HOME 国内、日本代表

2025.05.30

走幅跳前回女王・秦澄美鈴は4位 踏み切り噛み合わず6m20「下を向かずに頑張りたい」/アジア選手権
走幅跳前回女王・秦澄美鈴は4位 踏み切り噛み合わず6m20「下を向かずに頑張りたい」/アジア選手権

アジア選手権女子走幅跳で4位だった秦澄美鈴

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目

2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、女子走幅跳の前回覇者・秦澄美鈴(住友電工)は6m20(+0.9)で4位だった。

前回は17年ぶり日本新となる6m97をマークして優勝している秦。予選は6m35(+0.6)で一発通過を果たし、2連覇を懸けて「いい状態」で決勝のピットに立った。

だが、「助走は悪くないのに、踏み切りが噛み合わない」という今季の課題が、ここでも顔を出す。1回目ファウルのあと、2回目は6m12(+0,7)。そして、3回目がこの日の最高記録となり、4回目以降は記録を伸ばせなかった。「何から受け止めたら良いのか、わかりません」と秦は肩を落とす。

「(連覇への)プレッシャーというよりも不安がずっとあったままでした」と秦。記録に結び付けられなかったのは「自身のなさもあった」と言葉を絞り出す。

それでも、日本記録保持者として、23年のブダペスト世界選手権、昨年のパリ五輪で世界に挑戦し、決勝の壁に跳ね返された悔しさを胸に、厳しいトレーニングを積んできた。「日本選手権までにやるしかない。下を向きたくなるけど、向かずに頑張りたい」と気持ちを切り替えていた。

広告の下にコンテンツが続きます

竹内真弥(ミズノ)は6m05(+0.2)で8位だった。

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目 2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、女子走幅跳の前回覇者・秦澄美鈴(住友電工)は6m20(+0.9)で4位だった。 前回は17年ぶり日本新となる6m97をマークして優勝している秦。予選は6m35(+0.6)で一発通過を果たし、2連覇を懸けて「いい状態」で決勝のピットに立った。 だが、「助走は悪くないのに、踏み切りが噛み合わない」という今季の課題が、ここでも顔を出す。1回目ファウルのあと、2回目は6m12(+0,7)。そして、3回目がこの日の最高記録となり、4回目以降は記録を伸ばせなかった。「何から受け止めたら良いのか、わかりません」と秦は肩を落とす。 「(連覇への)プレッシャーというよりも不安がずっとあったままでした」と秦。記録に結び付けられなかったのは「自身のなさもあった」と言葉を絞り出す。 それでも、日本記録保持者として、23年のブダペスト世界選手権、昨年のパリ五輪で世界に挑戦し、決勝の壁に跳ね返された悔しさを胸に、厳しいトレーニングを積んできた。「日本選手権までにやるしかない。下を向きたくなるけど、向かずに頑張りたい」と気持ちを切り替えていた。 竹内真弥(ミズノ)は6m05(+0.2)で8位だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.17

お詫びと訂正(月刊陸上競技2025年8月号)

月刊陸上競技2025年8月号の内容に一部誤りがございました。 111ページに掲載したインターハイ南関東大会の報道で、男子3000m障害の谷﨑然選手(川崎橘3神奈川)の写真を誤って、別の選手を掲載しました。谷﨑選手ご本人、 […]

NEWS 28年・国スポの長野県開催が決定 30年は島根県開催で内定

2025.07.16

28年・国スポの長野県開催が決定 30年は島根県開催で内定

日本スポーツ協会は7月16日、都内で理事会を開き、2028年(令和10年)の第82回国民スポーツ大会(国スポ)の開催地を長野県とすることを決定した。また、2030年(令和12年)の第84回大会の開催地として島根県が内定し […]

NEWS 2029年日・韓・中ジュニア交流競技会の愛媛開催が決定! 2026年は佐賀で実施予定

2025.07.16

2029年日・韓・中ジュニア交流競技会の愛媛開催が決定! 2026年は佐賀で実施予定

日本スポーツ協会は7月16日に理事会を開き、2029年に開催される「第37回日・韓・中ジュニア交流競技会」の開催地が愛媛県に決定したと発表した。 同競技会は、東アジア諸国との青少年スポーツを促進し、相互理解を深め、競技力 […]

NEWS 湯浅仁が5000m13分39秒59の自己新で日本人トップ! 800m・塩見綾乃はサードベスト2分02秒60/ホクレンDC北見

2025.07.16

湯浅仁が5000m13分39秒59の自己新で日本人トップ! 800m・塩見綾乃はサードベスト2分02秒60/ホクレンDC北見

7月16日、北海道北見市の北見市東陵公園陸上競技場でホクレンディスタンスチャレンジ第4戦・北見大会が行われ、男子5000mはA組の湯浅仁(トヨタ自動車)が自己新記録となる13分39秒59で日本人トップの11着だった。 レ […]

NEWS 荒井七海が1500m日本歴代3位の3分36秒58!自己ベストを3年ぶり0.05秒更新/ホクレンDC北見

2025.07.16

荒井七海が1500m日本歴代3位の3分36秒58!自己ベストを3年ぶり0.05秒更新/ホクレンDC北見

7月15日、北海道北見市の北見市東陵公園陸上競技場でホクレンディスタンスチャレンジ第4戦・北見大会が行われ、男子1500mで荒井七海(Honda)が日本歴代3位の3分36秒58をマークして日本人トップの2位を占めた。トッ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top