2025.06.01
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。
滋賀県大会は5月29日から31日までの3日間、平和堂HATOスタジアム(彦根総合スポーツ公園陸上競技場)で行われた。
男女ともに好記録に沸き、多くの大会新記録が誕生した。
目片亮(彦根翔西館3)が110mハードルの準決勝で14秒53(+1.5)の大会新記録を樹立すると、決勝は15秒20(+0.9)でトップ。400mハードルでも53秒06で優勝を飾った。初日の男子400mでは井上絢仁(滋賀短大附3)が47秒87で2位以下を1秒以上の差をつけて優勝を飾ると、翌日の男子200mでも21秒77(+0.3)で競り合いを制し2冠を達成した。
男子両リレーでは比叡山が強さを見せ、4×100mリレーでは準決勝で41秒02の好タイムで通過すると、決勝でも41秒41の快走を見せ優勝。最終種目の4×400mリレーでは、昨年樹立された大会記録を1秒以上更新する3分13秒88で制した。両種目に出場した島田絢都(3年)はリレー2冠を手にしたほか、100m、200mでも3位に入っていずれも近畿大会出場を決めている。
そのほか、中村和羽(滋賀学園3)が5000m競歩で20分42秒45の大会新記録でV。男子投てきでは彦根翔西館が存在感を見せ、砲丸投で野澤颯汰(3年)が14m62、円盤投では加納侑也(2年)が41m60、やり投で髙野凌(3年)が60m62で制している。
女子の短距離は草津東が存在感を見せた。2年生の山本渚月が200mを25秒12(+0.5)、最終日の100mも12秒29(+0.5)で快勝。昨年インターハイ400m7位入賞の津本瑛夏(草津東3)は400mを57秒23で制すると、山本を1走、津本を2走に起用した4×100mリレーは47秒31の大会新記録で優勝した。
津本が4走を担った4×400mリレーでは3分52秒01で、彦根翔西館との激闘を0.16秒差で制して、リレー2冠を達成した。津本は100mを6位、200mでも5位に入っており、5種目で近畿大会行きを決めている。
ハードル種目では両リレー2位に貢献した山口華穂(彦根翔西館3)が100mハードルで14秒33、400mハードルを1分02秒41で接戦を制した。
女子ハンマー投では金田琉杏(滋賀学園2)が46m10の大会新記録で優勝。女子七種競技では諸木陽菜紗(守山3)が大会記録を57点更新する4574点をたたき出し、近畿大会へ弾みをつけた。
学校対抗の男子総合は、フィールド種目で得点を積み上げた彦根翔西館が159点でトップ。女子総合はトラック種目で104点を挙げた草津東が167点で優勝した。
近畿大会は6月12日から4日間、京都府のたけびしスタジアム京都で行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.04
パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
-
2025.12.04
-
2025.12.04
-
2025.12.03
-
2025.12.02
-
2025.12.02
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.04
パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」
24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025