HOME 駅伝

2024.06.28

中国電力・坂口泰総監督が6月末で退社 ニューイヤー駅伝優勝、マラソンランナーを多数育成
中国電力・坂口泰総監督が6月末で退社 ニューイヤー駅伝優勝、マラソンランナーを多数育成

中国電力を退職する坂口泰氏

中国電力は6月27日、総監督を務める坂口泰氏が6月末で退職することを発表した。

坂口氏は1961年生まれの62歳。広島・世羅高3年だった79年にはインターハイ1500mで優勝、5000mでも3位に入賞した。国体5000mで再び優勝を飾り、全国高校駅伝では1区区間賞と活躍。早大では箱根駅伝で2、3年時に9区区間賞、4年次には2区で快走し、母校の30年ぶり優勝に貢献した。

84年にヱスビー食品入社。全日本実業団駅伝4連覇を果たす。マラソンは5度走り、87年のびわ湖毎日マラソンで2位(2時間11分08秒)が最高成績だった。

広告の下にコンテンツが続きます

その後、心臓疾患のため現役を引退し、90年に中国電力に入社。コーチを経て92年から監督を務め、04年と07年に全日本実業団駅伝で優勝を果たしている。マラソンでも油谷繁、尾方剛、佐藤敦之らを育成した。17年に一度総監督となったが、21年に監督に復帰。今年1月には佐藤を監督に迎え、再び総監督に就任していた。

退職にあたり、坂口氏は「入社から34年余り、素晴らしい出会いに恵まれ、充実した会社員生活を送ることができました。また、陸上競技では、ニューイヤー駅伝での優勝をはじめ、アテネオリンピックなど世界の舞台で、得難い経験をすることができました。これまでの応援、ご支援に心より感謝申し上げます」とコメント。

今後は陸上部の名誉顧問に就任。日本実業団連合の理事も続けるほか、長距離指導者として中高生といった若い世代の育成をサポートしていく予定だという。

中国電力は6月27日、総監督を務める坂口泰氏が6月末で退職することを発表した。 坂口氏は1961年生まれの62歳。広島・世羅高3年だった79年にはインターハイ1500mで優勝、5000mでも3位に入賞した。国体5000mで再び優勝を飾り、全国高校駅伝では1区区間賞と活躍。早大では箱根駅伝で2、3年時に9区区間賞、4年次には2区で快走し、母校の30年ぶり優勝に貢献した。 84年にヱスビー食品入社。全日本実業団駅伝4連覇を果たす。マラソンは5度走り、87年のびわ湖毎日マラソンで2位(2時間11分08秒)が最高成績だった。 その後、心臓疾患のため現役を引退し、90年に中国電力に入社。コーチを経て92年から監督を務め、04年と07年に全日本実業団駅伝で優勝を果たしている。マラソンでも油谷繁、尾方剛、佐藤敦之らを育成した。17年に一度総監督となったが、21年に監督に復帰。今年1月には佐藤を監督に迎え、再び総監督に就任していた。 退職にあたり、坂口氏は「入社から34年余り、素晴らしい出会いに恵まれ、充実した会社員生活を送ることができました。また、陸上競技では、ニューイヤー駅伝での優勝をはじめ、アテネオリンピックなど世界の舞台で、得難い経験をすることができました。これまでの応援、ご支援に心より感謝申し上げます」とコメント。 今後は陸上部の名誉顧問に就任。日本実業団連合の理事も続けるほか、長距離指導者として中高生といった若い世代の育成をサポートしていく予定だという。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.09

中大が来春の新入生を発表!長距離は栗村凌、簡子傑ら U20東アジア選手権代表・後藤大輔も進学

中大男子陸上部は12月9日、来春入学となるスポーツ推薦試験の合格者20人を発表した。 長距離ブロックでは広島インターハイ5000m3位で、高校歴代歴代8位の13分34秒38を持つ栗村凌(学法石川高・福島)が合格。栗村は昨 […]

NEWS 富士山女子駅伝のエントリー発表! 2冠目指す城西大は兼子心晴、金子陽向らが登録 大東大は野田真理耶がメンバー外

2025.12.09

富士山女子駅伝のエントリー発表! 2冠目指す城西大は兼子心晴、金子陽向らが登録 大東大は野田真理耶がメンバー外

全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の主催者は、12月30日に行われる大会のエントリー選手を発表した。 10月の全日本で25年ぶりの優勝を果たした城西大は、区間賞を獲得した兼子心晴(4年)、金子陽向(4年)、本間香( […]

NEWS 鹿児島銀行・宇都ひなたと坂口日菜子が退部 「応援のお陰で苦しいときも乗り越えられた」

2025.12.09

鹿児島銀行・宇都ひなたと坂口日菜子が退部 「応援のお陰で苦しいときも乗り越えられた」

鹿児島銀行は12月8日、宇都ひなたと坂口日菜子が10月末に退部したことを発表した。 宇都は鹿児島・伊敷中から鹿児島高に進学し、3年時には1500mでインターハイに出場。卒業後はワコールに進み、1年目からクイーンズ駅伝に出 […]

NEWS ユニクロ女子陸上競技部が選手公募「日本一、そして世界へ羽ばたくランナーを募集」

2025.12.09

ユニクロ女子陸上競技部が選手公募「日本一、そして世界へ羽ばたくランナーを募集」

ユニクロ女子陸上競技部が、選手の一般公募を12月5日に開始した。 同社女子陸上競技部は1997年に創部。全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)には2003年に初出場。14年には7位に入った。 その後は浮き沈みを繰り返 […]

NEWS パロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日供用開始 6月には日本選手権開催、秋は名古屋アジア大会の会場

2025.12.09

パロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日供用開始 6月には日本選手権開催、秋は名古屋アジア大会の会場

愛知県名古屋市の瑞穂公園を管理する株式会社瑞穂LOOP-PFIは12月9日、建て替えを進めていたパロマ瑞穂スタジアム(瑞穂公園陸上競技場)が2026年4月22日に一般供用を開始すると発表した。 発表によると、約30000 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top