HOME 国内、大学

2025.05.03

400mフロレス・アリエが51秒71!!!17年ぶりに日本記録上回る「自分のペースで走れた」/静岡国際
400mフロレス・アリエが51秒71!!!17年ぶりに日本記録上回る「自分のペースで走れた」/静岡国際

25年静岡国際女子400mを制したフロレス・アリエ

◇静岡国際(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム)

日本グランプリシリーズの静岡国際が行われ、女子400mはフロレス・アリエ(日体大)が51秒71の日本学生新記録で優勝した。

圧巻の強さだった。前半は松本奈菜子(東邦銀行)が積極的に飛ばすなか、「いつもより前半の通過タイムも多分速かった」。後半は松本に並んでから「自分のペースでしっかり走れたことがタイムにつながりました」。ラストに強い松本を、その最後の直線でさらに引き離す快走だった。

広告の下にコンテンツが続きます

51秒71は、2008年に丹野麻美(現姓・千葉)が作った日本記録51秒75を17年ぶりに上回るもの。ただ、父がペルーと日本、母はイタリアとペルーにルーツを持ち、現在は日本国籍を申請中。そのため『日本新』とはならなかったが、「日本選手権には間に合うと聞いています」。

地元・静岡出身で、何度も走ったエコパ。「3年前に走った時は58秒くらいだったので、中学の先生など少しでも成長した姿を見せられて良かった」と笑顔を見せる。

昨年は日本インカレで53秒03をマークするなど、日体大に入ってから成長著しい。特にこの冬は「上半身も強化して、ウエイトトレーニングでもベンチプレスが20kgだったのが40kg上がるようになりました」とニッコリ。国籍取得ができれば、「男女混合マイルリレーで世界選手権を目指したい。このタイムが出たなら個人でも狙っていければ」と見据えていた。

2位に入った松本も52秒14で日本歴代2位の自己記録を更新。3位の岩田優奈(スズキ)は53秒20で7年ぶりに自己新だった。

◇静岡国際(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム) 日本グランプリシリーズの静岡国際が行われ、女子400mはフロレス・アリエ(日体大)が51秒71の日本学生新記録で優勝した。 圧巻の強さだった。前半は松本奈菜子(東邦銀行)が積極的に飛ばすなか、「いつもより前半の通過タイムも多分速かった」。後半は松本に並んでから「自分のペースでしっかり走れたことがタイムにつながりました」。ラストに強い松本を、その最後の直線でさらに引き離す快走だった。 51秒71は、2008年に丹野麻美(現姓・千葉)が作った日本記録51秒75を17年ぶりに上回るもの。ただ、父がペルーと日本、母はイタリアとペルーにルーツを持ち、現在は日本国籍を申請中。そのため『日本新』とはならなかったが、「日本選手権には間に合うと聞いています」。 地元・静岡出身で、何度も走ったエコパ。「3年前に走った時は58秒くらいだったので、中学の先生など少しでも成長した姿を見せられて良かった」と笑顔を見せる。 昨年は日本インカレで53秒03をマークするなど、日体大に入ってから成長著しい。特にこの冬は「上半身も強化して、ウエイトトレーニングでもベンチプレスが20kgだったのが40kg上がるようになりました」とニッコリ。国籍取得ができれば、「男女混合マイルリレーで世界選手権を目指したい。このタイムが出たなら個人でも狙っていければ」と見据えていた。 2位に入った松本も52秒14で日本歴代2位の自己記録を更新。3位の岩田優奈(スズキ)は53秒20で7年ぶりに自己新だった。

女子400m学生歴代10傑をチェック!

51.71 フロレス・アリエ(日体大3) 2025. 5. 3 51.80 丹野麻美(福島大2)     2005. 9.19 52.85 青山聖佳(大阪成蹊大2)   2016. 9. 2 53.14 安達茉鈴(園田学園女大4)  2024. 9.20 53.22 石塚晴子(東大阪大1)    2016. 5.13 53.27 広沢真愛(日体大3)     2018. 9. 8 53.37 岩田優奈(中大3)      2018. 7.21 53.40 青木沙弥佳(福島大3)    2007. 6. 8 53.40 渡辺なつみ(福島大1)    2007. 6.29 53.47 木田真有(福島大2)     2002. 7.21

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.17

競歩の山西利和に京都市スポーツ最高栄誉賞 自身4度目、2月に世界記録樹立 丸尾には特別賞

愛知製鋼は、同社所属の競歩・山西利和が京都市スポーツ最高栄誉賞を受賞したと発表した。 同賞は国際大会などにおいて顕著な活躍、またはそれに準ずるせいかを挙げた者に贈られるもの。山西は今年2月の日本選手権20km競歩で1時間 […]

NEWS 中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役

2025.12.16

中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役

中央学大駅伝部が「TKK株式会社」とスポンサー契約を結んだことを発表した。 同社は千葉県八千代市に本社を構え、主にプレキャストコンクリート鋼製型枠を取り扱うメーカー。中央学大卒業の安保誠司氏が代表取締役を務めており、「未 […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

2025.12.16

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

全国高校駅伝で日本一に輝き、箱根駅伝は花の2区で快走。日本選手権10000mでも上位に食い込んだのが、村澤明伸(SGホールディングス、34歳)だ。紆余曲折を経て、今年度限りでの「引退」を表明したが、どんな競技生活を過ごし […]

NEWS ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

2025.12.16

ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

12月16日、日本実業団陸上競技連合は第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2026年1月1日)のエントリー選手を発表した。70回記念大会の今回は、例年より3チーム多い、40チームがエントリーした。 前回、5年 […]

NEWS 赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

2025.12.16

赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

12月15日で第一生命グループを退社し、夫の赤﨑暁も所属するクラフティア(前・九電工)へ移籍加入した赤﨑優花(旧姓・鈴木)が自身のSNSを更新し、改めて思いを綴った。 昨年のパリ五輪女子マラソン6位入賞の赤﨑。「決して悲 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top