HOME 国内、日本代表、五輪
男子3000m障害2大会連続入賞の三浦龍司「楽しいと思える大会だった」/パリ五輪
男子3000m障害2大会連続入賞の三浦龍司「楽しいと思える大会だった」/パリ五輪

男子3000m障害で2大会連続入賞を果たした三浦龍司

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)

パリ五輪に出場した日本代表が8月11日午後に帰国。男子3000m障害で8位入賞を果たした三浦龍司(SUBARU)が会見に応じ、「手応えのあるレースでしたし、収穫が多いものとなりました」と振り返った。

広告の下にコンテンツが続きます

21年の東京五輪7位に続く、2大会連続入賞の快挙。東京大会とは違い、満員のスタジアムでのレースに「競技をしていて圧倒されましたし、雰囲気、盛り上がりを肌で感じて、観客席にいても楽しいと思える大会でした」と3年前とは違った五輪を体験した。

決勝についても、細やかなペースのアップダウンや揺さぶりのあるタフなレースのなか、自身がやりたかったことができたという。課題にしていたラスト1周の走りも「しっかり粘りきることができた」と評価する。

目標をメダル獲得に掲げて臨み、順位こそ達成できなかった悔しさはあるものの、自分の思い描いたものに近いレースができた充実感も漂う。昨年の世界選手権では6位に入っており、今回が世界大会で3度目の入賞。周囲からは常にメダルも期待されるが、「競り合いとなったときのスピードだったり、瞬発力も必要で、3000m障害は1つの能力だけを伸ばしてもというところがある」と話し、「(メダル獲得に)可能性は広がっているとは思いますが、自分が世界との差を詰めていっても、相手も(実力を)伸ばしています」とこの種目の難しさも痛感している。

「何度でも経験したい」という五輪。次は4年後のロサンゼルスが舞台となる。「年齢的にもいいと思いますし、走り続けて戦い続けていければ」と先を見据えた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ) パリ五輪に出場した日本代表が8月11日午後に帰国。男子3000m障害で8位入賞を果たした三浦龍司(SUBARU)が会見に応じ、「手応えのあるレースでしたし、収穫が多いものとなりました」と振り返った。 21年の東京五輪7位に続く、2大会連続入賞の快挙。東京大会とは違い、満員のスタジアムでのレースに「競技をしていて圧倒されましたし、雰囲気、盛り上がりを肌で感じて、観客席にいても楽しいと思える大会でした」と3年前とは違った五輪を体験した。 決勝についても、細やかなペースのアップダウンや揺さぶりのあるタフなレースのなか、自身がやりたかったことができたという。課題にしていたラスト1周の走りも「しっかり粘りきることができた」と評価する。 目標をメダル獲得に掲げて臨み、順位こそ達成できなかった悔しさはあるものの、自分の思い描いたものに近いレースができた充実感も漂う。昨年の世界選手権では6位に入っており、今回が世界大会で3度目の入賞。周囲からは常にメダルも期待されるが、「競り合いとなったときのスピードだったり、瞬発力も必要で、3000m障害は1つの能力だけを伸ばしてもというところがある」と話し、「(メダル獲得に)可能性は広がっているとは思いますが、自分が世界との差を詰めていっても、相手も(実力を)伸ばしています」とこの種目の難しさも痛感している。 「何度でも経験したい」という五輪。次は4年後のロサンゼルスが舞台となる。「年齢的にもいいと思いますし、走り続けて戦い続けていければ」と先を見据えた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.05

新潟医療福祉大14年連続全国へ 5000mレースで清水杏夏筆頭に上位ほぼ独占/全日本大学女子駅伝北信越地区選考会

第43回全日本大学女子駅伝対校選手権北信越地区選考会が7月5日、長野県佐久市の佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、新潟医療福祉大がトップとなり、14年連続14回目となる本大会の出場権を獲得した。 北信越地区からの全国大会 […]

NEWS 信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

2025.07.05

信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝の北信越地区選考会は7月5日、長野・佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、信州大が4時間15分59秒69で4大会連続16回目の本大会出場を決めた。 選考会には6校が出場し、各校最大10人がエ […]

NEWS やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

2025.07.05

やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投でディーン元気(ミズノ)が84m66で2位に入った。 広告の下にコンテンツが続きます 同 […]

NEWS 札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

2025.07.05

札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

7月5日、札幌円山競技場で第37回出雲大学選抜駅伝の北海道地区予選会が行われ、札幌学大と北大が本戦の出場権を獲得した。 出雲駅伝の出場枠は前年度の大会成績によって振り分けられ、24年出雲駅伝で北海道学連選抜が14位に入っ […]

NEWS 﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

2025.07.05

﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投は﨑山雄太(愛媛県競技力本部)が初優勝を飾った。4回目に83m56を投げると、5回目に8 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top