HOME 高校

2024.11.02

全国V・佐久長聖27連覇 堅実なレースでも2時間5分11秒 女子の長野東は1年生コンビが区間新で18連覇/長野県高校駅伝
全国V・佐久長聖27連覇 堅実なレースでも2時間5分11秒 女子の長野東は1年生コンビが区間新で18連覇/長野県高校駅伝

佐久長聖7区の石川浩輝と長野東4区の今井玲那と3区の川上南海

全国高校駅伝の出場権を懸けた長野県高校駅伝が11月1日、大町市の大町運動公園陸上競技場発着のコースで行われ、男子(7区間42.195km)は昨年の全国覇者・佐久長聖が2時間5分11秒で27年連続27回目のV。女子(5区間21.0975km)は、2年前の都大路を制した長野東が大会記録に8秒と迫る歴代2位の1時間9分02秒で18年連続18回目の優勝を飾った。

出走の7人全員が3年生という布陣で臨んだ男子の佐久長聖は、11月10日の日体大長距離競技会で個々が自己新を狙ってチームのモチベーションを上げるため、今大会は敢えてタイムを狙わず、堅実なレースを展開した。

広告の下にコンテンツが続きます

8月のU20世界選手権代表コンビの濵口大和、佐々木哲を軸に盤石な走り。濵口は1区(10km)を30分17秒、佐々木は3区(8.1075km)を23分57秒で走破するなど、今年もオール区間賞で層の厚さを見せつけた。全員がタイムを狙わなかったとはいえ、濵口は「目安の29分30秒よりかなり遅くなってしまい、チームに流れをつくることができませんでした」と反省。佐々木も「前半の下り(基調)の5kmはいいペースで刻むことができたんですが、後半の上り(基調)は想定以上に落ちてしまいました」と課題を口にした。

27年連続27回目となる都大路では、チームとして成し遂げたことのない全国2連覇と、自チームが持つ高校最高記録(2時間1分00秒)の再更新を掲げている。キャプテンを務める濵口は「チームワークを高めるうえで立て直さなければならない面がありますが、今後も貪欲に取り組んでいきたいです」と気を引き締めていた。

女子の長野東もオール区間賞で18年連続18回目の全国切符を獲得。なかでも、成長株の1年生コンビである3区(3km)の川上南海、4区(3km)の今井玲那がそれぞれ9分18秒、9分26秒の連続区間新をマークしてチームに勢いをもたらした。2年ぶりに14秒と大幅に更新した川上は「自分でもビックリです。緊張感がありましたが、楽しく走ることができました」と笑顔を見せれば、12年ぶりに7秒更新した今井は「高校に入って初めての駅伝でしたので、不安でしたが、のびのびと走れたことで思った以上の力が出せました」と声を弾ませた。

上級生も準備を整えている。キャプテンの窪田舞(3年)は9月上旬に発症した腰痛が完治した中でのレース。大事を取って2区(4.0975km)に入ったが13分30秒で駆け抜けた。1区を務めた真柴愛里(2年)とダブルエースを務める窪田は、「チームの設定タイムは1時間10分でしたので、思ったよりいいタイムが出ました。順調にいけば、全国で目標のメダル獲得を狙えると思います」と自信をみなぎらせている。

全国大会は12月22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。なお、今年から都道府県代表のほかに、男女ともに地区代表が出場する。
文/永田真樹

