2025.04.28
日本学連は4月28日、今年7月16日から27日にかけてドイツ・ライン-ルール地方で行われるワールドユニバーシティゲームズ代表推薦競技者47人を発表した。今後は日本オリンピック委員会(JOC)の認定手続きをもって、正式に決定する。
トラック&フィールド種目の日本学生個人選手権、ハーフマラソンの男女の日本学生ハーフマラソン選手権、20km競歩の日本学生20km競歩選手権とそれぞれ代表選考会の結果などから選考された。
28人が選ばれた男子は100mでパリ五輪男子4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大4)と、個人選手権優勝の大石凌功(同3)を選出。800mには9月の東京世界選手権開催国枠エントリー設定記録ちょうどの1分45秒88で優勝した落合晃(駒大1)、5000mには1年生ながら果敢にレースを引っ張った鈴木琉胤(早大)が推薦される。
ハーフは選考会で内定していた工藤慎作(早大3)、馬場賢人(立教大4)、上原琉翔(國學院大4)が順当に名を連ね、110mハードルは東京世界選手権の標準記録を突破した阿部竜希(順大4)、3000m障害は佐々木哲(早大1)が選ばれた。
フィールドでは走高跳で2m27の自己記録を持つ原口颯太(順大3)、棒高跳には学生歴代6位の5n57が自己ベストの原口篤志(東大阪大4)、やり投はともに80mスロワーの鈴木凜(九州共立大M1)と清川裕哉(東海大4)が選出されている。
19人が選ばれた女子は、100mで個人選手権2連覇を飾った山形愛羽(福岡大2)と奥野由萌(甲南大4)、10000mは個人選手権上位3人の前田彩花(関大3)と名城大ルーキーコンビの細見芽生と橋本和叶が名を連ねた。
100mハードルは学生歴代2位の13秒10で優勝した島野真生(日女体大M2)と学生記録(13秒07)保持者の本田怜(順大M2)を選出。走幅跳は1cm差で決着した乙津美月 (日女体大4)と木村美海(四国大M3)、ハンマー投は学生記録保持者の村上来花(九州共立大4)が入っている。
代表選考はトラック&フィールド種目においては、連合が定めた派遣標準記録を有効期間内(4月27日まで)に突破し、日本学生個人選手権で8位以上に入賞した選手を代表として選考することが決まっていた。その一方で、JOCの派遣大会となっており、競技ごとに派遣枠が定められている。そのため、選考基準を満たしても代表に推薦されなかった選手もいる。
ワールドユニバーシティゲームズは国際大学スポーツ連盟(FISU)が主催する2年に1度開催される総合競技会。今年の陸上競技は7月21日から27日までの7日間、ドイツ西部のボーフムを舞台に行われる。
ワールドユニバーシティゲームズ2025日本代表
100m 栁田大輝(東洋大4)、大石凌功(東洋大3) 200m 壹岐元太(京産大4)、植松康太(中大2) 400m 平川慧(東洋大2) 800m 落合晃(駒大1)、岡村颯太(鹿屋体大3) 1500m 前田陽向(環太平洋大4)、大野聖登(順大3) 5000m 鈴木琉胤(早大1) ハーフ 工藤慎作(早大3、馬場賢人(立教大4)、上原琉翔(國學院大4) 20kmW 原圭佑(京大M2)、吉迫大成(東学大3)、土屋温希(立命大4) 110mH 阿部竜希(順大4)、樋口隼人(筑波大4) 400mH 髙橋遼将(法大4)、渕上翔太(早大2) 3000m障害 佐々木哲(早大1) 走高跳 原口颯太(順大3)、山中駿(京大M1) 棒高跳 原口篤志(東大阪大4) 走幅跳 藤原孝輝(東洋大M1) 三段跳 安立雄斗(福岡大M2) やり投 鈴木凜(九州共立大M1)、清川裕哉(東海大4) 女子 100m 山形愛羽(福岡大2)、奥野由萌(甲南大4) 800m 西田有里(立命大2) 10000m 前田彩花(関大3)、細見芽生(名城大1)、橋本和叶(名城大1) ハーフ 土屋舞琴(立命大4)、野田真理耶(大東大3)、髙橋葵(城西大4) 20kmW 柳井綾音(立命大4)、谷純花(金沢学大3) 100mH 島野真生(日女体大M2)、本田怜(順大M2) 400mH 瀧野未来(立命大2) 3000m障害 山下彩菜(大阪学大4) 走幅跳 乙津美月(日女体大4)、木村美海(四国大M3) ハンマー投 村上来花(九州共立大4) やり投 村上碧海(日体大4)
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