HOME 駅伝

2024.11.03

旭化成が黒崎播磨との「トラック勝負」制す!3年ぶりVで「5年ぶりニューイヤー駅伝優勝」へ弾み/九州実業団駅伝
旭化成が黒崎播磨との「トラック勝負」制す!3年ぶりVで「5年ぶりニューイヤー駅伝優勝」へ弾み/九州実業団駅伝

旭化成の大六野秀畝(24年ニューイヤー駅伝)

◇第61回九州実業団毎日駅伝(11月3日/大分県佐伯市・佐伯中央病院陸上競技場発着点、区間89.3km)

第61回九州実業団毎日駅伝が行われ、旭化成Aが4時間21分16秒で3年ぶりの優勝を飾った。

5区から続いた黒崎播磨との首位争い。決着はフィニッシュ目前だった。アンカーの相澤晃が、それまで前にいた黒崎播磨・福谷颯太を逆転し、右手人差し指を突き上げてえVテープを切った

広告の下にコンテンツが続きます

旭化成Aは1区の大六野秀畝がトップと2秒差の2位で滑り出し、最長18.3kmの2区で茂木圭次郎が首位を奪取。3、4区では三菱重工にその座を譲ったが、優勝争いの位置をキープする。

5区からは黒崎播磨との一騎打ちにも、中継では常に先着。最後まで勝負にこだわる姿勢を見せ続けた。

「前半で流れをつかんで、途中で抜け出すという考えがあった」と言う西村功監督。だが、終始強い風が吹く中でのレースに、「なかなか抜け出すことができませんでした」と振り返る。

Bチーム、実業団混成A・Bチームと多くの選手が出走。今回は補欠に回ったパリ五輪10000m代表・葛西潤も含め、分厚い選手層の中から、正月のニューイヤー駅伝に出走する7人を選考することになる。

「今回、物足りない選手もいましたが、よく走った選手もいます。これから個人のレースもあるので、状態を見てメンバーを考えていきたい」と西村監督。ここから、5年ぶりのニューイヤー優勝に向けての準備に入る。

出走メンバー最年長として引っ張る大六野と6区の村山謙太も「優勝目指して、チーム全体でがんばりたい」(大六野)、「今回走った選手以外にも選手がたくさんいる」(村山)と力強く語った。

◇第61回九州実業団毎日駅伝(11月3日/大分県佐伯市・佐伯中央病院陸上競技場発着点、区間89.3km) 第61回九州実業団毎日駅伝が行われ、旭化成Aが4時間21分16秒で3年ぶりの優勝を飾った。 5区から続いた黒崎播磨との首位争い。決着はフィニッシュ目前だった。アンカーの相澤晃が、それまで前にいた黒崎播磨・福谷颯太を逆転し、右手人差し指を突き上げてえVテープを切った 旭化成Aは1区の大六野秀畝がトップと2秒差の2位で滑り出し、最長18.3kmの2区で茂木圭次郎が首位を奪取。3、4区では三菱重工にその座を譲ったが、優勝争いの位置をキープする。 5区からは黒崎播磨との一騎打ちにも、中継では常に先着。最後まで勝負にこだわる姿勢を見せ続けた。 「前半で流れをつかんで、途中で抜け出すという考えがあった」と言う西村功監督。だが、終始強い風が吹く中でのレースに、「なかなか抜け出すことができませんでした」と振り返る。 Bチーム、実業団混成A・Bチームと多くの選手が出走。今回は補欠に回ったパリ五輪10000m代表・葛西潤も含め、分厚い選手層の中から、正月のニューイヤー駅伝に出走する7人を選考することになる。 「今回、物足りない選手もいましたが、よく走った選手もいます。これから個人のレースもあるので、状態を見てメンバーを考えていきたい」と西村監督。ここから、5年ぶりのニューイヤー優勝に向けての準備に入る。 出走メンバー最年長として引っ張る大六野と6区の村山謙太も「優勝目指して、チーム全体でがんばりたい」(大六野)、「今回走った選手以外にも選手がたくさんいる」(村山)と力強く語った。

旭化成のVメンバーと成績をチェック!

1区 大六野秀畝 37分03秒 2区 茂木圭次郎 53分54秒 3区 井川龍人 32分42秒 4区 キプルト・エマニエル・キプロプ 18分00秒 5区 齋藤 椋 45分29秒 6区 村山謙太 32分51秒 7区 相澤 晃 41分17秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.15

仙台育英高・長森結愛が3000m高1歴代2位の9分04秒77! 米澤奈々香 4年ぶり自己新の5000m15分26秒64/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG女子3000mでは高校1年生の長森結愛(仙台育英高・宮城)が留 […]

NEWS 好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

2025.11.15

好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG男子10000mでは楠岡由浩(帝京大)が27分52秒09の自己 […]

NEWS 男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

2025.11.15

男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

全九州高校駅伝が11月15日、福岡県嘉麻市の嘉穂総合運動公園周辺コースで開催され、男子(7区間42.195km)は宮崎日大(宮崎)が2時間6分02秒で初優勝を飾った。女子(5区間21.0975km)は神村学園(鹿児島)が […]

NEWS レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

2025.11.15

レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

11月15日、日本陸連はRIKUJOフェスティバル(11月29日/東京・国立競技場)で実施する「RIKUJOスクール(子ども向け陸上教室)」の講師に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)とともに、 […]

NEWS 関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

2025.11.15

関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

◇丹後大学駅伝/第87回関西学生駅伝(11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも競技場着8区間74.7km) 11月15日、関西学生駅伝が行われ、関大が3時間45分55秒で56年ぶり12回目の優勝を飾った。 関大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top