男子3000m障害日本記録保持者で東京五輪・ブダペスト世界選手権入賞の三浦龍司が順大の卒業式に出席し、式典後に報道陣の取材に応えた。
式の後は同学年の村竹ラシッド、体操金メダリストの橋本大輝とともに記念撮影。他の卒業生からも注目の的だった。
三浦は「入学式は(コロナ禍で)なかったですが、無事に卒業式を迎えられて良かった。一区切りがついたなと実感が湧いてきます」と感慨深げ。
4年間を振り返り「変化が大きかった。自分が大きく変われた4年間でした」と言う。競技面では東京五輪7位を筆頭に、記録・実績ともに大きく飛躍。「本当に想像もしていなかったレベルに行けましたし、経験を積むことができました。巡り合わせもあるとおもいますが、すべてのものに出会えて良かったと思っています」と語る。
思い出に残る試合についても「一つに絞れないくらい、濃かったのですべての大会です」と笑顔。3年目には「国際大会に出られる一方で駅伝にうまくついていけない時もあったので少し苦しかった」とも。それでも、「良い思い出として昇華されると思いますし、4年目は主将として、みんなのお陰で乗り切ることもできました」。
春からはSUBARUで競技を続け、拠点は変わらず順大とする。箱根駅伝後はケガもなく、「いつも通り問題なくできていて、地味な“溜め”を積み重ねています」と言う。シーズンインは4月13日の金栗記念になる見込みだ。世界選手権入賞のため、参加標準記録(8分15秒00)を突破した時点でパリ五輪代表に内定する。
社会人1年目。「パリ五輪に向けて気持ちを変えず、メダルを目指していきたい」と三浦。名門で培った4年間を経て、さらに大きく羽ばたいていく。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.13
編集部コラム「あっという間の2025年」
-
2025.12.13
-
2025.12.13
-
2025.12.13
-
2025.12.07
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.13
編集部コラム「あっという間の2025年」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.12.13
箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」
箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]
2025.12.13
連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]
2025.12.13
ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中
12月10日に米国・ユタ州でブリガム・ヤング大で行われた同大学招待競技会室内女子60mで、ロス瑚花アディア(ユタ州立大)が7秒48で4位に入った。従来のユタ州立大記録38年ぶりの更新となる。 ロスは東京・駒沢中から城西高 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025