2024.03.31
旭化成は5名の選手と川嶋伸次コーチの退部を発表した。退部するのは丸山文裕、國司寛人、荻野太成、ケニア人のキプランガット・デービスとセコ・エドウィン・キプケモイとなる。
丸山は大分東明高から高卒ルーキーとして2009年に入社した。4年目の全日本実業団ハーフマラソンで1時間1分15秒の優勝。ケガで苦しんだものの、2016年のびわ湖毎日で初マラソンとなり、2時間9分39秒をマーク。22年の大阪では2時間7分55秒で走破し、昨年のパリ五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)に出場した。丸山は「苦しいことも多かったですが、皆さまの応援のお陰で頑張ることができました」とコメントしている。
國司は名古屋大・名古屋大院で、学生のうちからマラソンに挑戦。2020年の東京マラソンでは2時間13分54秒をマークしていた。荻野は昨年9月末で退部。神奈川大時代に3000m障害で関東インカレ(2部)3連覇。日本インカレでも2位1回を誇る。箱根駅伝でも5区、6区、10区とマルチに活躍。6区では区間7位と力走した。20年に入社し、全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)出走はなかったが3000m障害で日本選手権連続入賞など活躍してきた。
なお、日本人3選手は今後、社業に専念するという。また、2月に退部と創価大総監督発表がされた川嶋伸次氏についても、改めて正式に退部と発表されている。
旭化成は10000m東京五輪代表の相澤晃や高卒ルーキーの長嶋幸宝らを擁し、今年のニューイヤー駅伝では3位に入っている。
旭化成を退部となった3選手のコメント全文
丸山文裕 2009年に入社してから15年間、旭化成陸上部に在籍する事ができました。苦しい事も多かったですが、皆さまの応援のお陰で頑張る事ができました。感謝しております。これからは社業に専念しますが、一日でも早く成長できるように頑張ります。長い間ありがとうございました。 國司寛人 旭化成として試合に出場できたこと、選手・スタッフの皆さんと活動できたことは非常に素晴らしい経験でした。今後は、会社に貢献できるよう業務に努め、末永く旭化成陸上部が活動し続けられるよう、陰ながら支援できればと思います。3年間応援誠にありがとうございました。 荻野太成 2023年9月末をもちましてを退部しました。思うような結果を残すことはできませんでしたが、歴史あるチームで走ることができ誇りに思っています。16年間走ってきましたが今後は社業に専念し新しい世界で頑張っていこうと思います。今まで応援してくださった方、ありがとうございました。RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.21
東京世界陸上サブトラックからの選手輸送「遅延ゼロ」分単位で計画「円滑に進められた」
2025.10.21
東京世界陸上の成功を報告「観客の熱狂が選手の力引き出した」入場者数過去最多約62万人
2025.10.21
箱根駅伝「関東学生連合チーム」選出は総合順位つかずとも選出 予選会中継時情報の訂正と謝罪
-
2025.10.20
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.21
東京世界陸上サブトラックからの選手輸送「遅延ゼロ」分単位で計画「円滑に進められた」
公益財団法人東京2025世界陸上財団は10月21日、第31回理事会を開き、大会の開催結果について報告したあと、報道陣への記者ブリーフィングを開いた。 9月13日から21日まで、東京・国立競技場をメイン会場に開かれた世界選 […]
2025.10.21
東京世界陸上の成功を報告「観客の熱狂が選手の力引き出した」入場者数過去最多約62万人
公益財団法人東京2025世界陸上財団は10月21日、第31回理事会を開き、大会の開催結果について報告した。 9月13日から21日まで、東京・国立競技場をメイン会場に開かれた世界選手権。参加選手数は193の国と地域・難民選 […]
2025.10.21
箱根駅伝「関東学生連合チーム」選出は総合順位つかずとも選出 予選会中継時情報の訂正と謝罪
一般社団法人関東学生陸上競技連盟は10月20日、日本テレビで放送された第102回箱根駅伝予選会の中継において、関東学生連合チームの選出方法についての解説で誤りがあったといして訂正を発表した。 関東学生連合チームは箱根駅伝 […]
2025.10.20
デュプランティス、フルラーニ、オールマンらが候補に!年間最優秀選手フィールド部門のノミネート男女各5名が発表
世界陸連(WA)は10月13日、ワールド・アスレティクス・アワード2025「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」のフィールド種目候補選手を発表した。 陸上競技の年間最優秀選手にあたる「ワールド・アスリート・オブ・ザ・ […]
2025.10.20
ハファシマナがブルンジ勢として4連覇! 女子はアメバウが快勝 世界陸連クロカン・ツアーが開幕/WAクロカンツアー
世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの初戦ゾルノツァ国際クロスが10月19日、スペインで開催され、男子(8.7km)はE.ハファシマナ(ブルンジ)が25分50秒、女子(8.7km)はL.アメバウ(エチオピア) […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望