HOME 日本代表、海外、五輪
3種目挑戦のハッサンがマラソン2時間22分55秒の五輪新で金! 鈴木優花6位入賞、一山麻緒51位/パリ五輪Day11
3種目挑戦のハッサンがマラソン2時間22分55秒の五輪新で金! 鈴木優花6位入賞、一山麻緒51位/パリ五輪Day11

24年パリ五輪女子マラソンで金メダルに輝き、レース後に6位の鈴木(手前)と抱き合うハッサン

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)11日目

パリ五輪・陸上競技最終日となる11日目に女子マラソンが行われ、シファン・ハッサン(オランダ)が2時間22分55秒の五輪新記録で金メダルを獲得した。ティグスト・アセファ(エチオピア)が3秒差で銀メダル、ヘレン・オビリ(ケニア)が銅メダルだった。

パリ市庁舎前をスタート。23km付近のベルサイユ宮殿で折り返し、終盤にエッフェル塔を通ってアンヴァリッド前にゴールするコースで争われた。

広告の下にコンテンツが続きます

最初の5kmが17分24秒とスローな展開で進んだものの、10km過ぎでアフリカ勢がペースアップ。日本勢の鈴木優花(第一生命グループ)と一山麻緒(資生堂)はやや後ろに下がった。しかし、鈴木は14km過ぎから始まる上りを利用して追い上げ、16kmで集団に追いついた。

28km過ぎからの急坂で先頭集団の人数は鈴木を含めて8人。その後のアップダウンで人数が絞られ、1時間59分43秒で通過した35kmは6人の先頭集団となる。鈴木は先頭集団から遅れて、単独の6位となる。

アマネ・ベリソ・シャンクレ(エチオピア)が40km過ぎで遅れて、4人によるメダル争いへ。残り1kmを切ってから世界記録(2時間11分53秒)保持者のアセファが抜け出すと、ハッサンが追走。競り合いを制したハッサンが金メダルで締めくくった。今大会は5000m、10000mとも銅メダルだった。

日本勢は終盤まで先頭争いに加わっていた鈴木が2時間24分02秒の自己新で6位入賞。2大会連続の入賞を目指した一山は、30kmでは61位まで後退したが順位を上げて2時間34分13秒で51位だった。日本記録(2時間18分59秒)保持者の前田穂南(天満屋)は右大腿骨疲労骨折のため欠場した。

全日程を終え、日本は金メダル1、メダルを含む入賞11で、前回の東京大会(9)を上回る戦後最多入賞となった。

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)11日目 パリ五輪・陸上競技最終日となる11日目に女子マラソンが行われ、シファン・ハッサン(オランダ)が2時間22分55秒の五輪新記録で金メダルを獲得した。ティグスト・アセファ(エチオピア)が3秒差で銀メダル、ヘレン・オビリ(ケニア)が銅メダルだった。 パリ市庁舎前をスタート。23km付近のベルサイユ宮殿で折り返し、終盤にエッフェル塔を通ってアンヴァリッド前にゴールするコースで争われた。 最初の5kmが17分24秒とスローな展開で進んだものの、10km過ぎでアフリカ勢がペースアップ。日本勢の鈴木優花(第一生命グループ)と一山麻緒(資生堂)はやや後ろに下がった。しかし、鈴木は14km過ぎから始まる上りを利用して追い上げ、16kmで集団に追いついた。 28km過ぎからの急坂で先頭集団の人数は鈴木を含めて8人。その後のアップダウンで人数が絞られ、1時間59分43秒で通過した35kmは6人の先頭集団となる。鈴木は先頭集団から遅れて、単独の6位となる。 アマネ・ベリソ・シャンクレ(エチオピア)が40km過ぎで遅れて、4人によるメダル争いへ。残り1kmを切ってから世界記録(2時間11分53秒)保持者のアセファが抜け出すと、ハッサンが追走。競り合いを制したハッサンが金メダルで締めくくった。今大会は5000m、10000mとも銅メダルだった。 日本勢は終盤まで先頭争いに加わっていた鈴木が2時間24分02秒の自己新で6位入賞。2大会連続の入賞を目指した一山は、30kmでは61位まで後退したが順位を上げて2時間34分13秒で51位だった。日本記録(2時間18分59秒)保持者の前田穂南(天満屋)は右大腿骨疲労骨折のため欠場した。 全日程を終え、日本は金メダル1、メダルを含む入賞11で、前回の東京大会(9)を上回る戦後最多入賞となった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール

有力ジュニア選手が全国から集まるU20オリンピック育成競技者研修合宿が12月4日から7日までの4日間、ナショナルトレーニングセンターで行われた。 選手たちが集合し、開講式が開かれて最初の研修に登場したのが男子短距離のサニ […]

NEWS U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

2025.12.08

U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

ジュニア世代の有力選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が12月4~7日の4日間、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた。 インターハイやU20日本選手権、U18大会などで上位に入った高校生や […]

NEWS 富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

2025.12.08

富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]

NEWS 2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

2025.12.08

2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]

NEWS 女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top