崎工3宮崎) 47秒34 800m 田中琉心(鹿児島城西2鹿児島) 1分55秒39 1500m 那須村海(矢部3熊本) 3分54秒85 5000m 藤井雄大(宮崎日大2宮崎) 14分45秒86 400mH 平松希叶(鹿児島3鹿児島) 53秒22 5000m競歩 中村颯(松陽3鹿児島) 22分57秒87 4×100mR 那覇西(沖縄) 41秒31 走高跳 畝地雄大(鹿児島南3鹿児島) 2m04 棒高跳 金城澪人(名護3沖縄) 4m30 走幅跳 木浦覇琥(鹿児島南3鹿児島) 7m20(+1.3) 砲丸投 福龍太郎(沖永良部3鹿児島) 14m24 ハンマー投 高津悠斗(熊本国府3熊本) 56m45 やり投 大山澄海(宮崎工3宮崎) 61m24 八種競技 泉俊乃介(知念3沖縄) 5305点 [adinserter block="4"] ●女子 100m 佐美三ひなた(熊本工3熊本) 11秒79(+0.9) 400m 牛島未來(熊本商2熊本) 56秒04 800m 池島輝華(熊本商3熊本) 2分13秒34 1500m ムトニ・マーガレット(神村学園2鹿児島) 4分19秒39 400mH 楠田ゆうな(鹿児島女2鹿児島) 60秒56 5000m競歩 岡村清良(小林3宮崎) 24分41秒50 4×100mR 九州学院(熊本) 48秒46 棒高跳 下地南子(名護2沖縄) 3m40 走幅跳 黒木香凜(宮崎工3宮崎) 5m87(+0.2) 三段跳 今屋沙和子(熊本2熊本) 11m82(+2.6) 砲丸投 坂口はな(鹿児島南2鹿児島) 12m01 円盤投 松元美春(出水3鹿児島) 39m42 ハンマー投 山下まりな(宮崎工3宮崎) 46m45 やり投 德田仁琴(鹿児島商2鹿児島) 42m17RECOMMENDED おすすめの記事
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