HOME 国内、大学

2024.09.21

400mH下田隼人が28年ぶり“為末大超え”「信じられない」48秒59のU20日本新/日本IC
400mH下田隼人が28年ぶり“為末大超え”「信じられない」48秒59のU20日本新/日本IC

24年日本インカレ男子400mH準決勝3組で48秒59のU20日本新をマークした下田隼人(東洋大)

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)3日目

日本インカレの3日目に行われた男子400mハードル準決勝で、3組3着の下田隼人(東洋大)が学生歴代8位となる48秒59をマーク。為末大(広島皆実高)が1996年に樹立した49秒09のU20日本記録を28年ぶりに塗り替えた。

直前に行われた2組で同学年の渕上翔太(早大)が48秒78を叩き出し、まずは為末の記録を0.31秒更新。「高校時代からのライバル。本当にすごい。自分も負けていられない」。そう気合を入れたのが下田だった。

広告の下にコンテンツが続きます

この日は追い風基調ということもあり前半から積極的に飛ばす。梶原道明監督からの「しっかり刻んでいくように」というアドバイスを頭に入れ、「これまで9台目まで15歩だったのですが、今日は初めてオール15歩できた」と最後まで攻めきった。

タイムについては「本当に信じられない。全然思っていなかったです」と目を見開いた。

それもそのはず、「練習を積み始めてから1ヵ月ほど」だという下田。昨年のインターハイ王者だが、今年4月に左足首をケガした影響で試合から遠ざかり、「これが復帰レース」だった。

東京世界選手権の参加標準記録(48秒50)にも一気に近づいたが、決勝では「0.01秒でもまた自己ベストを更新したいです」と意気込みを語った。

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)3日目 日本インカレの3日目に行われた男子400mハードル準決勝で、3組3着の下田隼人(東洋大)が学生歴代8位となる48秒59をマーク。為末大(広島皆実高)が1996年に樹立した49秒09のU20日本記録を28年ぶりに塗り替えた。 直前に行われた2組で同学年の渕上翔太(早大)が48秒78を叩き出し、まずは為末の記録を0.31秒更新。「高校時代からのライバル。本当にすごい。自分も負けていられない」。そう気合を入れたのが下田だった。 この日は追い風基調ということもあり前半から積極的に飛ばす。梶原道明監督からの「しっかり刻んでいくように」というアドバイスを頭に入れ、「これまで9台目まで15歩だったのですが、今日は初めてオール15歩できた」と最後まで攻めきった。 タイムについては「本当に信じられない。全然思っていなかったです」と目を見開いた。 それもそのはず、「練習を積み始めてから1ヵ月ほど」だという下田。昨年のインターハイ王者だが、今年4月に左足首をケガした影響で試合から遠ざかり、「これが復帰レース」だった。 東京世界選手権の参加標準記録(48秒50)にも一気に近づいたが、決勝では「0.01秒でもまた自己ベストを更新したいです」と意気込みを語った。

男子400mH・U20歴代10傑をチェック!

■男子400mH・U20歴代10傑 48.59 下田 隼人(東洋大1) 2024. 9.21 48.78 渕上 翔太(早大1) 2024. 9.21 49.09 為末  大(広島皆実高3広島) 1996.10.14 49.10 齋藤 嘉彦(法大2) 1991.10.17 49.19 黒川 和樹(法大1) 2020. 9.13 49.46 安部 孝駿(中京大1) 2010. 7.23 49.75 吉田 良一(順大2) 1984.10.20 49.77 菊田 響生(法政二高3神奈川) 2024. 6.28 49.86 岸本 鷹幸(法大1) 2009.10.18 49.90 出口 晴翔(東福岡高3福岡) 2019.10.20 49.90 紺野 稜真(筑波大1) 2023. 9.16

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.23

豊川が男女V 男子4連覇で女子10年ぶり 都大路地区代表は男子2位の愛知と女子3位の常葉大菊川/東海高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表を懸けた東海高校駅伝が11月23日、三重県松阪市の三重高前を発着としたコースで行われ、愛知県大会に引き続き、豊川が男女とも優勝した。男子(7区間42.195km)は最終区で逆転し、2時間7分38秒で […]

NEWS 7位・天満屋が2年ぶりシード復帰!部員8人と応援団「全体で勝ち取ったもの」/クイーンズ駅伝

2025.11.23

7位・天満屋が2年ぶりシード復帰!部員8人と応援団「全体で勝ち取ったもの」/クイーンズ駅伝

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 女子駅伝日本一を懸けた全日本実業団対抗女子駅伝が行われ、エディオンが […]

NEWS ユニクロが過去最高の6位!予選6位から11年ぶりシード「今の力を確実に発揮してくれた」/クイーンズ駅伝

2025.11.23

ユニクロが過去最高の6位!予選6位から11年ぶりシード「今の力を確実に発揮してくれた」/クイーンズ駅伝

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 女子駅伝日本一を懸けた全日本実業団対抗女子駅伝が行われ、エディオンが […]

NEWS 4位・三井住友海上が16年ぶりトップ4入り、5年ぶりシード獲得 3区・不破「応援が力になった」/クイーンズ駅伝

2025.11.23

4位・三井住友海上が16年ぶりトップ4入り、5年ぶりシード獲得 3区・不破「応援が力になった」/クイーンズ駅伝

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 女子駅伝日本一を懸けた全日本実業団対抗女子駅伝が行われ、エディオンが […]

NEWS エディオンが創部37年目の悲願達成!仲間の快走「自信」と「勇気」に初優勝/クイーンズ駅伝

2025.11.23

エディオンが創部37年目の悲願達成!仲間の快走「自信」と「勇気」に初優勝/クイーンズ駅伝

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 女子駅伝日本一を懸けた全日本実業団対抗女子駅伝が行われ、エディオンが […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top