◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)4日目
2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、男子800m予選1組で日本記録(1分44秒80)を持つ落合晃(駒大)が1分46秒24の1着で決勝進出を決めた。3組の石井優吉(ペンシルベニア州立大)は1分47秒03の3着で記録上位での通過となった。
終盤では中位でのレース運びとなったが、落合が最後の直線で強さを見せた。
序盤は2番手につけてレースを進めていたが、レースが動いたバックストレートで後退して4番手に下がる。「ラスト250mくらいで中国の選手が出てやばいと思いましたが、余力を残していたので焦らずにいけました」。動じることなく、最後の100mでギアを上げてトップでフィニッシュした。
「まずは予選を通れて良かった」と話しつつも、予選のレースもポイントがつくため、「タイムもやっぱり必要だと思っていたので、できれば1分45秒台は出したかったです」。タイムには満足していなかった。
今季は4月の日本学生個人選手権で1分45秒88、5月の静岡国際では1分45秒16の学生新記録を樹立。東京世界選手権の開催国枠エントリー設定記録(1分45秒88)をクリアしている。
それだけに、常々口にしている参加標準記録(1分44秒50)への思いは強い。「明日(決勝)も自信を持って、しっかり優勝して、標準に少しでも近づきたいです」と言葉に力を込めた。
3組の石井は積極的にレースを進め、最後は3着となったが、記録上位で決勝へ。「もとから自分でいく予定でした。力を出せれば決勝にいけると思っていました」と話す。
「初めてフロントランでいきました」と明かし、「決勝はどうしようかこれから考えて、思いっきり走りたいです」。明日に向けて、決勝のレース展開を組み立てていく。
決勝は明日31日の19時15分から行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.05.31
男子棒高跳は山本聖途7位、柄澤智哉8位タイでダブル入賞確保/アジア選手権
-
2025.05.31
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.05.26
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.15
2025全日本大学駅伝出場チーム
-
2025.05.16
-
2025.05.11
-
2025.05.15
-
2025.05.15
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.31
日本金5、銀11、銅12のメダル獲得!100m栁田大輝、200m鵜澤飛羽の連覇などアジアで存在感/アジア選手権
◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日 2年に一度開かれるアジア選手権が閉幕し、日本は金5、銀11、銅12と計28個のメダルを獲得した。 大会2日目、女子400mで松本奈菜子(東邦銀行)が「金メダル第1号 […]
2025.05.31
大六野秀畝が10000m27分52秒63! 東京世界陸上マラソン代表・小山直城も出場 王文傑は中国新記録/日体大長距離競技会
第321回日体大長距離競技会兼第15回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)は5月31日、神奈川・日体大健志台陸上競技場で行われ、NGC男子10000mでは大六野秀畝(旭化成)が27分52秒63で日 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析