HOME 国内、日本代表

2025.05.30

森凪也が5000m13分25秒06で銅メダル! ラストスパートで届かず「悔しいのが一番」/アジア選手権
森凪也が5000m13分25秒06で銅メダル! ラストスパートで届かず「悔しいのが一番」/アジア選手権

アジア選手権5000mで3位に入った森凪也

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)4日目

2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、男子5000mは森凪也(Honda)が13分25秒06で銅メダルに輝いた。佐藤圭汰(駒大)は13分26秒77で4位だった。

金メダルがもう少しのところに見えていただけに、森は銅メダルにも「悔しいのが一番です」と肩を落とした。

広告の下にコンテンツが続きます

10000mを制しているG.シン(インド)に「勝ちたいというのが日本チームの思いでもあったので、3200mまで交互に引っ張りました」。佐藤に給水ボトルを渡すシーンもあり、チームプレーでレースを進めていた。

残り600mで佐藤が上げ、残り400mからは壮絶なスパート合戦に。「残り100mまでは想定通りでした」と、最後の直線で追い上げたものの届かない。「最後の位置取りで外に回されたり、勝つにはもう一段階実力が足りませんでした」と悔しがる。

だが、反省ばかりではない。「ポイントは上積みできました」。佐藤、10000m銀メダルの鈴木芽吹(トヨタ自動車)と、「3人で世界陸上に行きたいです。日本選手権も切磋琢磨していきます」と熱い思いを口にした。

中大を経て、実業団3年目の昨年はセイコーゴールデングランプリ(GGP)にも出場。日本選手権では13分16秒76の2位と躍進。今年も金栗記念で日本歴代10位の13分15秒07をマークすると、セイコーGGPでは3000mで日本歴代2位の7分41秒58で日本人トップの4位に入っている。

少しずつ実力を高めてきた25歳。「インターハイも入賞していない僕が、やっと恥ずかしくなく日本代表という夢を(口に)出せます」と、実感を込めるように話していた。

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)4日目 2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、男子5000mは森凪也(Honda)が13分25秒06で銅メダルに輝いた。佐藤圭汰(駒大)は13分26秒77で4位だった。 金メダルがもう少しのところに見えていただけに、森は銅メダルにも「悔しいのが一番です」と肩を落とした。 10000mを制しているG.シン(インド)に「勝ちたいというのが日本チームの思いでもあったので、3200mまで交互に引っ張りました」。佐藤に給水ボトルを渡すシーンもあり、チームプレーでレースを進めていた。 残り600mで佐藤が上げ、残り400mからは壮絶なスパート合戦に。「残り100mまでは想定通りでした」と、最後の直線で追い上げたものの届かない。「最後の位置取りで外に回されたり、勝つにはもう一段階実力が足りませんでした」と悔しがる。 だが、反省ばかりではない。「ポイントは上積みできました」。佐藤、10000m銀メダルの鈴木芽吹(トヨタ自動車)と、「3人で世界陸上に行きたいです。日本選手権も切磋琢磨していきます」と熱い思いを口にした。 中大を経て、実業団3年目の昨年はセイコーゴールデングランプリ(GGP)にも出場。日本選手権では13分16秒76の2位と躍進。今年も金栗記念で日本歴代10位の13分15秒07をマークすると、セイコーGGPでは3000mで日本歴代2位の7分41秒58で日本人トップの4位に入っている。 少しずつ実力を高めてきた25歳。「インターハイも入賞していない僕が、やっと恥ずかしくなく日本代表という夢を(口に)出せます」と、実感を込めるように話していた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.03

明大主将に短距離・神戸毅裕が就任 「紫紺の矜持を重んじ、研鑽を重ねる」

明大競走部は、チームのホームページで12月1日からスタートした新体制を発表し、主将には短距離ブロックの神戸毅裕が就任した。 神戸は東京・明星学園高出身。高校時代はインターハイ南関東大会4×100mリレーで優勝したほか、U […]

NEWS 世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

2025.12.02

世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]

NEWS サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

2025.12.02

サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]

NEWS 東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

2025.12.02

東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]

NEWS Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

2025.12.02

Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

Hondaは12月2日、来年4月1日に入部する選手として、法大の大島史也、東海大の花岡寿哉と兵藤ジュダの3選手を発表した。 大島は千葉・専大松戸高出身。今年は関東インカレ5000mで7位入賞などがある。5000mは13分 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top