◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)1日目
ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、女子走幅跳は乙津美月(日女体大)が6m33(+1.6)で逆転優勝した。
6m12の記録でトップ8に残り、迎えた6回目だった。乙津は「4年生で最後の個人選手権を楽しもうと思って。応援してくれた人たちもいたので、それを力に楽しんで行こうと思いました」と気持ちを高めていた。
助走が安定し、踏み切りも「ハマった感じがしました」。着地も「いつもと違った感じがしたので行ったかなと思いました」と、測定結果を聞いて歓喜する。直後に木村美海(四国大院)が1cm差まで迫る薄氷の勝利だった。
自己記録で目標の6m30台に乗せた。学生で初の全国優勝を果たし、次なる目標は「関東インカレと日本インカレで優勝することです」と語気を強めていた。
1cm差の2位に泣いた木村は昨年9月の日本インカレ前の練習の着地で負傷し、左膝の手術を経験した。「跳躍練習でき始めてのこの記録は悪くなかったです」と言いつつも、悔し涙が止まらなかった。
このほか、男子110mハードル準決勝では阿部竜希(順大)が13秒26(+0.7)で、東京世界選手権の参加標準記録(13秒27)をクリア。男子100m準決勝ではパリ五輪4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)が10秒09(+1.8)、女子100mハードルでは本田怜(順大)が自身の学生記録に0.01秒に迫る13.08(+0.4)を出した。いずれも決勝は26日に行われる。
男子1500mは前田陽向(環太平洋大)が4分03秒64、女子1500mは太田垣楓華(園田学園大)が4分19秒26の大会新記録でともに優勝。男子棒高跳は原口厚志(東大阪大)が5m50で初優勝し、女子砲丸投は奥山琴未(岡山商科大)が学生歴代10位の15m62をプットしている。
学生個人選手権開催ではない代表選考レースとなった10000mは、男子は伊藤蒼唯(駒大)が28分53秒75、女子は前田彩花(関大)が33分10秒60でともに1着となっている。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025