2025.06.13
6月12日、ノルウェー・オスロでダイヤモンドリーグ(DL)第6戦のビスレットゲームズが開催され、男子300mハードルではK.ワルホルム(ノルウェー)が32秒67の世界歴代最高で優勝した。従来の最高記録はワルホルム自身が今年4月のDL厦門でマークした33秒05。300mハードルは今年から公式種目として認められており、25年末時点の最高記録が世界記録として承認される見込みとなっている。
ワルホルムは400mで45秒94の世界記録を持つ29歳。400mハードルで東京五輪金メダル、世界選手権で17年ロンドン、19年ドーハと23年ブダペストで優勝している。 今大会では「ライ(・ベンジャミン/米国)がどれだけ迫ってくるか不安だったが、最後のハードルを超えて、いけるぞと思った。いつも400m(ハードル)の終盤は失速しがちなので、300m(ハードル)は自分に合っていると思う。ただ日曜日(DLストックホルム)には400mハードルでまた強いレースをするよ」とコメントした。パリ五輪400mハードル金メダルのベンジャミンは33秒22で2位だった。
男子5000mは3000mの通過が7分42秒とハイペースで進み、最後の競り合いを制したN.ヤング(米国)が12分45秒27の自己新V。この記録は歴代13位、400mトラック(屋外)での米国最高記録となった。さらに18歳のB.メハリー(エチオピア)がU20世界歴代2位の12分45秒93で2位に続いた。4位のG.ミルズ(英国)も12分46秒59の英国新を樹立している。
女子3000m障害ではパリ五輪・ブダペスト世界選手権銅メダルのF.チェロティチ(ケニア)が今季世界最高の9分02秒60で大会記録を樹立して制覇。女子10000mはY.ヌブレト(エチオピア)が今季世界最高の30分28秒82で制した。
男子棒高跳は世界記録保持者のA.デュプランティス(スウェーデン)が6m15の大会記録で快勝。女子100mはパリ五輪金メダルのJ.アルフレッド(セントルシア)が、同種目での今季初レースに臨み10秒89(+1.1)で快勝している。
【動画】DLオスロの大会ハイライト
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.22
米国陸連が国内ツアーを創設 無秩序な競技会開催を抑制し、スポンサー拡大を目指す
-
2025.10.21
-
2025.10.21
-
2025.10.21
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.22
高校駅伝都道府県大会が第2週目突入!明日23日の福島から9県で開催 宮城、千葉らハイレベルの熱戦
10月に入って全国高校駅伝(12月21日/京都)出場を懸けた高校駅伝都道府県大会が行われている。 今週は週末にかけて、東北、関東を中心に9県で開催される。 23日には福島県大会が行われ、学法石川を中心にハイレベルの争いと […]
2025.10.22
関西実業団対抗駅伝に住友電工・遠藤日向、SGホールディングス・近藤幸太郎、NTT西日本・服部弾馬らがエントリー!
来年元日に行われる全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選を兼ねた第68回関西実業団対抗駅伝(11月9日/和歌山)のエントリーが、10月22日に関西実業団連盟から発表された。 前回と同じ13チームがエントリー。各チ […]
2025.10.22
米国陸連が国内ツアーを創設 無秩序な競技会開催を抑制し、スポンサー拡大を目指す
米国陸連(USATF)は10月20日、米国陸連主催のUSATFツアーを新設することを発表した。 ツアーは2026年から実施予定で、現在は既存大会および新設大会を対象に参入申請を受け付けている。陸連はツアー化によって大会日 […]
2025.10.21
【プレゼント】保温性に優れたZAMSTの「アームスリーブWARM EDITION」/11月号
世界と戦うトップアスリートも愛用するサポート・ケア製品ブランド「ZAMST(ザムスト)」を展開する日本シグマックス株式会社。 同社から発売中の寒い時期でも快適にスポーツを行うことができるよう保温性に優れ、手首から上腕にか […]
2025.10.21
東京世界陸上サブトラックからの選手輸送「遅延ゼロ」分単位で計画「円滑に進められた」
公益財団法人東京2025世界陸上財団は10月21日、第31回理事会を開き、大会の開催結果について報告したあと、報道陣への記者ブリーフィングを開いた。 9月13日から21日まで、東京・国立競技場をメイン会場に開かれた世界選 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望