◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)
第101回箱根駅伝予選会が行われ、立教大が10時間52分36秒でトップ通過を果たした。
「本戦の切符を取るというところが一番の目的でした。私としても初めてでしたからホッとしています」。今季監督に就任した髙林祐介監督は“初陣”を飾り安堵の表情を浮かべた。
終わってみれば総合力を示した立教大。「最初から先頭集団で走ると考えていた」という馬場賢人(3年)が1時間3分56秒で日本人3番手の15位に入ると、チーム8番目が個人91位という安定ぶりだった。
トップ通過には「よく頑張ったと思います」と髙林監督。チームは「3位以内」を目標にしていたが、その理由について「選手たちがシード権を取りたいと掲げたから」だと言い、「スタートラインに立てた」と強調する。
関東インカレのハーフマラソンで日本人3番手(5位)だった稲塚大祐(4年)、同8番目(12位)の中西洸貴(4年)が外れたが、「不安はありませんでした」と髙林監督。「それ以上に、20人近くの選手が夏合宿から継続してトレーニングが積めていた」と振り返る。
特に「下級生(1、2年)がどれだけ経験を積んで勝負できるかがポイントでした」。原田颯大(2年)が80位に入ったにとどまったが、「本戦につながってくる」と手応えをつかんだ。「自信を持ってスタートラインに立とう」と鼓舞した主将の安藤圭佑(4年)もチーム内4位で「作戦通り、後半に粘れた」と話し、髙林監督も、「4年生がしっかり走ってくれたのはチームの強さ」と称える。
本戦での目標は1962年以来となるシード権の獲得。「最初はどうかな、と思っていましたが、彼らのポテンシャルと思いは間違いない。ここからしっかり準備していきたい」と若き指揮官。この後の全日本大学駅伝を経て、教え子たちとともに正月決戦に向かっていく。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」
2025.12.30
城西大が2冠達成!2区・本間香が区間新、順位下げるも7区で再逆転/富士山女子駅伝
-
2025.12.30
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.30
名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝
◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]
2025.12.30
2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
