HOME 国内

2024.10.16

サニブラウン母校訪問 子供たちに「楽しくリラックスすることで速くなる」とアドバイス 来年の世界陸上「いろんな人に目を向けてほしい」
サニブラウン母校訪問 子供たちに「楽しくリラックスすることで速くなる」とアドバイス 来年の世界陸上「いろんな人に目を向けてほしい」

児童に手を振るサニブラウン

男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が10月16日、東京・港区立お台場学園港陽小学校・港陽中学校(大島一浩校長)を訪問した。約450人の児童、生徒を、自身の小学生時代の思い出話などを語った。

小学3年から6年まで港陽小に通っていたサニブラウン。陸上界をより盛り上げ、子どもたちと触れ合いという想いから、母校訪問が実現した。

訪れたのは、2011年春の小学校卒業以来という。体育館に集まった児童や生徒を前に、質問に答えるかたちでトークショーを行った。

小学生時代について、「給食はカレーや揚げパンが好きだった」、「当時はやんちゃだったけど、しっかりしたのは先生のお陰」、「運動会ではぶっちぎっていた」など、当時の思い出を語ったサニブラウン。「陸上選手になって良かったこと」という質問には、「いろんなところに行き、いろんな人に会えたりできる。小学生の頃はスポーツ選手になりたいなと思っていたので良かったです」と話していた。

陸上選手として練習への取り組み方については「練習はきついけど、負けない気持ちを持つこと」と話し、児童・生徒たちに速く走るために「緊張すると思うけど、楽しくリラックスして走ることで速くなる」とアドバイスした。

児童からは、速く走るために必要なことを問われ、「ちゃんと腕を振ること」と答え、オリンピックに出るためにどんな練習をしてきたか、との質問には、「休みの日がないくらい毎日頑張って練習していた」と振り返った。また、小学生時代の100mのタイムが「12秒4~5ぐらい」と答えると、児童からどよめきが起こり「速っ」と声が出ていた。

広告の下にコンテンツが続きます

「校舎は変わってない。懐かしい記憶のまま」と振り返り、後輩と会って「元気をもらえた」と語ったサニブラウン。また、この日の母校訪問や先日行われた自身主催の「DAWN GAMES」、トレーニングキャンプを通じて、「来年は世界陸上があるし、子どもたちはじめいろんな人に目を向けてもらいたい」と語り、「陸上だけでなく、スポーツを目に触れて肌で感じてもらうためには、自分たち現役アスリートであるからこその影響力もあると思うので、もっとやっていきたい」と意気込む。

また、子どもたちには「いろんなことをやって、いろんなことを学んで、人として成長してほしい」とエールを送った。

男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が10月16日、東京・港区立お台場学園港陽小学校・港陽中学校(大島一浩校長)を訪問した。約450人の児童、生徒を、自身の小学生時代の思い出話などを語った。 小学3年から6年まで港陽小に通っていたサニブラウン。陸上界をより盛り上げ、子どもたちと触れ合いという想いから、母校訪問が実現した。 訪れたのは、2011年春の小学校卒業以来という。体育館に集まった児童や生徒を前に、質問に答えるかたちでトークショーを行った。 小学生時代について、「給食はカレーや揚げパンが好きだった」、「当時はやんちゃだったけど、しっかりしたのは先生のお陰」、「運動会ではぶっちぎっていた」など、当時の思い出を語ったサニブラウン。「陸上選手になって良かったこと」という質問には、「いろんなところに行き、いろんな人に会えたりできる。小学生の頃はスポーツ選手になりたいなと思っていたので良かったです」と話していた。 陸上選手として練習への取り組み方については「練習はきついけど、負けない気持ちを持つこと」と話し、児童・生徒たちに速く走るために「緊張すると思うけど、楽しくリラックスして走ることで速くなる」とアドバイスした。 児童からは、速く走るために必要なことを問われ、「ちゃんと腕を振ること」と答え、オリンピックに出るためにどんな練習をしてきたか、との質問には、「休みの日がないくらい毎日頑張って練習していた」と振り返った。また、小学生時代の100mのタイムが「12秒4~5ぐらい」と答えると、児童からどよめきが起こり「速っ」と声が出ていた。 「校舎は変わってない。懐かしい記憶のまま」と振り返り、後輩と会って「元気をもらえた」と語ったサニブラウン。また、この日の母校訪問や先日行われた自身主催の「DAWN GAMES」、トレーニングキャンプを通じて、「来年は世界陸上があるし、子どもたちはじめいろんな人に目を向けてもらいたい」と語り、「陸上だけでなく、スポーツを目に触れて肌で感じてもらうためには、自分たち現役アスリートであるからこその影響力もあると思うので、もっとやっていきたい」と意気込む。 また、子どもたちには「いろんなことをやって、いろんなことを学んで、人として成長してほしい」とエールを送った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.18

富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!

日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

2025.07.18

【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

2025.07.18

100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]

NEWS 王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

2025.07.18

王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

8月31日に豪州で開催されるシドニーマラソンの主催者は、男子エリート選手のエントリーを発表した。 すでに、前世界記録のE.キプチョゲ(ケニア)の参戦が3月中に発表されているが、新たに19年、20年の東京を制しているB.レ […]

NEWS チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

2025.07.18

チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top