全国高校駅伝の出場権を懸けた長野県高校駅伝が11月1日、大町市の大町運動公園陸上競技場発着のコースで行われ、男子(7区間42.195km)は昨年の全国覇者・佐久長聖が2時間5分11秒で27年連続27回目のV。女子(5区間21.0975km)は、2年前の都大路を制した長野東が大会記録に8秒と迫る歴代2位の1時間9分02秒で18年連続18回目の優勝を飾った。 出走の7人全員が3年生という布陣で臨んだ男子の佐久長聖は、11月10日の日体大長距離競技会で個々が自己新を狙ってチームのモチベーションを上げるため、今大会は敢えてタイムを狙わず、堅実なレースを展開した。 8月のU20世界選手権代表コンビの濵口大和、佐々木哲を軸に盤石な走り。濵口は1区(10km)を30分17秒、佐々木は3区(8.1075km)を23分57秒で走破するなど、今年もオール区間賞で層の厚さを見せつけた。全員がタイムを狙わなかったとはいえ、濵口は「目安の29分30秒よりかなり遅くなってしまい、チームに流れをつくることができませんでした」と反省。佐々木も「前半の下り(基調)の5kmはいいペースで刻むことができたんですが、後半の上り(基調)は想定以上に落ちてしまいました」と課題を口にした。 27年連続27回目となる都大路では、チームとして成し遂げたことのない全国2連覇と、自チームが持つ高校最高記録(2時間1分00秒)の再更新を掲げている。キャプテンを務める濵口は「チームワークを高めるうえで立て直さなければならない面がありますが、今後も貪欲に取り組んでいきたいです」と気を引き締めていた。 女子の長野東もオール区間賞で18年連続18回目の全国切符を獲得。なかでも、成長株の1年生コンビである3区(3km)の川上南海、4区(3km)の今井玲那がそれぞれ9分18秒、9分26秒の連続区間新をマークしてチームに勢いをもたらした。2年ぶりに14秒と大幅に更新した川上は「自分でもビックリです。緊張感がありましたが、楽しく走ることができました」と笑顔を見せれば、12年ぶりに7秒更新した今井は「高校に入って初めての駅伝でしたので、不安でしたが、のびのびと走れたことで思った以上の力が出せました」と声を弾ませた。 上級生も準備を整えている。キャプテンの窪田舞(3年)は9月上旬に発症した腰痛が完治した中でのレース。大事を取って2区(4.0975km)に入ったが13分30秒で駆け抜けた。1区を務めた真柴愛里(2年)とダブルエースを務める窪田は、「チームの設定タイムは1時間10分でしたので、思ったよりいいタイムが出ました。順調にいけば、全国で目標のメダル獲得を狙えると思います」と自信をみなぎらせている。 全国大会は12月22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。なお、今年から都道府県代表のほかに、男女ともに地区代表が出場する。 文/永田真樹

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.16

GMO・吉田圭太と100mHの安達楓恋が結婚!「これからも二人で」青学大の先輩後輩

男子長距離の吉田圭太(GMOインターネットグループ)と、女子100mハードルの安達楓恋(ジーケーライン)がそろってSNSを更新し、結婚したことを報告した。 吉田は1998年生まれの27歳。広島県出身で、中学時代から世代ト […]

NEWS しまむらにユニバ代表・髙橋葵や新井沙希、中才茉子が加入「『その1秒を大切に』を胸に日々努力」

2026.03.16

しまむらにユニバ代表・髙橋葵や新井沙希、中才茉子が加入「『その1秒を大切に』を胸に日々努力」

しまむらは3月16日、チームSNSで髙橋葵(城西大)、新井沙希(拓大)、中才茉子(東洋大)の3人が新年度からチームに加入することを発表した。 髙橋は千葉県出身。久寺家中時代は全中駅伝で4位に入るなど早くから活躍し、日体大 […]

NEWS ニューイヤー駅伝 27年からインターナショナル区間を選択制に! アンカー7区は距離延長

2026.03.16

ニューイヤー駅伝 27年からインターナショナル区間を選択制に! アンカー7区は距離延長

日本実業団陸上競技連合は3月16日、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)の改革として、2027年の第71回大会から外国人選手の出走可能区間(インターナショナル区間)について選択制を導入するとともに、一部区間の距離を変更す […]

NEWS スポーツメーカーが教員のために開発!『ジャージ感覚スーツ』 クレーマージャパンの人気商品!見た目はスーツ、着心地は快適な「ジャージ生地」
PR

2026.03.16

スポーツメーカーが教員のために開発!『ジャージ感覚スーツ』 クレーマージャパンの人気商品!見た目はスーツ、着心地は快適な「ジャージ生地」

クレーマージャパンが2023年10月に開発した「アスレスーツ」は、見た目はスーツのようにキッチリ決まり、着心地はジャージのように動きやすい。手軽に洗えて耐久性も高く、〝動けるスーツ〟として今やさまざまな現場で重宝されてい […]

NEWS 世界室内選手権エントリー発表! 世界記録保持者・デュプランティス、マフチフ、ホジキンソンに 東京世界陸上金メダリスト11人の豪華メンバー

2026.03.16

世界室内選手権エントリー発表! 世界記録保持者・デュプランティス、マフチフ、ホジキンソンに 東京世界陸上金メダリスト11人の豪華メンバー

世界陸連は3月15日、第21回世界室内選手権(3月20日~22日)のエントリー選手を発表した。 大会には118の国と地域から674人が登録。男子棒高跳で6m31の世界記録を樹立したばかりのA.デュプランティス(スウェーデ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年4月号 (3月13日発売)

2026年4月号 (3月13日発売)

別冊付録 記録年鑑 2025

東京マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソン

page top