HOME 駅伝

2024.09.27

城西大が夏合宿を順調に消化「去年よりもチーム全体で設定タイム上がっている」 出雲5位へ漂う充実感
城西大が夏合宿を順調に消化「去年よりもチーム全体で設定タイム上がっている」 出雲5位へ漂う充実感

城西大の斎藤将也、久保出雄太、林晃耀

城西大が駅伝シーズンに向けて順調に夏合宿を消化。まずは5位以内を目指す10月14日の出雲駅伝に向け、チーム全体に充実感が漂っている。

前半戦から好調ぶりを示してきた。今季はシード校で選考会や予選会がなく、5000mを主軸に強化を進めてきた。15人が5000mで自己記録を更新し、13分台は過去最多の11人。チーム内2番手の13分33秒39をマークした斎藤将也(3年)は「目標には届かなかったですが、調子の悪い中で自分なりの走りはできたと思います」と振り返る。

5月の関東インカレ男子1部では、10000mで主将の平林樹(4年)が大幅自己新の28分03秒13で2位。3位に続いたヴィクター・キムタイ(3年)は5000mで優勝を飾り、久保出雄太(4年)はハーフマラソンで7位に入っている。

広告の下にコンテンツが続きます

トラックで手応えを得たチームは、8月上旬から9月中旬にかけて北海道・紋別、長野・女神湖、菅平高原で夏合宿を実施。坂を使った練習や軽めの重りを持って走るなど、筋力強化を図ってきた。

昨季は三大駅伝にフル出場した林晃耀(4年)は「去年よりもチーム全体と、個人的にも設定タイムが上がっています。駅伝シーズンは期待してもらって、かまわないと思います」と力強い。

プーマの施設とプロダクツが選手を後押し

菅平合宿では、プーマ ジャパンが9月中旬まで開設したリカバリー施設「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」を活用。水素の吸入や、高気圧酸素ルーム(O2Room)が設置されており、久保出は「菅平で自分の調子が良かったのは、この施設も関係していると思っています。身体と心がすごくリラックスできる場所です」とうなずく。

微弱電流による筋膜リリースマシン「RAKULEASE(ラクリス)」を使ったマッサージも受けることができる。林は「次のポイント練習に向けて、疲労を残さないという面ではすごく役立っています。今回の合宿をしっかりこなせているのは、この施設があるお陰なのかなと思っています」と感謝する。

また、重量わずか194g(27.0cm)とプーマ史上最軽量のレーシングシューズ「DEVIATE NITRO ELITE 3」について、斎藤は「弾力と軽さがとてもあります。疲れた時でも軽いので、回転力を補えたりして、とても良いシューズです」と語る。まだ実戦で履いていないという久保出も「三大駅伝はしっかり履いて、良い順位が取れるようなシューズになっていると思います」と話す。

「夏合宿のポイント練習のほぼすべてで(DEVIATE NITRO ELITE 3を)履いていました」と言う林は「耐久性もありますし、軽さ、反発面はすごくて、ここからの駅伝シーズンの試合でもしっかり使っていきたいです」と絶賛していた。

チームのスタート時にはうまく目標が定まらなかったものの、前半戦の結果を受けて紋別合宿初日に目標を上方修正した。「周りの期待に応えながら、まずはしっかり自分たちの走りをして、その目標にたどり着けたらいいと思います」と斎藤。淡々と話す姿に自信を感じさせる。

昨季は三大駅伝すべてで過去最高成績を収めた城西大。新たな挑戦が始まる。

城西大が駅伝シーズンに向けて順調に夏合宿を消化。まずは5位以内を目指す10月14日の出雲駅伝に向け、チーム全体に充実感が漂っている。 前半戦から好調ぶりを示してきた。今季はシード校で選考会や予選会がなく、5000mを主軸に強化を進めてきた。15人が5000mで自己記録を更新し、13分台は過去最多の11人。チーム内2番手の13分33秒39をマークした斎藤将也(3年)は「目標には届かなかったですが、調子の悪い中で自分なりの走りはできたと思います」と振り返る。 5月の関東インカレ男子1部では、10000mで主将の平林樹(4年)が大幅自己新の28分03秒13で2位。3位に続いたヴィクター・キムタイ(3年)は5000mで優勝を飾り、久保出雄太(4年)はハーフマラソンで7位に入っている。 トラックで手応えを得たチームは、8月上旬から9月中旬にかけて北海道・紋別、長野・女神湖、菅平高原で夏合宿を実施。坂を使った練習や軽めの重りを持って走るなど、筋力強化を図ってきた。 昨季は三大駅伝にフル出場した林晃耀(4年)は「去年よりもチーム全体と、個人的にも設定タイムが上がっています。駅伝シーズンは期待してもらって、かまわないと思います」と力強い。

プーマの施設とプロダクツが選手を後押し

菅平合宿では、プーマ ジャパンが9月中旬まで開設したリカバリー施設「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」を活用。水素の吸入や、高気圧酸素ルーム(O2Room)が設置されており、久保出は「菅平で自分の調子が良かったのは、この施設も関係していると思っています。身体と心がすごくリラックスできる場所です」とうなずく。 微弱電流による筋膜リリースマシン「RAKULEASE(ラクリス)」を使ったマッサージも受けることができる。林は「次のポイント練習に向けて、疲労を残さないという面ではすごく役立っています。今回の合宿をしっかりこなせているのは、この施設があるお陰なのかなと思っています」と感謝する。 また、重量わずか194g(27.0cm)とプーマ史上最軽量のレーシングシューズ「DEVIATE NITRO ELITE 3」について、斎藤は「弾力と軽さがとてもあります。疲れた時でも軽いので、回転力を補えたりして、とても良いシューズです」と語る。まだ実戦で履いていないという久保出も「三大駅伝はしっかり履いて、良い順位が取れるようなシューズになっていると思います」と話す。 「夏合宿のポイント練習のほぼすべてで(DEVIATE NITRO ELITE 3を)履いていました」と言う林は「耐久性もありますし、軽さ、反発面はすごくて、ここからの駅伝シーズンの試合でもしっかり使っていきたいです」と絶賛していた。 チームのスタート時にはうまく目標が定まらなかったものの、前半戦の結果を受けて紋別合宿初日に目標を上方修正した。「周りの期待に応えながら、まずはしっかり自分たちの走りをして、その目標にたどり着けたらいいと思います」と斎藤。淡々と話す姿に自信を感じさせる。 昨季は三大駅伝すべてで過去最高成績を収めた城西大。新たな挑戦が始まる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

NEWS 第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

2025.12.10

第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

関東学生陸上競技連盟が12月10日、第102回箱根駅伝の開催要項を発表し、テレビ中継する日本テレビの放送についても合わせて発表された。 2026年1月2日の往路、3日の復路ともに7時から生中継。放送センターでの解説は往路 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top