2025.03.08
第101回箱根駅伝で2年連続8回目の総合優勝を果たした青学大が3月8日、東京都内のホテルで優勝祝勝会を開いた。
来賓や一般のファンら1800人超が来場。冒頭では昨年11月に「悪性リンパ腫」と診断され、今年2月中旬に死去した皆渡星七さんに黙祷が捧げられた。
活動報告で、原晋監督は第101回大会を振り返り、優勝できると思ったタイミングについて「実は1区から2区のたすきリレーの段階で、ほぼほぼこれは勝てるなと思いました」と説明。「ライバルチームの駒沢さんや國學院さんとは10秒程度の差でした」と、タイム差が小さかったことを挙げた。
「あいたいね大作戦」を掲げて戦い、「この壇上に立つ皆渡とチーム全員で会いたかったわけですが、残念ながら天国に逝きました。彼の分まで102回大会はチーム一丸で頑張っていきたいと思います」と宣言した。
その後、選手が一言ずつ挨拶をした。新主将の黒田朝日(3年)は「来年度は主将として、またチームを優勝に導けるように頑張っていきます」、前主将の田中悠登(4年)は「私たちの大切な仲間の皆渡星七と約束をしました。彼が思い描いていた夢、未来というものを、ここにいる私達が全力で生きていきたいと思っています」と力強く話した。
会場には早大OBの瀬古利彦氏が来賓として訪れ、マイクを囲んで原監督やマラソンで快走した若林宏樹(4年)、黒田、太田蒼生(4年)に語りかける場面も。「箱根駅伝も頑張っているけれど、最近はマラソンでも頑張っている。『箱根から世界へ』というのを体現しています」と評し、「(来年は早大に)負けたら友達になってあげる」と周囲を笑わせた。
このほか、歌手の五木ひろしさんによる歌唱の披露や、選手の写真が並べられている横断幕の掲揚、サブユニホームなどで使用する陸上部の新しいロゴの発表などがあり、参加した人たちはスマートフォンなどでしきりに写真を撮影していた。
青学大は2004年に原監督が就任。15年に初の総合優勝を果たすと、直近11年で8回の優勝と箱根路で強さを見せている。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.25
富士通加入の平林樹「世界一になる」鈴木康也は「マラソンで世界へ」
2025.03.25
400mH山本亜美が富士通へ「より一層の覚悟持って」目指すはロス五輪
-
2025.03.25
-
2025.03.24
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.19
-
2025.03.19
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.25
HOKAが「CLIFTON 10」発売に先駆けてイベント 鎧坂哲哉「クッション性とフィット感が良い」
デッカーズジャパンは3月25日、パフォーマンスフットウェア&アパレルブランド「HOKA」の人気シリーズの新作シューズ「CLIFTON 10(クリフトン 10)」の発売に先駆けてメディア向けの商品説明会・トークセッションを […]
2025.03.25
富士通加入の平林樹「世界一になる」鈴木康也は「マラソンで世界へ」
富士通が3月25日、2025年度新加入選手の合同取材会見を開き、男子長距離の篠原倖太朗(駒大)、平林樹(城西大)、鈴木康也(麗澤大)、女子400mハードルの山本亜美(立命大)が登壇した。 城西大の主将を務めた平林は「こう […]
2025.03.25
400mH山本亜美が富士通へ「より一層の覚悟持って」目指すはロス五輪
富士通が3月25日、2025年度新加入選手の合同取材会見を開き、男子長距離の篠原倖太朗(駒大)、平林樹(城西大)、鈴木康也(麗澤大)、女子400mハードルの山本亜美(立命大)が登壇した。 23年ブダペスト世界選手権代表の […]
2025.03.25
富士通入社の篠原倖太朗「すべてが自分の責任になる」今年は5000mで世界陸上狙う
富士通が3月25日、2025年度新加入選手の合同取材会見を開き、男子長距離の篠原倖太朗(駒大)、平林樹(城西大)、鈴木康也(麗澤大)、女子400mハードルの山本亜美(立命大)が登壇した。 駒大の主将を務めた篠原は、伝統あ […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報